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ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

今季一番の厳冬レポート

2011年01月17日 | 私ごと

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寒い、ものすごく寒い、どれくらい寒いのかと言うと、まるで冷蔵庫の中にいるような、家のなかではく息が白い そんな寒ーい南極のような定休日だった。
最高気温1℃、1℃なんです。隙間風ピュピューの我が家では寒くて寒くて、掃除もままならない。首まで炬燵にすっぽり入り込み、まるでミノムシのような恰好で、テレビ観戦していたら、サンコー一家から「雪の露天風呂でもいかない?」とお誘いを受けた。
勿論
「行く行く」と即答し完全武装して出かけた昨日の午後のことです。
行く先は?
取りあえず匹見温泉、ダメなら引き返す、と出かけたのですが・・・
 

浜田から国道186号線を大佐山方面に向かっていたら、旭町を過ぎたあたりから、行く手に立ち込めるブリザード。モノクロ写真ではありませんよ。

国道沿いは-5℃、ワイパーは凍り、視界10メートル、これじゃ車ごと谷底じゃ、と諦めて予定変更。
    
凄いでしょう?
国道沿いに点在する小さな集落は 雪にすっぽり覆われていた。
江津の海岸線は山陰地方でも、雪は少ない、それは季節風が強く 猛突風に雪が飛ばされるからなのだ。雪の多い地方の方々には顰蹙をかうかもしれないが、雪は汚い家も、綺麗な家も平等に、覆ってくれて見た目が綺麗だから好きだ。
そういえば、昭和26年2月に東京平町にいた時、朝起きたら凄い雪だった事を思い出た。
東京ではこんな積雪は珍しいということで、二階から雪の中に飛び降りたり、妹(サンコーもっちゃん)を二階から放り投げたり、大騒ぎして遊んだのを思い出したりして・・・
雪も綺麗で、お砂糖かけて食べたり、そのまま食べたりしたよね。
いまは 綺麗に見えても、上空に漂っている黄砂や中国から飛んでくる汚染物質が雪に交じっていて溶けたら真っ黒。
富士山の雪でオンザロックをして飲みたいと思っていたが、やはり汚れているのでしょうね。
もう少し雪のレポートが残っているのですが、また続きは明日にでも・・
雲り 5℃


明けまして

2011年01月01日 | 私ごと
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おめでとうございます。

などと言いながら、え??今日は何日だっけ?・・・
年が明けてまだ一日しかたってもいないのにもう3.4日経ったような気がする。
とまぁ、新年早々、おおトボケ気味なワタクシではございますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

そうそう・・・
みなさまにこの場をお借りして御礼申し上げなければ。

いつもクリックしてくださり本当にありがとうございます。
お陰さまで昨年はとてもいい位置をキープすることが出来ました。(トップテン入りと言う・・)
自分でも驚いています。
そんなブレンド日記ですが今年もよろしくです。

写真は星高山の多分初日の出です。
大荒れの山陰地方、今朝も今朝とて荒れ狂っていますが、ちょっとのぞいた日の出です。

お日さまは覗きたいのでしょうね。

雨時々雪時々曇り  6℃

感謝

2010年12月30日 | 私ごと
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今頃の時期平年なら、母と二人で温泉旅行の準備をしているころだと思うが、母が糖尿病から腎症を患ってからというもの、食事制限があり折角の御馳走が食べられないので、家でお正月を過ごす事となる。

お正月というと私の子供の頃は、ハッキリと気分が一新したものだ。
家族皆で順番に朝湯に入り、(朝湯に入るなんてお正月だけだったから、小原庄助になったような気分)新しい下着を身につけ、ちょっとしたお節を祝い箸でつつきながら、御屠蘇を頂き、家族なのに改まって「おめでとうございます」と言いあう。

私たち姉妹も一張羅の洋服を着せてもらい、父も母も珍しく着物なんか着ていて華やいだ気分だった。
家族でトランプをしたり、百人一首をしたり、双六したり、3が日炬燵を囲んで遊んだ。
楽しかったなぁ・・・

