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ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

無用の長物

2010年08月24日 | 四方山話
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当店のプランタンに咲いた朝顔。
朝と夕方では色が違うのです。
朝は薄い水色、夕方には薄い桃色に変わるのです。毎日暑いから朝顔もおかしくなったのかと思って調べてみました。
朝と晩では気温の関係から水揚げの量『水を吸収する』がちがうでしょう。ということでしたが、知りませんでした。
でもどちらも涼しそうで爽やかな色ですよね。

しかし暑いですよね、もうこの言葉しが出てきません。
処暑で、日中の暑さも和らぐ日だというのに、どうしてどうして真夏日ばかり。
新聞にも”酷暑列島 見えぬ終幕”と書いてある。
で、秋の訪れは遅く、いつまでも暑い日が続くらしい。
じゃまだ当分野菜の高値は続くのでしょうね。

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  そういえば先日 掛合の山間をドライブしていたら、重なり合った暗緑色の葉を茂らせた山の合間に、まったく不均衡な真っ白な建物が目に入った。
なにか森林公園見たい、休憩するところがあるのだろうか?と行ってみたら、バリケードが施されていて、車はおろか人さえ入れない。
草はぼうぼうで、最近使われた形跡もない。
以前週刊誌でも取り上げられていた、「無駄遣いかロマンか。謎の公共建築の役割」そのもという感じ。

多分 故郷出身の国会議員が「ふるさと創生」と銘打って作られた無駄な公共施設だと思う。使われていない公共建築、無駄使いかロマンか?」答えははっきりしている。無駄遣いの何物でもない。蜘蛛の巣が張っていて草ぼうぼうとは、本当にもったいない。

このあたりをドライブしていて時々みかける、だれも渡らない無意味なところにかけられた橋もそう、こういうのを見るたび、お金がもったいないと思う以前に、なんとも言えない殺伐とした気になる。何億円と投入された原材料、労働力、景観、すべてが生きて来ない。役所から建築業者へといくばくかの金が流れた、というのを示している残骸。生まれながらの残骸、巨大な死体が横たわっている・・・。殺伐。
作っている人、少なくとも工事にかかわった人は、わかっていると思うんですよね、これがそのうち使われなくなるであろうということが。
これぞまさしく無用の長物だ。こういう公共物を見るたび、「あぁ~ まただよ。我々はこんなに苦労して生活しているというのに。我が家なんてボロボロだというのに、こんな立派な建物が無駄になって 使われていないなんて」とため息ばかりでる。
百歩譲って、せめてほっとくつろげる建物とか、景観にマッチした建物、それならまだ許せるが、死体建物なんですよね。

政権が交代したからには、せめてこういうような無駄な我々の血税の使い方は是非にも止めてほしい。
そう思いながら見て去りました。
勿体ないよね。本当に・・・

晴れ 32℃

往復エッセイ

2010年08月20日 | 四方山話
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                              高砂ユリ

 朝陽に輝いていた高砂ユリです。
たったひと茎なのですが、当店とお隣のスーパークリーニングの間の細い空き地に どこからか飛んできた種が花を咲かせたようです。

よくよく見ると、鉄砲ユリと形はそっくりなのに、あの百合の独特の芳香な香りがないぶん、ひっそりとそれでいて存在感を示す、暑い夏に奮い立たせてくれるような、くどすぎず、甘すぎない 花だなぁと思う。
私の毎日の絵日記のようなブログを飾ってくれてありがとう。

お隣の壁に影が映った姿が 天然のスポットライトを浴びて 今まさに舞台の中央に出ようとしているようで、なんとも言えず幻想的だったので、シャッターを押してみました。

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 お盆が過ぎたというのに、暑いのなんのって、毎日汗びっしょり、夏嫌いの私は”青菜に塩”状態です。
世の中、地球温暖化で異常気象だと騒いでいるけど、毎日暑い暑いといっていていいのかね、そう思っていたら、「週刊現代」にエッセイを連載中の落語家立川談志が「地球温暖化」だと、笑わせやがる。早い話寒いより暖ったかいほうがいいに決まっている。
第一寒いと風邪を引く。氷屋が儲からないし、冷蔵庫も売れない。暖ったかけりゃ裸で暮らせる。貧乏人にゃもってこいだ。裸一貫とか、裸で話し合おうなんざァ暖かくなきゃ出来っこない。と書いている。

