もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

あらためて参画と協働

2009-09-16 | Weblog
参画と協働ということばは、もう使われすぎて、擦り切れてしまいそうなのに、実際に「参画と協働」が行われているかというと、「これは違う!」ということのほうが多くて、どのように進めていけばいいのか、自分の中でも整理できずにいた。

きのうたまたま見つけた新聞記事ででかけた、多可町での
中川幾郎帝塚山大学大学院方政策研究科教授の講義では、そのあたりのもやもやしたものを、かなりラジカルに言語化して「講義」してくださった。

タイトルは
『図書館づくりはまちづくり」~参画と共同の先にあるもの~
主催は,多可町図書館ボランティアグループ
であったが、図書館そのものというより、それを取り巻く、自治体の文化政策における参画と協働という視点だったと思う。

まちづくりにどう『市民』がかかわるかは、今どの自治体でも最重要課題。
そのための、仕組みづくりが各地でおこなわれ、行政の予算や人をどう配分していくかが、進められている。指定管理者制度、委託、補助金、助成金、推進協議会制度、審議会や協議会。三木市でも例外なくここが問われている。

中川さんのお話は専門的で、まだ消化不良のところがあるのだが、簡単にいえばこういうことだと思う。
「市民という名前で、行政が悪い、首長が悪いと文句ばかり言いながら、市民の名前であれせい、これせいと要求ばかりする。そんな市や町は滅びる。
市民が地域のことは自分たちでやる、これは自分たちでできるから、行政はこれをしっかりやってもらいたいと、選択できる力をつけること。
さらに
市民は政治を選択し、議会は価値を選択し、行政は資源を選択する。
議会はお金と人をどこに使うかを、チェックするところ。これをいかそうとすれば、あちらを切らなければならない、その選択をするところ。
なるほど!

市民は
労働(稼ぐ)貢献(はたらく)行動(活動する)という3つの条件をクリヤーしてはじめて市民たる。そうか、稼ぐだけじゃだめなんだ。今のボランティアや市民活動は、はたらき、であり、活動することの要素となる。参画と協働は、その市民の3つの条件をバランスよく生かしていくことだ

と頭の中では整理がついたが、具体的にどう語るかが、次の課題。
三木でも、参画と協働、あちこちで緊急課題ですよ!

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