「同期」 今野敏 講談社 (09/07/26読了)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kitune.gif)
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うまい!! やっぱり、最近の警察小説の書き手としては、今野敏と佐々木譲が双璧です。大変、素晴らしい。
私的・今野敏最高傑作の「隠蔽捜査」も、警察庁の出世街道を昇る警察官僚と警視庁の現場主義の刑事という同期」のそれぞれの生き様にスポットあてたものでした。
「同期」の主人公は、ぐんと若返って20代後半か30歳そこそこぐらいと思しき宇田川亮太巡査部長。ショカツから、警視庁一課配属になって意気揚揚、やる気満々の若者。
暴力団の抗争事件と見られる殺人事件の特捜本部に加わった宇田川クン。ガサ入れの最中に逃亡を図った暴力団員を追っていて、危うく撃たれそうになる。その危機を救ってくれたのが、タイトルにもなっている「同期」の蘇我クン。
しかし、その同期は、そのわずか数日後には、誰も知らぬ間に懲戒解雇になり、姿を消し、さらには、暴力団同士の抗争事件だと思っていた2つの殺人事件の容疑者になっていた。
「なぜ、蘇我が殺人?」「なぜ、蘇我が懲戒解雇?」 同期として素朴に感じた疑問を解こうとすると、そこには、警察組織の壁が立ちはだかる。
事件の真相を解き明かすとともに、この物語は、宇田川亮太巡査部長の成長物語でもありました。「隠蔽捜査」の伊丹刑事部長の若き日はこんなだったのかなぁ…と思わせるようなanother「同期」storyでした。
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うまい!! やっぱり、最近の警察小説の書き手としては、今野敏と佐々木譲が双璧です。大変、素晴らしい。
私的・今野敏最高傑作の「隠蔽捜査」も、警察庁の出世街道を昇る警察官僚と警視庁の現場主義の刑事という同期」のそれぞれの生き様にスポットあてたものでした。
「同期」の主人公は、ぐんと若返って20代後半か30歳そこそこぐらいと思しき宇田川亮太巡査部長。ショカツから、警視庁一課配属になって意気揚揚、やる気満々の若者。
暴力団の抗争事件と見られる殺人事件の特捜本部に加わった宇田川クン。ガサ入れの最中に逃亡を図った暴力団員を追っていて、危うく撃たれそうになる。その危機を救ってくれたのが、タイトルにもなっている「同期」の蘇我クン。
しかし、その同期は、そのわずか数日後には、誰も知らぬ間に懲戒解雇になり、姿を消し、さらには、暴力団同士の抗争事件だと思っていた2つの殺人事件の容疑者になっていた。
「なぜ、蘇我が殺人?」「なぜ、蘇我が懲戒解雇?」 同期として素朴に感じた疑問を解こうとすると、そこには、警察組織の壁が立ちはだかる。
事件の真相を解き明かすとともに、この物語は、宇田川亮太巡査部長の成長物語でもありました。「隠蔽捜査」の伊丹刑事部長の若き日はこんなだったのかなぁ…と思わせるようなanother「同期」storyでした。