その立川談志が、同じ週刊誌でやはりエッセイを書いている伊集院静に呼び掛けていた。
こういう往復エッセイというのは面白いし、楽しい。

それによると、世の中平和で書くネタがないからと、伊集院さんに「ご近所に店だしている伊集院さん(同じ週刊誌で連載エッセイ書いているので)、どうしてますか。連載書いたり本を書いたりですからお元気なのでしょう。病後にお見舞いをいただき、遅ればせながら御礼を申し上げます。それも大金で、から始まり、噂できくところによると、野球賭博、大相撲の連中を操ったのも全部伊集院さんがやった事だとか すごいことをやってますねぇ 相変わらず。
今度また何かをしかける時は是非誘ってください。見つかったっていいですよ、小説家も芸人も一度は刑務所に入らないと一人前になれないそうです。なんてバカ出たこと書いていた。

翌週の号にその返事があり、イジュ公(立川さんはこう呼んでいるらしい。)は・・・
談志師匠、暑中お見舞い。私に気遣っていただき、それが冗談に聞こえないというのが、私の過去のどうしようもないところでして・・・・・・
~云々 最後に自分の事は棚にあげて、正義を振りかざす輩を 私は嘘つきと呼ぶ。としめてあったがこれが談志師匠の事ではない。世の若者たちに言ってることで、中々面白い。
週刊現代の夏の合併号ですから、お読みになりたい方は 木馬にありますので是非どうぞ。

晴れ時々曇り 32℃

続・果物アラカルト

2010年08月19日 | 四方山話
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 当店の鉢植えの「金水引草」が咲き始めました。

普通の「水引草」は「タデ科」の草で、花の上側が赤で下側が白くて“紅白”の水引になっているのだけど、この「金水引」は「バラ科」で、長い花穂に金色の花が並ぶので“金”水引というそうです。 こちらの方が花も大きく全体に派手かな。

とても可憐で直径5mくらいの可愛い花です。(写真をクリックしてくださいね。)

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 店でテレビ観戦している高校野球が、毎日の楽しみ。

私が今回の高校野球で、どちらかが優勝するのではないかと密かに思っている高校が今日も順当に勝って、ベスト4にコマを進めた。
それは千葉代表の成田高校と沖縄代表の興南高校だ。
どちらも投手がいい、打線も守りもいい。いわば 投攻守にまとまりのあるチームだと思う。野球賭博をしているわけではないけど、案外こういう感は当ります。

沖縄の興南高校は春夏連覇がかかっているし、でも本当に島袋投手はすべてに置いて高校生離れしているというか、ピンチにも動じず堂々としてますね。

高校野球はトーナメント方式だから、運も味方、リーグ式のプロ野球とはまた違った興奮があるのでワクワクします。

はてさて どうなります事やら。

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 取りとめのない話ばかりでごめんなさい。

なーんか、く・る・すのコロさんの記事の後ばかり追っかけているようだけど、デラウェアを頂いた。
島根ブドウだ。
まるで おしくらまんじゅうのようにきっちりと隙間なくついている半透明な果実は、冷蔵庫から出すと、外気にすぐさま反応して、一粒一粒に白い粉がついているように見える。
二三個づつ、口に放り込むと口の中ではじけて、ジュワァとあまーい。

ブドウといってもこのデラウエアが特に大好きなトンボは 流石に食べ方も上手。
水洗いして冷蔵庫で冷やしたブドウを房ごと手に持ち、ハーモニカを吹くようにジュジュジュとまわしながら食べて、あっという間に お皿の上には皮と茎だけ。
そうか、そういうふうにして食べるのだな、と真似て食べてみる。
手や口のあたりをびしょびしょにして、甘いブドウにかぶりついていると、カブトムシとかコオロギの気持が、ちょっとだけ分かるような気がする。
一心不乱に甘い水を吸う、虫の気持が。おいしいものは虫も人も同じ。