今にして思うがお正月がうれしく新鮮だったのは、年末気分がシッカリとあったからだと思う。今のようにダラダラしてなくて、新しい時を迎える心の準備ができていたからだと思う。障子貼りしたり、畳をあげて大掃除をしたり、母は母でお節料理を作ったり、お蕎麦やお雑煮の出汁をとったりと、年末は忙しかった。
そんなせわしなさがあったから、一夜明けて元旦になるとほっとして 余計に改まった気分になったのだ。
今は何でも便利になり合理的になり、その分生活や季節にメリハリが亡くなり、楽しみが減ったのではないかなぁ。ま、楽を取るか、気分一新を取るか・・・ 
ううーん、やっぱり楽のほうがいいかぁ。横着者の私は。

そうそう今日はこんなこと書くのじゃなかった。

・・・・・・・・・・・・・・
 さて最後になりましたが・・・。

 みなさま。
今年もこの「ブレンド日記」におつきあいくださいまして、ありがとうございました。
愚痴や泣き言、ぼやきばかり書いていたような気がするのに、それでも見放すことなく 温かいコメントや、励ましにどれだけ癒されたことか、何よりたくさんの足跡や、「毎日みてますよ」というたくさんの言葉をかけていただいたことに感謝しています。

仕事は右肩下がり、母の食事介護と何だかしんどい一年でありましたけど、それを乗り越えられたのはひとえにみなさまのお陰だと思っています。

これに懲りずにまた来年もどうぞ仲良くしてくださいませ。

本当にありがとうございました。

おお雨 雷 7℃

表現者にはなれない私を分析すれば・・・

2010年12月23日 | 私ごと
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 おととい中国新聞の紙面でこの写真を見つけ、おおっ!!少なからずショックを受けた。
おおっーなんて素敵なショットなんだろう、と思わずうなってしまった。

晴れ着を着せてもらい、「ママ 早く、早く」と焦る気持を後ろでママが嬉しそうに見つめている。「走ったらだめよ。転ぶから」といったか言わないかわからないが、足元には色とりどりの落ち葉が彩る。

これは『読者の写真』11月の入選作の1席の受賞作品なのだ。
私はこの写真好き、なにが私の心を引き付けるのか、うまく言葉にはできないけれど、ううーん、しいて言えばまなざしの暖かさ、距離、核心までの距離ね。この方は岩国の方で、「写真歴は20年だけど、コンテスト応募は初めてです。それがいきなり入賞しそれも1席に選ばれて光栄です。」とコメントが書いてあったけど、私には無理だわ。(当たり前?)

私はほんのついこの前まで、写真は芸術ではない、いいカメラさえあれば誰でも撮れると、本気で思っていた。
高価なカメラで的確にピントを合わせ 手がぶれないようにシャッターを押せば誰でも写真なんて撮れるんだ、と思っていた。それがブログを始め、人様の写真など見るうちに、写真とは、運動神経、反射神経、それだけでなく観察眼、美的センス、等々、ほかにも動体能力なども必要なんだということがやっとわかってきた。
同じ被写体を写しているのに撮る人によって、温かくも優しくも、悲しくも映し出されるということが、ここにきて(この年になって)理解できるようになったのだ。
いつかは人をうならせる写真が撮りたい そう思っていたが、悲しいかな私にはそのような才能など持ち合わせてないということも、ぼんやりだけどわかってきた。

もっともそんな才能があったら、こんな場末で儲からない喫茶店なんかやっていないだろうからね。

晴れ午後雲り   14℃

濡れ衣

2010年12月10日 | 私ごと
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ひさっしぶり、シロちゃんです。
新川の土手が護岸工事がなされて、土のところがなくなり、カメラ散歩をしなくなったせいもあるけど、最近姿を見なくなっていた。
でも巷の噂によるとどうもお母さんになったみたい。
小さい子供の鷺と並んで飛んでいる姿を見かけたという情報も流れているから・・・

