「阪急電車」 有川浩著 幻冬舎 (ギリギリ08/02/27読了)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/clover.gif)
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アッという間に読んでしまいました。有川浩という人は才能あるんだろうなぁ。阪急電車・今津線に乗り合わせた人のドラマ。駅ごとにストーリーがあり、たまたま、乗り合わせた人たちの物語が少しずつオーバーラッブする。オムニバスの一つ一つが完結するストーリーであるけれど、全体を通しても、一つの物語にもなっている。凄いストーリーテラだと思う。でも「図書館戦争」シリーズの衝撃を知ってしまったあとでは、なんか、物足りないような…。生クリームこってりの甘~いケーキ食べたあとに、ほのかに甘酸っぱいサクランボ食べても味わからないし-みたいな気分。
ブッ飛び過ぎて訳がわからないのにめちゃめちゃオモシロイ「図書館戦争」は、有川浩にしか書けなかった。でも、「阪急電車」のような、ふんわりと幸せで、優しいキモチになれるいい話って、有川浩が書かなくても、別の人が書きそう。有川さんには、オタク道を究めていただき、図書館戦争並みの妄想系エンターテインメントを展開していただきたいなと思うのです。
電車ストーリーだけに、電車で読むのにぴったり。一話一話がコンパクトにまとまっているので、駅間でサラッと読み終えることができるのもナイスです。ちなみに、私は、登場人物の中では、犬好きの時枝さんのファン。あんな、大人になりたいものです。そして、ストーリー中に出てくる「正しい行きずりのあり方」という表現も素敵です。
ストーリーとは関係ありませんが、直前に読んだ吉田修一の「悪人」は徹底的な九州弁小説。そして、「阪急電車」はバリバリ・関西弁。関東人の私には、やや、重荷でした。
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アッという間に読んでしまいました。有川浩という人は才能あるんだろうなぁ。阪急電車・今津線に乗り合わせた人のドラマ。駅ごとにストーリーがあり、たまたま、乗り合わせた人たちの物語が少しずつオーバーラッブする。オムニバスの一つ一つが完結するストーリーであるけれど、全体を通しても、一つの物語にもなっている。凄いストーリーテラだと思う。でも「図書館戦争」シリーズの衝撃を知ってしまったあとでは、なんか、物足りないような…。生クリームこってりの甘~いケーキ食べたあとに、ほのかに甘酸っぱいサクランボ食べても味わからないし-みたいな気分。
ブッ飛び過ぎて訳がわからないのにめちゃめちゃオモシロイ「図書館戦争」は、有川浩にしか書けなかった。でも、「阪急電車」のような、ふんわりと幸せで、優しいキモチになれるいい話って、有川浩が書かなくても、別の人が書きそう。有川さんには、オタク道を究めていただき、図書館戦争並みの妄想系エンターテインメントを展開していただきたいなと思うのです。
電車ストーリーだけに、電車で読むのにぴったり。一話一話がコンパクトにまとまっているので、駅間でサラッと読み終えることができるのもナイスです。ちなみに、私は、登場人物の中では、犬好きの時枝さんのファン。あんな、大人になりたいものです。そして、ストーリー中に出てくる「正しい行きずりのあり方」という表現も素敵です。
ストーリーとは関係ありませんが、直前に読んだ吉田修一の「悪人」は徹底的な九州弁小説。そして、「阪急電車」はバリバリ・関西弁。関東人の私には、やや、重荷でした。