果物は上品に食べるものではないのです。豪快にかぶりつくのです。

晴れ 33℃

炎害

2010年08月18日 | 四方山話
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 夕べ、まるでオムレツのようなおおきなお月さまが出ていた。
夏の月はどうして赤いのだろう、冬の月はどうして青いのだろう。
夏の月は暑いから燃えて赤いのかな、冬の月は寒いから震えて青いのかな。

影だってそう、夏は、塗りつぶしたような濃い影法師、でも冬の影は、薄い。
水で薄めたような、淡い影なのだ。

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 「この暑さは、もはや炎害です。」とNHKの大越アナウンサーがニュース9で言っていたが、本当にそう思う。
ちょっと表に出ようものなら、頭上に灼熱の太陽、足下にアスファルトのヒートアイランド。くらくらを通り越して、じりじり痛い。
とにかく水飲め、水飲まないと死んじゃうぞ、特にお年寄りは とテレビでがんがん言うものだから、我が家の安光姫も、「家の中でも熱中症になる。水飲め、年よりは特に水を飲むこと、塩分も一緒に、といったって わたしゃ、一日6グラムしか塩分摂取できんのに、どうすりゃいいのよ思案橋?」というので、「とにかく 一歩たりとも、外に出ては行かん。」と外出禁止令を発令したのですが。
「これじゃ駕籠の鳥、スーチンさんのように自宅軟禁ですか。」とぶつぶつ言ってます。
そんなこと言ったって、この暑さ どうすることもできません。
文句があるなら、異常気象に言ってよね。

またもや脱線話であいすいませんが・・・。

もやし、鍋もの、お笑い番組、は不景気になると人気ががる三点セットらしいが、この夏は、ガリガリ君(昔のアイスキャンディ)、梅茶漬け、熱冷まシート、が売れ筋なんだとか。週刊誌に書いてあった。

梅茶漬け?と不思議な気がするけど、、昨年のテレビのコマーシャルで、氷の浮かんだ冷たいお茶漬けを、若者が一気にガンガンかっこんでいるというのがあった。今年はそのお茶漬けの元が、三割増しで売れているらしいのだ。
ううむ、確かにあの氷の浮かんだ冷たいお茶漬けはいかにも美味しそうだった。

けど、私はこのコマーシャルのずーっと前から、暑い夏になると 氷ご飯を作って食べている。
食欲がない時なんか、いくらでも食べられて困るくらいだ。

このご飯の作り方はいたって簡単。
できたての熱々ご飯を、氷水で洗って冷やす。
そのご飯の上に、ナスの塩もみ、千切りのみょうが、千切りの青シソ、等々を乗せて、白ゴマをふり、お醤油をタラーリ(少々)で、氷浮かせた冷水をかけていただくのだ。
そしてこれを食べる時は絶対に落語の「たらちね」の清女のように、ちんちろりんのぱーりぱり、ちんちろりんのさーくさくと頂くのです。
え?ざーくざくのばーりばりではないかって?
違います。ちんちろりんのぱーりぱり、ちんちろりんのさーくさくです。

暑くて食欲のない時に是非お試しください。
ちんちろりんのさーくさくご飯を・・・

晴れ 32℃

果物アラカルト

2010年08月17日 | 四方山話
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 この暑いのに、当店のプランタンで咲きかけていた、オレンジのバラ。
涼しいところに活けてあげよう、というわけで切ってきました。
カウンターで、健気に咲いているバラに お客さんも「今が一番いい時期、見時だね。」と癒されている様子。

花もヒトもやはり咲きかけが一番旬なのだろうなぁ・・・。
しみじみとおもいつつ、じっと見つめる。花じゃなくて我が顔を・・・ いやだなぁ、旬っていつだったんだろう。
(写真をクリックしてくださいね。)

暑い暑いと嘆いても、もうお盆も終わった。
昔は(また始まった、昔話が・・・)お盆が過ぎたら、もう夜中は寒くて肌布団が必要だった。けど最近は お盆が過ぎてなお、暑い。
帰省客で膨れた江津市も すっかりしぼんでしまった。
また 限界集落に逆戻りです。