して見るとお父さんは青鷺のシンちゃんかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 朝 洗面所で顔を洗おうとしたら、床が濡れていた。
それもコップの水でもこぼしたように 足ふきマットに水がたまっていた。
これ何?こぼしたら拭いていおいいてよね、気持ち悪いじゃん。と安光姫に問答無用の講義をしたら、自分は知らないという。
我が家には人間は二人しかいないんだから、どっちかでしょう。

正直に言えばいいのに、年をとって頑固は嫌われるよ、とブツブツ言いながら 取りあえずマットを変え、雑巾で綺麗に水をふき取った。
その朝、二人の間には、なにか不穏な空気が漂っていた。

その日の夜、母が「不思議で仕方ない、水なんかこぼした覚えがないのにどうしてだろう。まだそこまでもうろくしてないつもりだけど。」と朝の抗議に対して実に不満そうにいう。
「じゃ誰かが入ってきてこぼしたんでしょう。」とは言ったものの・・・

でも、待てよ、そこまでいうならと洗面台の下を覗いてみたら、床が湿っている。うん?この湿りはなに?よくよく見てみると排水ホースのつなぎ目がずれて、水が滴り落ちているではないか。それが少しずつ水漏れして、たまったのが一気に溢れて床に流れたようだ。こりゃ大変、床上浸水だぁ…

母を疑った自分が悪い。
責任上、大雨、大風で荒れている夜中に、ぼそぼそと、シールテープや防水テープを持ち出して、応急処置をした。

いつからこんな状態だったのか、雑巾バケツを出し入れするときには気がつかなかった。
どこもかしこもガタがきているね。
私は絶対に母が犯人だと思っていた。
濡れ衣は晴れたけど、濡れ床はまだ乾いてない。

晴れ 14℃

昨日に引き続き・・・

2010年12月07日 | 私ごと
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たどりついた鰐淵寺です。

 
 
 

冒頭から 何てことのない写真ですいません。
私と同じようにシャッターチャンスを探しているかのような、見るからに都会的なハイカラでハーフっぽい、そして薄いラクダ色の皮ジャンを羽織り でも私と違い、足の長ーい妙齢の素敵な女性が身を乗り出すように構えていたところをまねて撮ってみました。でもあちらは首から下げていたのはキャノンの一眼レフでした。とてもかっこよく見えたので私も一眼レフが無性に欲しくなりました。
あぁ 欲しいものだらけ、旅ナビでしょう、一眼レフでしょう・・

 

石段の途中で見かけた、絵を描く青年。
そこはまるで雪が積もるように落ち葉に埋もれた祠でした。

 

降り積もった落ち葉のじゅうたん。綺麗でしょう・・・
森林浴、森林浴といいながら 鼻の穴をふくらませて自然のオーラを胸いっぱい吸い込み、3時過ぎ山を下りたのです。

今度は違う道で平田の天然かけ流し温泉「ゆらり」で骨休みです。
それにしても最近のカーナビって優れ物ですね。ますます旅ナビが欲しくなりました。旅ナビさえあれば方向音痴も何とかなるかも、そんな気がする私です。

この後生ビールで乾杯して、一日は暮れて行きました。

そうそう 温泉の帰り、出雲ワイナリーで試飲用のワインをたくさんいただきました。
ここは、以前行った広島の三好ワイナリーと違い、試飲用のカップが大きいのです。
肝っ玉が太いというか、流石出雲の神様のおひざ元というか。

毎日自転車でやってきてホロ酔いになる近所のおじさんもいるそうです。
私も近けりゃそうするかも・・・
甘口が美味しいです。

< 

その出雲ワイナリーです。

雨大風、10℃

名残り紅葉ドライブ

2010年12月06日 | 私ごと
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 久々の穏やかな定休日。
家中の窓をみな開けて大掃除、気持ちいい。
それにしてもガタがきているなぁ。いったいいつまでこの家に住むことができるのか・・・
ただ雨つゆしのげるだけという感じ。
差し迫っている老後、不安だらけ。
そんなこと思いつつ、拭き掃除、お風呂場、洗面所のカビとりに励む。

