「誇」-URAWA REDS-
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“さぁ、今日は先に入るかな”
と思った矢先、会社から電話。
そのお陰で雷雨に見舞われることなく、我らがホーム・埼玉スタジアムに到着。
18時。北へ向かう僕の通路は狭く、人並みを避けるように仲間の元へと急ぐ。

GK山岸
DF堀之内・闘莉王・坪井
MF平川・啓太・長谷部・アレックス・伸二
FW永井・達也
リザーブ加藤・内舘・暢久・酒井・相馬・黒部・岡野
現役代表選手がずらりと並んだスターティングメンバー。
“あれ?都築がいない・・・”
“暢久、サブだよ・・・”
“ヒラ、ついに右(のポジション)奪ったね”
“ほら、ゴールネット赤白になってるんだよ”
“あ、ホントだ!”
久しぶりの埼スタ、忘れていた「日常」が甦って来る。

小気味良いパスワーク。
人もボールも良く動く。
“伸二、イキイキしてるよ”
7月の戦いにはなかった、楽しいサッカーが目の前にある。
5分、平川のクロスを達也が頭で逸らし左を走る伸二へ。
「らしい」ゴール、浦和先制。
“シンジだよ、やったね!”
“オシム見たか! これがシンジなんだよ”
代表漏れの鬱憤を晴らしてくれるゴールが決まる。

走る浦和、追いかける東京。
激しい当たりに選手が倒れる。
“体で止めるしかできないのか?東京”
ライン際の微妙なジャッジに首を傾げる選手たち。
“ちゃんと観てろよ、審判”
今日の主審は奥谷氏。
15分過ぎ、ギシと相手FWが交錯。
“わざとじゃないの!?”
次々訪れるチャンス。
長谷部のシュートは枠の上、闘莉王はGK正面。
時間とともに開始直後の勢いを失って行く。
“失点する気はしないんだけどな”
小さくなるコール、僕の前列には座り始める人も。
“夏休み、だ・・・”
「戦う気持ち」を殺がれる雰囲気。
“まずいな、この感じ”
1-0。
最少得点差で前半を終える。

後半も「激しい」当たりを見せる東京。
闘莉王が腰を抑え立ち上がれない。
長谷部にはバックチャージ。
“哀れだね、東京”
原監督時代の憎たらしさがまるで消えている。
54分、右を駆け抜ける平川を止められず、伊野波退場。
“もらったぜ、この試合”
その直後、左からスルスルと中央へ切れ込むアレックス。
“打つのか?打つのか?”
アレ、右足で決める。2-0。
“どうしちゃったの?アレ”
“らしくないねぇ、アレ(笑)”
相手の混乱に乗じた追加点。
これなら、負けない。

65分、永井out暢久in。
“暢久、必死だろうな”
“これならサボらないから安心、かな”
啓太が抉る、坪井のオーバーラップ。
伸二の奏でるリズムに他の選手が走り、躍る。
伸二、達也のワンツー、合わないフィニッシュ。
怒られる達也。
“昔、こんな光景あったよなぁ”
71分、暢久のクロスに達也、そして再びアレックス!
“ダイビングヘッドだよ、もう”
“大丈夫か!?アレ(笑)”
息の根を止める3点差。
もう、大丈夫。
肩の力が抜ける。
75分、アレックスout相馬in。
“ウザいの出てきたよ”
“東京、嫌だろうなぁ”
“やたらハイテンションなヤツが入っちゃうんだもんね”
78分、伸二out岡野in。
“シツコイね、ギド”
“嫌がらせだなこれは。岡野と相馬だよ、ひでーなぁ”
戦意を喪失したかのような東京。
“達也に取らせてやりたいよね”
右からヒラが中へ、シュートは決まらず。
“アレの真似だよ、絶対”
88分、長谷部のタテパス。達也、ニアに決める。
4-0。
“ニアだよ、ニア”
“観た?観たよね!”
“達也、嬉しそう・・・”

ロスタイム3分。
闘莉王の「足技」はゴールのわずか右へ。
“さっきまで自重してたのにね”
“我慢できなくなったんだよ”

夏休み。
熱くならないスタジアムで、選手たちは結果を出した。
この借りは、どこかで必ず返さなきゃ、ね。

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う~ん。
昨日のウチの方が強い気がする・・・。

◆日本代表メンバー アジア杯予選(対イエメン)(web報知)

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良かった、伸二が元気で。
輝いてたね、今日は。
これも「オシム効果」かな?
ま、そんなことはどうでもいっか!

勝つって、いいよね。

[追記]
首位、なんだ・・・。
まだまだ意識するのは早過ぎるね。
コツコツと、ひとつひとつ大事に行こう。


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