おりおん日記

電車に揺られて、会社への往き帰りの読書日記 & ミーハー文楽鑑賞記

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「深川黄表紙掛取り貼」  山本一力

2010年07月01日 | や行の作家
「深川黄表紙掛取り帖」 山本一力著 講談社文庫 

ピーターパンか? 少年探偵団か? お江戸深川を舞台にて4人の大人になりきれない若者4人が知恵を使って強欲なお金持ちを困らせたり、お金を巻きあげちゃうという話。

永代橋を渡った先、冬木町や佐賀町、富岡八幡宮に門前仲町と、以前、仕事で何度か行ったことがあるような場所が舞台となっていたので、個人的には、懐かしい気持ちになれました。そして、さすが、ベストセラー作家とあって、まあ、卒なく、小ざっぱりまとまっているよなぁという感じ。文章も読み易いし…。

 でも、最後に「へっ?」と脱力しました。

何の力もない町人が、知恵だけで勝負して金持ちを出し抜くことで、みんなをスカッとした気分にさせてくれる話なのかと思いきや、最後は、最高権力者に褒められていい気分になってお終いですか?  まあ、確かに、権力は蜜の味ですけどね…。なんか、陳腐だなぁ…と思いました。

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2 コメント

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下らない作品が多い (古河しゅんたろう)
2010-07-03 20:22:09
山本一力の作品をすべて読んだわけではないですが、『かんじき飛脚』(2005年、新潮社)以外は下らないですね。最新刊の『夢曳き船』はエンタメ小説として体を成していないと思います。
有難うございます。 (おりおん。)
2010-07-04 09:34:51
古河さん

 いつも有難うごさいます。山本一力は、多作で、いつも書店でもいい場所においてあるので人気あるんだろうなぁ… と思いつつ、個人的には、ハマる気分の作品には今のところ廻りあっていません。

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