「クジラの彼」 有川浩著 角川書店
「有川浩にしか書けない」というか…「有川浩しか思いつかない」作品ではある。潜水艦乗りを恋人にすると、長期潜航、電話もつながらずひたすら待つしかない辛い恋。戦闘機を受注するメーカーの若手女子社員が、自衛隊員に恋しちゃう。戦闘機のパイロットを妻に持つと…。
そんなマニアックな設定って、普通は思い付かないよなぁ。というところには、素直に敬意を表しつつ、でも、中身の恋愛は、相当、ベタな感じの、高校生が喜びそうな(今時の高校生はこんなんじゃよろこばないかもしれないけど)ピュアで、我ままで、純粋すぎる恋だなぁ。
と思っていたら、後書きでご本人が「いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」と開き直っていらっしゃいました。 まあ、そんな作品です。 ベタ甘ですが、たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか…。
「有川浩にしか書けない」というか…「有川浩しか思いつかない」作品ではある。潜水艦乗りを恋人にすると、長期潜航、電話もつながらずひたすら待つしかない辛い恋。戦闘機を受注するメーカーの若手女子社員が、自衛隊員に恋しちゃう。戦闘機のパイロットを妻に持つと…。
そんなマニアックな設定って、普通は思い付かないよなぁ。というところには、素直に敬意を表しつつ、でも、中身の恋愛は、相当、ベタな感じの、高校生が喜びそうな(今時の高校生はこんなんじゃよろこばないかもしれないけど)ピュアで、我ままで、純粋すぎる恋だなぁ。
と思っていたら、後書きでご本人が「いい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」と開き直っていらっしゃいました。 まあ、そんな作品です。 ベタ甘ですが、たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか…。