もて木みち子 オレンジニュースブログ版

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全国民間シェルター実態調査から

2008-11-24 | Weblog
シェルターをご存知ですか?
DVドメスティック・バイオレンスということばは、DV法の成立とともに、国の施策となり、知られるようになってきましたが、シェルターについてはまだまだ認知されていません。シェルターはDVを受けた女性が、避難して、心身ともに傷ついた自分を、休め、回復させ、自立にむけてスタートを切る場所として、設置されています。しかしその場所や実態は、加害者からの危険を回避し、被害者の安全を守ルために、秘密にされていることが多く、その存在についてはほとんど知られていません。しかし現実には、避難場所を求めて、逃げてくる女性や子供はあとを絶ちません。
兵庫県には、公設の一次避難所として、1箇所(この広い兵庫県でたった1箇所です!)の施設がありますが、あとは民間のシェルターンによって支えられています。シェルターといえば、どのようなところを想像されるでしょうか?
今回参加したアメリカのYWCAのシェルターは、安全も配慮され、建物も中の家具も、快適なすばらしいものでした。しかし、日本では、特に民間のシェルターは
女性たちガ中心となって、自主的に運営しているところが多く、スタッフを常駐させ、家賃を払い、安全に配慮しながら、ぎりぎりのところで運営しているのが現状です。
民間のシェルターは兵庫県でわかっているところで4箇所だけです。
今回、全国のシェルターの運営者をはじめ、行政関係者、法律や医療関係者、警察各地の国会議員、県会議員、市町会議員などさまざま名人々が1000人近く一同に集まってのシンポジウムは、兵庫県、さらに三木市のDV施策の遅れを実感することになりました。
では、三木にDV被害者がいないのかというと、けっしてそうではありません。
相談窓口では、かなりの相談件数が上がっています。深刻な事例もあります。
人権のまちづくり条例のある、三木市で、このようなDVや児童虐待を防止しなくしていく取り組みを、さらに勤めていく必要があるのではないか、とあらためて思いました。

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