マグネットホスピタル ~医療崩壊から地域医療を救う~ 伊藤恒敏 医療企画
という本があります。先日の民生・消防委員会で、大眉副議長が紹介されていた本ですが、私も早速購入して読んでみました。委員会でも紹介されていましたが、北播磨居療圏として、この地域の紹介があります。今の統合病院構想が出る前の調査なので、「病院再編・統合が難しい状況にある」と出ていますが、問題点の分析では的確であると思います。すなわち、「神戸市という大都市に近い中小都市であっても、医師不足によって診療機能の維持が困難になっている状況は、現在の医師不足を特定の地域や診療科の問題と切り捨てるのが難しい」とあるように、典型的な、地域医療の問題出るということが出来ます。
そこで、提案されているマグネットホスピタル構想ですが、ここでは「医師の集まる、赴任しやすい500床規模の病院」とされています。その理由として、ほとんどの診療科が網羅され、医師が70人前後,3次救急も可能な病院という位置づけである。ここで、強調されているのは「指導医もたくさん居て若い医師のための教育環境が整っている」という点にあるとしています。
さて、このたび、神戸大学から提案されているのは、20診療科、400床、二次救急の病院である。そのギャップについての検討も必要です。
さらに、
1医療関係者が考えるべきこと
2住民が考えるべきこと
3地方自治体の首長が考えるべきこと
4地方議会の責任
5地方行政府への注文
とそれぞれ記述があります。特に地方議会の責任というところは、襟を正して読みました。閉鎖に追い込まれた銚子市の例もその中に言及されています。
中には女性の医師のことなど、賛同しかねる箇所もあるのですが、データと調査に裏付けられた、マグネットホスピタル論は、説得力があります。
この本をただ鵜呑みにすることなく、今の三木の現状を捉えながら、病院を考える参考にはなると思います。議員や市民の勉強会には役に立つ本です。
という本があります。先日の民生・消防委員会で、大眉副議長が紹介されていた本ですが、私も早速購入して読んでみました。委員会でも紹介されていましたが、北播磨居療圏として、この地域の紹介があります。今の統合病院構想が出る前の調査なので、「病院再編・統合が難しい状況にある」と出ていますが、問題点の分析では的確であると思います。すなわち、「神戸市という大都市に近い中小都市であっても、医師不足によって診療機能の維持が困難になっている状況は、現在の医師不足を特定の地域や診療科の問題と切り捨てるのが難しい」とあるように、典型的な、地域医療の問題出るということが出来ます。
そこで、提案されているマグネットホスピタル構想ですが、ここでは「医師の集まる、赴任しやすい500床規模の病院」とされています。その理由として、ほとんどの診療科が網羅され、医師が70人前後,3次救急も可能な病院という位置づけである。ここで、強調されているのは「指導医もたくさん居て若い医師のための教育環境が整っている」という点にあるとしています。
さて、このたび、神戸大学から提案されているのは、20診療科、400床、二次救急の病院である。そのギャップについての検討も必要です。
さらに、
1医療関係者が考えるべきこと
2住民が考えるべきこと
3地方自治体の首長が考えるべきこと
4地方議会の責任
5地方行政府への注文
とそれぞれ記述があります。特に地方議会の責任というところは、襟を正して読みました。閉鎖に追い込まれた銚子市の例もその中に言及されています。
中には女性の医師のことなど、賛同しかねる箇所もあるのですが、データと調査に裏付けられた、マグネットホスピタル論は、説得力があります。
この本をただ鵜呑みにすることなく、今の三木の現状を捉えながら、病院を考える参考にはなると思います。議員や市民の勉強会には役に立つ本です。
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