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 果物はあまり買って食べなくて、大体頂いたものを食べている。
そんなわけで桃を頂いた。久しぶりに。
またもや食べる話で恐縮ですが…

梅の花のような、清流のような、滑らかな絹の布団のような、ふわんと澄んだ甘い匂いがする。ううーん 美味しそう。

ほんのり赤い肌に産毛のはえた、その桃についつい目を奪われる。
しばし見つめて そしてその手触りを確かめるようになぜてみる。
でも桃って傷つきやすい。
ちょっとでも押されると、すぐに傷んでしまう。
大事に大事に冷蔵庫で冷やして頂きましょう。

で、その「桃の切り方」皆さんご存じでしょうが・・・
昔はこんなにきれいに切ることができなかった。種を気にしながら果肉を切っていたので形がバラバラだった。

まず、最初に、桃のくぼみ(お尻の割れ目にも似た)に、縦に包丁を入れ、種に沿うようにして、くるりと刃を一周させる。
切れ目が入ったら、両手でもって、実を左右にくっとひねる。
すると、ぱかりと半分に割れる。まるで、アボカドみたいに。
半円になったここの果実には片方に種が、片方に種の穴があいている。
で、片方の実にはまっている種を取り除き、皮を剥き、適当な食べやすい大きさに切る。

 ←このように・・・

食べやすい大きさは、私は口が大きいから、半分でもいいのだけど、ここは少し上品に、片方を4等分してガラスの器に並べた。
まるで缶詰めの桃みたい。

丸かじりもおいしいかもしれないが、このように綺麗に並べると、桃とは思えないような、リンゴのようにも見える。
甘いんですよね、これが。
しずしずと口にに運んで食べた感想はというと、梅の香りがほのかにしてそして口の中で、すぐにも崩れていきそうな、しどけない匂いと甘い味がした。
ほとんど余すところなく食べれる果物というのは気持ちいい。
したたる汁までお皿を口につけて ずるずると 頂きました。

甘露まで舌舐めずりさせてくれる桃は たいそう美味しゅうございました。

晴れ 33℃

故郷の匂い。

2010年08月16日 | 四方山話
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 パソコンがこの暑さで熱中症になり、それは冗談だけど、購入店に聞いたら、忙しくて今パソコンの専門の方が出払っているから今日はダメだと断られたのが昨日の午後。
パソコンが使えない生活は、クリープを入れないコーヒのようで(私も古いね)もの足りず、店で暇な時の暇つぶしができない。
して見ると、パソコンは私の暇つぶしの友なんだなぁとつくづく思う。

そんなわけで、先ほど、調整してもらいやっと使えるようになった。ほんのちょっとしたことで無線ランが切断されていたんです。
メカ音痴はこういうとき大変です。
なにしろ、マニュアルを読むのが苦手の上に、書いてあることがちんぷんかんぷんなんですもの。

で今日は写真もありません。が最後まで読んでくださいね。

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 スカッとした青空の夏ではなく、湿度の非常に高い蒸し暑い日々が続いている。お盆だというのに・・・

この時期 我が町の人口(26000人)が一気に増える。
町のスーパーの駐車場はいつもはガラガラなのに車の置場もない。
店内はお盆の帰省客なのだろう、見たこともないような、肌もろだしの若いギャル、家族連れでてんやわんやしている。
里帰り客なのだろう。高速の割引や無料に合わせて、今年はいつもの年より 多いような気がする。
買い出しに出かけてそんな話をしたら、「ここだけだろう。いつも変らぬ、静かな時が流れているのは。珍しいよね。」と愚かなトンボが言う。まったく!!