そしてすっきりしたところで、午後から今年もたくさん連れて行ってもらったけど、最後のサンコー観光の温泉ドライブに誘ってもらいました。
で、連れて行ってもらったところは・・・

平田にある ”鰐淵寺”です。
 

ネットで調べたら11月下旬が見ごろとのことで出かけてみたのですが・・・
いつもの季節なら まだまだ見ごろなのでしょうが、先日の日本中を襲ったゲリラ寒波の影響でほとんど散っていた。
それでも谷間に残っていた紅葉です。

それにしてもカーナビってすごいですね。
平田に向かって走っていたら、日御碕方面全面通行止めの看板を見るまでもなく、誘導してくれたのは、出雲大社の境内を通過して向かう道。
サンコー社長も「こんなところに道があったなんて。」といってました。
しかしその道たるや、うっそうとした森林の細い道。くねくねと走っても走ってもくねくね。これは運転技術が必要、油断すると崖下に転げ落ちそうなサスペンス道。私の運転なら今頃は絶対に谷底でしょうね。
その道を我慢しながら暫らく走ると視界が開けた。
十六島港から眺めた島根半島の風力発電の風車。(写真をクリックしてくださいね。)

 この道は正当なカーナビ道より近道なのか、思ったより早く鰐淵寺の参道に到着。
ここからが上り坂で大変なんです。そして森林浴のパワーを浴びながらゆっくりと昇りました。
鰐淵寺(←リンクしました。)とは知っている方は知っているけど、知らない方は全然知らない(なんのこっちゃ)武蔵坊弁慶が修行した場所という言い伝えが残されているお寺として有名なんです。

←こんな道を車が行ける最終まで行って 後は 車いすに乗せた安光姫をサンコー社長が押してくれて やっと仁王様が鎮座しているお堂に到着。いつもありがとうございます。↓

  

気温は12月にしては暖かい小張日和だった。
弁慶が修行したと言われているこの森は、右下に苔蒸したきらめくばかりの渓流を望み、山全体に樹齢何百年のスギや落葉樹の生気を感じ、木漏れ日を浴びた名残りのモミジが目を見張るように輝き、そんな参道の先に見えた鰐淵寺は、どっしりとそれでいてなごやかな印象を受けたのですが、長くなるとまた顰蹙を買いますのでまた明日にでも・・・

晴れ 時々曇り 17℃

転びの極意

2010年11月26日 | 私ごと
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 京都の旅を終え、今まで行った観光地を思い出していた。
金閣寺でしょう、南禅寺でしょう、太秦でしょう、大覚寺でしょう、嵯峨野に嵐山に、瀬戸内さんの寂庵にも行った、平等院も、仁和寺に清水寺、まだまだたくさん行ったけど、そうそうまだ行ったことがなかった今回の京都御所に銀閣寺にも行くことができた。
それぞれに趣があり、それぞれに歴史的感動を覚えたけど、平等院は亡き主人と最後の旅だったからか(平成8年5月)、特に印象に残っている。
それもこれも京都の方々が歴史をしっかりと見つめ大事に大切に守ってこられたからなのだろう。
建物すべてが自然に溶けあっていて、見る度に惚れ惚れとする。積もり積もった「時」というものがそのような気にさせるのかもしれない。

