「がんばっていきまっしょい」 敷村良子著 幻冬舎文庫 (08/10/22読了)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/mush.gif)
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またまた昭和シリーズ。といっても、せいぜい昭和50年代~60年代ぐらいの話なので、「おはん」「流れる」ほど、遠い昔ではなくて、ちょっとホンワリ懐かしい系。
松山東高校(「坊ちゃん」ゆかりの学校らしい)で、「群れずにわが道を行く」タイプの主人公・悦子が女子ボート部を創設し、卒業していくまでの物語。ひらたくいえば、どこにでもある、誰もが一度は経験したような、普通の高校生の、普通の日々です。というと、とてつもなく平凡でツマラナそうに聞こえるかもしれませんが、普通の日々が愛しく、懐かしい感じで、なかなか、楽しく読めます。悦子たち、未経験者ばかりで始めたボートチームを素直に応援したくなってしまいます。
形式的には2つの作品を収録しているようですが、いずれも松山東高校女子ボート部の話で、実質的には1作品。文章の洗練度はイマイチですが、平易で、素直な文体なので、スピードに乗ってアッという間に読めてしまうので、気分転換にピッタリ。でも、なんといっても、この作品、タイトルを付けた時点で「勝ち」が決まったようなもの。「がんばっていきまっしょい」は、松山東高校伝統の掛け声。応援団長の言葉に、他の生徒たちが「しょい!」と応じるんだそうです。「がんばっていきまっしょい!」「ショイ!」「もう一本、がんばっていきまっしょい!」「ショイ!」-この言葉だけで、なんか、張り詰めた気持ちがフッと軽くなるような気がします。
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またまた昭和シリーズ。といっても、せいぜい昭和50年代~60年代ぐらいの話なので、「おはん」「流れる」ほど、遠い昔ではなくて、ちょっとホンワリ懐かしい系。
松山東高校(「坊ちゃん」ゆかりの学校らしい)で、「群れずにわが道を行く」タイプの主人公・悦子が女子ボート部を創設し、卒業していくまでの物語。ひらたくいえば、どこにでもある、誰もが一度は経験したような、普通の高校生の、普通の日々です。というと、とてつもなく平凡でツマラナそうに聞こえるかもしれませんが、普通の日々が愛しく、懐かしい感じで、なかなか、楽しく読めます。悦子たち、未経験者ばかりで始めたボートチームを素直に応援したくなってしまいます。
形式的には2つの作品を収録しているようですが、いずれも松山東高校女子ボート部の話で、実質的には1作品。文章の洗練度はイマイチですが、平易で、素直な文体なので、スピードに乗ってアッという間に読めてしまうので、気分転換にピッタリ。でも、なんといっても、この作品、タイトルを付けた時点で「勝ち」が決まったようなもの。「がんばっていきまっしょい」は、松山東高校伝統の掛け声。応援団長の言葉に、他の生徒たちが「しょい!」と応じるんだそうです。「がんばっていきまっしょい!」「ショイ!」「もう一本、がんばっていきまっしょい!」「ショイ!」-この言葉だけで、なんか、張り詰めた気持ちがフッと軽くなるような気がします。