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料理人・澪のシリーズの4冊目。相変わらず、ヒーリングなストーリーです。
行き着くところは、手を掛け心を込めた料理を食べることの幸せと、そして、食べる人を思って料理を作ることの幸せに勝るものはないということでしょうか。巻末付録についているレシピの記述にまで、著者の優しさ、食べることへのこだわりがにじみ出ていて、読んでいる私まで幸せな気持ちになります。
今回、登場した料理で、純粋に「美味しいそう~」と思ったのは「寒鰆の昆布〆」。ストーリーとして素敵だなと思ったのは、澪が思い人である小松原さまのために作る「ははきぎご飯」。澪の恋がほんの少しだけ進展しそうな予感が漂っていて、それもまた楽し。
でも、大好きなシリーズだからこそ、マンネリでうんざりする前に潔く完結してほしいなあ。ストーリーの底流に一貫している「料理は人を幸せにしてくれる」というメッセージを体現すべく、第5巻で澪と小松原さまが結婚して大団円を迎えるのが理想です。ヒネリも、小技も一切必要なし。脱力するぐらいに平凡で、当たり前なハッピーエンドこそが、この物語の結末にピッタリです!