今まではほとんど車で巡ったのに、そこまで車が多くなかった、人が多くなかったような気がする。

やはり京都はゆっくりみたいですね。歩きでも自転車でも。今度はもっと足を鍛えてまた来ます。

そして写真は今回の旅の最後に行った、ライトアップされた大阪城です。
たまには旅もいいですね。リフレッシュできる。
井の中の蛙では世の中のことなんにもわからない。

またいい季節に来たいなぁ・・・
というわけで長々と 人が楽しんだ旅日記を読んでくださりありがとうございました。

 さて話は変わります。
あれは旅に出る2日前のことだった。忘れ物のないように、ちびちびと気が付いたものから準備をしている時、ふと、おっ!そうだ、腕時計に電池入れなくちゃ少し時間が遅れ気味だったんだ、と気が付いた。
気が付いた時はすぐ行動を起こさないと すぐ忘却の彼方に行ってしまうので、買うべく車に乗り込もうとした時、そのアクシデントは起こった。
小さな石ころにつまずいて「ばったり」国道に向かって転んでしまったのだ。わぉ!!
久しぶりにやってしまった、すってんころりん。

右手には車のキー、左手にはデジカメの入った買い物袋を持ったまま バッタリと大の字に転んでしまった。

我ながら、近来まれにみる見事な転び方だという思いが脳裏をかすめた。
その朝おろしたばかりの黒のストッキングの両ひざはすり破れ皮がむけて血がにじむ。両手の手の平は小石が入り込み小指の皮は剥けてこれも血がにじむ。

国道を通る車の運転手が「おっ!!」というような驚いたような、あざけるような顔をして通りすぎる。
ジンジンした痛みに腹の立つやら、悔しいやら…
やり場のない怒りを心の中にたぎらせつつ、私は思った。
転ぶということは どうして本人にとっては腹立たしく、他人にとっては愉快なことなのか?

ううーん ♪あなたが噛んだ小指が痛い、じゃなかった 自分ですりむいた小指がいたい・・・

口惜しいけど、いまだ傷は癒えません。
とくに関節の部分がなかなか治りませんね。

嫌だ嫌だ・・・

朝晴れ後曇りのち雨 14℃

銀閣寺

2010年11月24日 | 私ごと
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                                銀閣寺                                     
                       
                       

 どうしても見ておきたかった仏閣に銀閣寺があった。
今回京都御所に続き それも拝観することができ、とても有意義な旅でした。

それにしても京都はどこもかしこも 人、人、人。
ゾロゾロ行列はどこから続いているのだろう。終わりも始めも見えない。

参道の入り口まで歩いてきたら、外人の托鉢が御経をあげていて、今このブログを書きながら お賽銭を入れてあげればよかったなぁと思ったが、今となっては後の祭り。

ゾロゾロ人なりに歩いてやっと山門までたどりついた。
拝観料になっているお札を500円で買い、中に入るとL字になっている垣根は竹藪の丈を、同じ高さにキチンと揃え一分の乱れもないように並んでいる。
その続きは多分山茶花の木が垣根ように植えられていたと思う。その山茶花がそれもまるで鏝で抑えたようにきちんと刈りこまれていた。
行き届いた手入れ、もうこれだけで、有難さも倍増してくる。

 本堂前まで行くと砂を波形に盛り上げた銀沙灘とプリンの型枠を伏せたような形の向月台が目に入る。
波を表現しているとか月の光を反射させるためという銀沙灘らしいが、あまりの整然とした美しさに、ため息ばかり。

そしてゾロゾロ歩きの先に現れたのは冒頭の写真の銀閣寺でした。
金閣寺ほどの華やかさと豪華さはないが、しっぽりと落ち着いた気品が漂っていた。

ちょっと調べてみますれば・・・

『京都の歴史の観光名所として有名な金閣寺と銀閣寺。
金閣寺には金箔が貼られていて、訪れる人の目を奪っている。
一方の銀閣寺、正式名は慈照寺。銀閣寺を建てたのは室町幕府8代将軍、足利義政で最初から塗る気はなかったのである。』とのこと。
錦鏡池を中心に池泉回遊式庭園が広がっていて、どこから見ても厳かという言葉がぴったり。

 