 町、というか故郷には匂いがある。
我が町は、後ろがすぐ山、前がすぐ海、空が青く風が海から吹くと、濃い潮のにおいがする。
そういえば友達が言った事がある。「昔実家に帰り江津に戻ると駅に着いた途端 潮のにおいがした」と。

私は匂いに敏感だからか、夏の匂いの記憶はひときわ強い。
泳ぎに行くと、砂浜の焼けた匂い、蚊帳や蚊取り線香も大好きな匂いだった。
夜店の明りに使われた「カーバイト」のランプのツンと鼻をつく匂いも懐かしい。

そうそう、昔の野菜はみな土のにおいがした。トマトは酸味が強く、キュウリも端を切って摺り合わせ、あく抜きをしないと苦味が残った。
お盆休みを田舎でと里帰りした家族が、楽しそうにしている映像も流れる。
ふるさとは遠くにありて思うもの、だけど、やはりふるさとのにおいは懐かしいし、匂いにまつわる思い出がよみがえる。
サケだって、生まれ育った川のにおいを覚えていて帰ってくるという。

でも そんな故郷も、快適な生活環境や便利さと引き換えに、昔の町の持つ固有の匂いは薄れつつある。

今日は江の川 花火大会。
これを楽しんで帰省する方々も多いだろう。
今年は例年になく暑い日が続いている。熱中症に十分気をつけて、故郷の匂いを五感にしっかりと刷り込んで帰ってください。

晴れ 34℃

終戦記念日

2010年08月15日 | 四方山話
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台風でひっくり返っていた朝顔です。
まったり重苦しい雲が辺りを覆う中 健気にぽつぽつ咲き始めています。
台風が去って以来 ずーっと蒸し暑く愚図ついている江津地方ですが、なんとも涼しげですよね。朝顔は涼を呼ぶ花。
今朝も4輪咲いています。

さて。
今日は65回目の終戦記念日だ。
戦前、戦中生まれの人は5人に1人とか・・・
われわれ戦争を知らない世代が圧倒的多数を占めるようになった。
この日が来ると私は、山田風太郎の「戦中派不戦日記」を取りだしてみる。もちろん昭和20年、8月15日のページだ。

八月十五日(水) 炎天
○帝国ツイニ敵ニ屈ス。     

医学生だった山田風太郎は、長野の疎開先で、八月十五日を迎えた。
その日の日記はわずか一行足らず、しかし翌日の日記には、思いのたけを一気に綴り、末尾に「この一日の思いを永遠に銘記せよ!」と記してある。

そしてこの日を山田青年は、『日は碧い空に白く眩しく輝いていた。風は死んで、風越山にかかる雲も動かず、青い大竹藪はたわんだ葉をじっと空中に捧げている。玉蜀黍もだらりと大きな葉を垂れて赤い毛がペルシャ猫みたいなやつを放っている。暑い。と記していた。

くしくも今年の終戦記念日は、お盆と重なった。
「終戦の日」は、過去の歴史を踏まえつつ、国際協調の下、世界平和のため、積極的に行動する決意を新たにする日にしたい。と今朝の読売新聞の社説はしめていた。

 65年たった8月15日、12時
木馬のカウンターから見える空です。時は移ろってもやはり今日の空はあの日と同じ青だ。

「団塊の世代」は戦争を知らない。運が良ければ 生涯、戦争を知らずに済むという日本が近代国家になってから初めての、文字通り有難い世代。

戦争を知らない子供たちは、今や「戦争を知らない大人たち」になり、「戦争を知らない老人たち」になろうとしている。
下手をすると戦争に対するイメージがどんどん具体性を描くものになりかねない。

風化させないようにするのは我々の責任。

そういうことをしみじみと思った終戦記念日でした。

晴れ 33℃

台風4号

2010年08月13日 | 四方山話
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 「この浮草花も全国公開してあげてよ。」と台風で雨風が吹きすさぶ入り口で、イリコさんが叫ぶ。
「もう先 一番に咲いたのをアップしたよ。」
「でも 台風の風雨にも負けず、健気に咲いているこの花載せてあげて、明日には枯れてしまうんよ!」
というのでまたも布袋草です。

