「往復書簡」 湊かなえ著 幻冬舎 2011/01/30読了 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kitune.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kitune.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/minus.gif)
湊かなえの代表作である「告白」がアカデミー賞外国語映画賞の第一次選考に残ったことが話題になっていた。結局、ノミネートは逃したのだが…。私は映画を見ていないので、映像作品としての完成度がいかほどのものか知らないが、あんなに救いの無い物語が、世界から注目を浴びずに済んだのは却ってよかったのではないかと思う。
物語が全てハッピーエンドだったり、ハートウォーミングである必要はないと思うけれど、リアリティもなく、ただ、読者の予想を裏切るために不幸の連続や、不自然な犯罪が展開するストーリーはため息が出る。
前置きが長くなったが、「往復書簡」もため息モノの一冊だった。タイトル通り、往復書簡形式の物語3篇。一つは高校の放送部の仲間が10年を経て過去の事故の真相を探るテ手紙のやりとり。高校教師が、小学校時代の恩師の依頼を受けて、恩師の夫が死んだ事故に居合わせた6人の児童のその後を追う。三つ目は悲惨な事件に遭遇した時の記憶を失っている女性が、遠く離れて暮らす恋人との手紙のやりとりを通じて、当時の記憶を取り戻すというもの。
私の勝手なイメージでは、日テレの土曜夜9時ドラマ枠(って、今もあるのかな? 昔「家なき子」がこの枠でした)でやっていそうな、安っぽい不運・不幸・悲惨の連続って感じです。 それに、三つ目のストーリーで、ある犯罪の告白があるのですが…「おいおい、日本のケーサツをバカにしちゃいかんよ。そんな子供が思い付くような証拠隠滅を鑑識が見逃すわけないじゃん!!!」と激しくツッコミを入れたくなる。
ああ、もう止めよう。要するに、私のシュミではないな-という、ただ、それだけのことです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kitune.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kitune.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/minus.gif)
湊かなえの代表作である「告白」がアカデミー賞外国語映画賞の第一次選考に残ったことが話題になっていた。結局、ノミネートは逃したのだが…。私は映画を見ていないので、映像作品としての完成度がいかほどのものか知らないが、あんなに救いの無い物語が、世界から注目を浴びずに済んだのは却ってよかったのではないかと思う。
物語が全てハッピーエンドだったり、ハートウォーミングである必要はないと思うけれど、リアリティもなく、ただ、読者の予想を裏切るために不幸の連続や、不自然な犯罪が展開するストーリーはため息が出る。
前置きが長くなったが、「往復書簡」もため息モノの一冊だった。タイトル通り、往復書簡形式の物語3篇。一つは高校の放送部の仲間が10年を経て過去の事故の真相を探るテ手紙のやりとり。高校教師が、小学校時代の恩師の依頼を受けて、恩師の夫が死んだ事故に居合わせた6人の児童のその後を追う。三つ目は悲惨な事件に遭遇した時の記憶を失っている女性が、遠く離れて暮らす恋人との手紙のやりとりを通じて、当時の記憶を取り戻すというもの。
私の勝手なイメージでは、日テレの土曜夜9時ドラマ枠(って、今もあるのかな? 昔「家なき子」がこの枠でした)でやっていそうな、安っぽい不運・不幸・悲惨の連続って感じです。 それに、三つ目のストーリーで、ある犯罪の告白があるのですが…「おいおい、日本のケーサツをバカにしちゃいかんよ。そんな子供が思い付くような証拠隠滅を鑑識が見逃すわけないじゃん!!!」と激しくツッコミを入れたくなる。
ああ、もう止めよう。要するに、私のシュミではないな-という、ただ、それだけのことです。