アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

草食鳥類 ライチョウの危機

2009年05月13日 | Weblog
  人をバカにするな!「ハゲ公、ハゲ公!」と。確かに、髪の毛は薄くなっておりますが、テレビのニュースで身体的欠陥(?)を言ってはだめだべ!よくよく聞けば、「ハゲコウ」という鳥だという。千葉市動物公園から4月2日に逃げ出し、3日後に捕獲されて一躍有名になった大型鳥。逃げ出したのなら逃げ切ってほしかった。「アフリカハゲコウ」という種類なのだそうだから、アフリカまで逃げると、もっと話題が盛り上がったのに。3日後に捕まる…明智光秀を彷彿しましたよ。まったく、根性がないんだから!

 逃げたハゲコウの愛称が、「アフリン」に決まった…。ふざけた名前だ。逃げずに待った雄は、「アフロン」という愛称がついた。アフロンって、フライパンなどの表面に加工されているアレでしょうか? あれは、テフロンか!どうでもいいが、千葉市動物公園の入場者数は、「ハゲコウ効果」で、鰻登りだそうで…。

 ハゲコウ…その名前の響きは、他人とは思えない。身長150cm。両翼を広げた長さの最高記録は、1934年に中央アフリカで捕獲されたもので、「406cm」。ハゲコウは、ハゲタカ同様頭に羽毛がない。動物の死骸を頭を突っ込んで食べるので、羽毛があるとバクテリアが付着して不潔になる。ハゲであれば、頭に付いたバクテリアを日光消毒できる…。生きる知恵で、ハゲにしていたとは!

 ハゲコウは、絶滅の心配がないようですが、日本の特別天然記念物「ライチョウ」は激減している。
 <日本のライチョウ>
2005年…約3,000羽(風前の灯火)
2007年…絶滅したかも…(残念!)
2008年…生息を再確認(ホッ!)
 それにしても、絶滅は時間の問題。
 ライチョウは、氷河期から生きてきた鳥。氷河が後退する際に、高地に取り残されたと考えられている。今、ニホンライチョウ絶滅の危機は、「地球温暖化」によるもの…。どう関係があるかって?温暖化で、サルやシカが高山まで登って来るようになった。そして、ライチョウの餌である高山植物を食べてしまうからです。

 中国の場合、ライチョウの餌の心配じゃなくて、ライチョウを餌にする心配が必要かと。ライチョウは、「八珍」のひとつですから、超高値で取引される。四川大地震から丁度1年経ちました。復興はほとんど出来ていないという感じ。がれきから鉄クズを拾って暮らしている人々が現在もおります。この人たち、早朝から日没まで働いて30元(450円)の収入を得る。私が、レストランで注文したビールも、30元でした…数分で、1本飲んでしまいましたが。がれきの中から鉄クズを探すより、ライチョウを捕まえた方がはるかに高収入…。温暖化以外の絶滅の原因は乱獲?

 香川県綾川町では、羽が折れた「アオバズク(フクロウの一種)」が、警察署(高松西署)に保護を求めて来たという。そんなはずはないじゃろうって?もちろんアオバズクが警察署を認識できるはずがありません。単なる偶然なんでしょうが。
 ライチョウも保護を求めて来ればいいのに。来町…なんちゃって。