 さてもさても・・・
台風4号がやってきた。(水曜日)
気持は暴風雨に備えていたけど 日暮れてもそれほど雨風は強くならず、いい塩梅にたいしたことないな、このまま行ってしまうのかと思っていたが、帰宅するころ風がかすかに唸りはじめたので外を見ると、高台にある小学校の校庭に立つポプラの大木が、ゆさゆさと揺れている。
ベランダに出てみても暴風雨というほどの雨風ではないのに、木々ばかりがやけに揺れているのだ。なぎ倒されるというようなねじれ方ではなく、枝をからだに巻きつけるようにして、身をよじり、くねらせて揺れている。
見わたせば、そこかしこに黒い影となっている木々も、みんな同じように揺れている。
空は低い雲におおわれているけれど、薄ぼんやりと明るいものだから、その下でねじれるように揺れる黒い木々が、何かの生物のように見える。
膨らんだり縮んだりして、うごめくイキモノ。
大揺れにうごめくようなうねりはやはり台風だな。
植木鉢やプランタンを飛ばされないように養生して帰った。
これ以上ひどくなりませんようにと祈りながら。

心配したけど、思ったほどの被害もなく(朝顔の鉢がひっくり返ったくらいかな)それはよかったのだけど、その後蒸し暑くてまるで温室に入っているような台風4号でした。(東北地方はひどいんですよね。お見舞い申し上げます。)

 暑い日が続くと食欲がなくなるし、のど越しのすっきりしたものが食べたくなる。
真夏の美味しい味を思いめぐらすと、キュウリやナス、ウリのような水分の多い食べ物やお豆腐がいいよなぁと思う。ショウガを利かせ、井戸水で冷やした冷ややっこなんて最高。
そんな事思って生唾をゴクリと飲み込み、だれが食欲がないのよ、だれが、小腹がすいた、小腹出すいたといつもブツブツ言っているくせにと苦笑いしながら 新聞広げたら『ギョ!!』と驚いてしまった。なんとなんと…

 なぬぅ!!ミヤンマーではこんなものを食べてる?ほんとかいな。 
しかし記事によると、真夏の暑い日にはカブトイムシの油炒めを食べるらしい。え??カブトムシ?そうあのカブトムシです。
角や羽根を取り、実だけにして、そのまま油でいためる。調味料もなにもいらないとか。
記者が思いきって食べてみたらしい。干し肉のような歯ごたえ、塩けがあり、うまみもある。ビールのつまみのもあいそう。とは記者の談ですが…いくら何でも私はいい。

でもこれが記憶力向上やボケ防止になるとか。

ううーん、ボケ防止かぁ~、最近ひどいからな、ううむ、悩むところだけど、いえいえ、やはり私はやはりパスです。

雲り時々小雨 33℃

消えた高齢者

2010年08月12日 | 四方山話
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 一日の仕事を終えて車に乗り込もうとした時、ふと足元に黄色い花が見えた。
食いしん坊の私は、「まぁ イリコさん、お刺身の飾りについている黄色い菊の造花で悪戯して」、と思いった。でもよくよく見るとなーんか少し違う。

花じゃない?花が咲いたんだぁ・・・・

私が以前散歩の道中 どこかに(忘れたけど)蔓延っていた葉っぱを失敬したものだとイリコさんが言った。じゃ泥棒したものかえ、お天道さま ごめんなさい。
どこでだろう、もう忘れたけど。
でも調べてみたら、『三時草』といって午後三時に咲く花らしい。へぇ 知らなかった。
匂いはないけど、昼間はしぼんでいてどうも寝てるみたい。
夜咲いて、どのように交配するんだろう。どのように子孫を残すのだろう。なんとも摩訶不思議な花だ。

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 もう、勝っていたのに、負けてしまった我が島根の開星高校。
負けるのならワンサイドゲームで負けてくれればいいものを、最後まで思わせぶりに、あれでも勝つのではないかと期待させて、本当にもう!!
というわけで あまりに力を入れて応援したのでまたもや、燃えつき症候群になり、(これって熱中症より、力が入らん。)がっくり。やはり田舎のチームですね、人慣れしてない。
でも白根投手まだ二年生ですから、もう一度チャンスはあります。ただし相撲部屋にスカウトされなければですが…
もう少し絞らないとだめですね、この冬は走り込みです、なーんて監督でもないのに。

