「深川黄表紙掛取り帖」 山本一力著 講談社文庫
ピーターパンか? 少年探偵団か? お江戸深川を舞台にて4人の大人になりきれない若者4人が知恵を使って強欲なお金持ちを困らせたり、お金を巻きあげちゃうという話。
永代橋を渡った先、冬木町や佐賀町、富岡八幡宮に門前仲町と、以前、仕事で何度か行ったことがあるような場所が舞台となっていたので、個人的には、懐かしい気持ちになれました。そして、さすが、ベストセラー作家とあって、まあ、卒なく、小ざっぱりまとまっているよなぁという感じ。文章も読み易いし…。
でも、最後に「へっ?」と脱力しました。
何の力もない町人が、知恵だけで勝負して金持ちを出し抜くことで、みんなをスカッとした気分にさせてくれる話なのかと思いきや、最後は、最高権力者に褒められていい気分になってお終いですか? まあ、確かに、権力は蜜の味ですけどね…。なんか、陳腐だなぁ…と思いました。
ピーターパンか? 少年探偵団か? お江戸深川を舞台にて4人の大人になりきれない若者4人が知恵を使って強欲なお金持ちを困らせたり、お金を巻きあげちゃうという話。
永代橋を渡った先、冬木町や佐賀町、富岡八幡宮に門前仲町と、以前、仕事で何度か行ったことがあるような場所が舞台となっていたので、個人的には、懐かしい気持ちになれました。そして、さすが、ベストセラー作家とあって、まあ、卒なく、小ざっぱりまとまっているよなぁという感じ。文章も読み易いし…。
でも、最後に「へっ?」と脱力しました。
何の力もない町人が、知恵だけで勝負して金持ちを出し抜くことで、みんなをスカッとした気分にさせてくれる話なのかと思いきや、最後は、最高権力者に褒められていい気分になってお終いですか? まあ、確かに、権力は蜜の味ですけどね…。なんか、陳腐だなぁ…と思いました。
いつも有難うごさいます。山本一力は、多作で、いつも書店でもいい場所においてあるので人気あるんだろうなぁ… と思いつつ、個人的には、ハマる気分の作品には今のところ廻りあっていません。