どの角度から見ても それぞれ趣があり、どっしりと構えている。
池を巡りてゆっくりと眺めてみたならば、この荘厳厳かな銀閣(観音殿)には積もり積もった「時」があり そのせいか、ここには独特の空気が流れているように感じる。
幾重にも重なった「時」、幾多の人がここを訪れたのだろう。
周りの木々に覆われるように建っているせいか、どこか隠れ家のようで、かなりの贅を尽くして建てられたというのに、なぜか華美すぎる感じがしない。
凛としているのに、存在感があり目をみはるばかりなのに、うるさくない。しんとしているのだ。沈殿する長い時が、すべてを鎮めているのかもしれない。

日本文化のわびさびをじっくり堪能できる銀閣寺でした。

 同志社大学を右に、京都大学を左に見て、哲学の道の紅葉を堪能しながら、大文字山に向かっての銀閣寺までの道のり。

そういえば今回の収穫の一つ、タクシーの運転手さんに教えていただいた事。
それは、高野川合流点より上流が、”賀茂川”下流が”鴨川”と言われているんだとか。

同じ川だったのですね。

さ、帰ります。
 

やっと京都タワーが見えました。
東本願寺は、もの凄く大きなお寺です。山門の大きさにビックりしました。

 

京都駅が綺麗になっていて驚き。
さぁ 大阪へ・・・

またいつか訪れたいと思う京都。今度は桂離宮です。必ず・・・

晴れ 14℃

京都御所

2010年11月23日 | 私ごと
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今 NHK大河ドラマで放映されている”龍馬伝”の『大政奉還』に非常に関係の深い京都御所に行った。

  

京都は何度か訪れたことがあるが、ここ京都御所だけはまだ一度も入ったとがなかった。
何年もの間 行きたいなぁ、入ってみたいなぁ という気持ちが消えなかった。
2010の秋の一般公開は11/21までとのこと、これはまたとないチャンス。
よし!尼崎の帰りに寄ろう そう決めてたのだった。

念願かなってやってきました、京都御所。

宜秋門を入ったとたん、鼻先をかすめたのは、あまーい湿ったような落ち葉の匂いだった。
そして御車寄に、葵祭に関する人形が置かれていた。

   

御車寄や諸大夫の間などを観て、御所の南の承明門へと到着。
鮮やかな朱色の門で、その向こうには、京都御所の中で最も格式の高い紫宸殿が建っている。紫宸殿は、門越しに全体を見ることができないほど大きな、大きな 建造物です。

    

小御所↑訪れる人が多くて、後ろから押されて、カメラスポットに中々陣取れない。

ここは幕末の慶応3年(1867年)12月に王政復古の大号令がなされ、その後、土佐藩の山内容堂が暴れた小御所会議が開かれたのが、この建物。
また余談になってしまうが、今大河ドラマで山内容堂を演じている近藤正臣の演技がいいです。とても水性キンチョールのコマーシャルで河童の父さんを演じていた俳優と同じとは思えません。

小御所の前の、御池庭。
天皇が食事をする時 部屋からこの庭を眺めながら食べられたということです。(どこかの観光旅行団体のガイドさんが説明していました。)
鏡のような御池に楓の紅葉が映る。うまい具合にカメラスポットが空いていました。
広々とした敷地の建物の間を、縫うようにゾロゾロと人の道が続いていた御所。

紫宸殿の入母屋造りの屋根。建礼門 の切妻造りの屋根。
これだけ大きければどれだけの桧皮が必要なのだろう。大分補修が必要な屋根も目立った気がしたけど・・・

念願かなった京都御所、紅葉の季節と相まって、目にも鮮やか、絢爛豪華、素晴らしい拝観でした。
美味しいものを お腹いっぱい食べたように 大満足です。

今度は是非にも桂離宮、ややこしい手続きがいるけど、絶対に行くぞ!!

日本の夜明け、そういう歴史の宝庫に足を踏み入れ、少しでも歴史に触れるということは、特別に何か心を突き動かすというか、しんみりと感慨深いものがある。

もうひとつ まだ行ったことがない名所に行きましたが、それはまた明日。

写真おまけ、というほどのものではないのですが、クリックしてみてくださいね。

  

雲り時々雨 12℃ 風強し・・・