「開星高校の監督は、春に物議をかもしだした変わり者の監督の時助監督だった人?」と聞いたら、トンボが「ホント、あんたしっかりしんさいよ。映画じゃあるまいし、野球に助監督なんているわけないでしょう。」と言われましたが、そうですかね?
ま、そんなことはどうでもいいけど、来年の春に期待しましょう。

 そんなわけで抜け殻のように、新聞広げていたら、なんと、”神戸で100歳以上不明高齢者105人”という見出しが目に入る。なになに??
でもこれは絶対に行政の仕事怠慢だと思うよね。

初めに東京で都内最高齢の方が、実は30年前に亡くなっていたということから始まり、まさに東京忌憚じゃ、東京ならではよね、と思ったのもつかの間、まぁ次々と各地でも同じような事実が発覚し、100歳以上の行方不明者の数がどんどん増えているとは。
何かの映画のように集団でUFOか何かに連れ去られたみたい。

田舎なら独り暮らしのお年寄りがたとえ孤独死しても近所の誰かが、とりあえず面倒みたりする。けど都会は本当に砂漠なんですね。『隣は何をする人ぞ』なんだよね。わずらわしくなくていい面もあるだろうけど・・・

 次第にこの超高齢社会の暗部が 突然パックリと白日のもとにさらけ出されてみると、「死亡届」がポイントだった。
届が出てないというか出されてないと、永遠に死者としてカウントされず、生き続けているというわけ。
独り暮らしの人は自分で届を出すわけにはいかず、誰かに届けてもらわないと、行方不明という扱いになっている。だから身元不明の死者も毎年何万人といるらしい。
人は生まれる時も、死ぬ時も届がないとどうにもならず、事務処理に抜かりがあると死者にもなれず、その辺を漂っているのですね。

あたしが一番ショックだったのは、日本は他の国と違い こういうことだけはきちんと処置されていると思っていたのに、こんなにいい加減だったとは、韓国に笑われても仕方ないですよね。

雲り時々雨 台風4号 32℃

火事見舞い

2010年08月09日 | 四方山話
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今朝は新聞休刊日だから、ブレンド日記見てくださっている方だけに 新聞より早いニュースと映像。
このすざましいばかりの写真は爆弾テロではありません。
江津市の山間にある 由緒ある有福温泉の旅館街で、昨日の午前9時ごろ火災が発生して、旅館や民家5棟が全焼した。
現場は道幅の狭い(車のすれ違いも出来ないような)道路沿いで大型消防車も入りにくかったとか。
山火事にならずに本当によかった。
きな臭いにおいが立ち込めて、泊り客や住民でてんやわんやだったと、写真を提供してくれたチゴさんが言ってました。
焼け出された方々もこの暑さ、大変でしょうね。
心よりお見舞い申し上げます。

 なんでもかんでも暑さのせいにするが、こう暑くちゃ仕事する気にもなれない。動くのがイヤ。余は大義じゃ・・・
こんな時は、涼しいところで、高校野球でもTV観戦しながら漫然と過ごすのがいいなぁ。
などと、焼け出された方もいるというのに不謹慎なことが頭をよぎった横着者の私ですが・・・。
ふと漫然(とりとめのないさま。ぼんやりとして心にとめないさま。)と言うこの言葉は恐ろしい言葉だなぁと思う。
私の老後の生き方を一言で言い切っているような言葉、
『酔生夢死』(酒に酔ったような、また夢を見ているような心地で、なすところもなくぼんやりと一生を終わること)と同じくらい、私にぴったりというか、憧れに近い言葉。
ただなにもせず ダラダラ過ごしたいとかねがね思っているもので。
老後の過ごし方としては、こうありたいと心密かに願っているのです。

でもそんなことしてたらボケるかなぁ?いまでもアルツの入口を行ったり来たりしているというのに。

ううむ。こうしちゃいられない、目覚めよ、そのちゃん!もっと真摯に生きなければ、生きているこの一瞬一瞬を大切に生きなければ・・・
反省しつつ 取りあえず来週から、いや涼しくなってからね、生き方を変えるのは・・・

反省とか何とかいいながら、その反面 漫然が抜けきれない、なんとも情けないそのちゃんですな。わかっているのですけどねぇ…

晴れ 32℃