おりおん日記

電車に揺られて、会社への往き帰りの読書日記 & ミーハー文楽鑑賞記

おしまいの噺」 美濃部美津子

2012年06月15日 | ま行の作家

「おしまいの噺」 美濃部美津子著  アスペクト 

 それなりに面白いと言えば面白いのかもしれない。しかし、それは、志ん朝関連本を一冊も読んでいない人にとってである。

 志ん朝による「びんぼう自慢」を読んだ後では、同じ話の焼き直しというか… 「びんぼう自慢」ダウングレード版でしかないような。定価で買っていたらもっと口汚く罵っていたかもしれませんが…、ブックオフの105円コーナーでゲットしたものなので、それほど不快感は無いです。