もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

子育てに絵本を!

2008-11-18 | Weblog
きのうは、ひさびさ絵本づけの1日でした。
吉川インターバス停まで講師の先生をお迎えにいき、午前、午後と講演会をきき、帰りも吉川インターバス停まで、その間、ずっと絵本について、話をしていました。
私が、子ども三人抱えた専業主婦から社会的?といえるボランティア活動を始めたのは、絵本がきっかけですし、その後、いろいろなかかわりで活動を広げてきたのも、絵本が大きな役割を果たしていたのだと改めて思いました。

きのうの先生のおはなしは、
「絵本て、本当に、かわいくて、いいものでしょうか?」という問いかけでした。
自分の目で確かめることもせずに、いいものと無批判に子どもに与えることの危険性を戦中戦後の絵本をとおして、私たちは体験している。だからこそ、子どもたちに何を伝えるかを、自分の目でみて、確かめて、子どもたちに伝えなければならない、私たちにはその責任がある、ということでした。
ひごろ、ともすれば忘れがちな、自分の頭で考え、自分の目で判断し、ことばにすること、という原点を改めて、気づかせていただきました。

絵本という媒体をつかって、もっと保育や幼児教育、あるいは子育て支援に伝えていくものがあるのではないか、と思いました。三木でも図書館などではずいぶん絵本の数も増えつつありますが、保育園や幼稚園、あるいは子育て支援の現場では、選ばれた絵本のある場所はまだまだです。まず身近な場所に絵本があり、それを手渡してくれ、よんでくれる大人があることが大切です。
全市内の幼稚園の絵本購入の予算が29万円です。保育園はまだ調べていませんが、それより多いことはないでしょう。アフタースクールしかりです。
今度新しく出来た託児ルームにもまだ絵本の配置はありませんでした。担当の方には、お願いしておきましたがぜひ、子どもたちの居る場所に絵本の配置をしてほしいものです。そしてそれを手渡すことの出来る大人たちを育てていくことも、必要だと思いました。

もうひとつは、いみじくも、先日の男女共同参画の講演会でも語られていた
「日本の女性は、どうして、そんなに引っ込み思案なのですか」ということを、国際舞台でほかの国から指摘されるということでした。国際的な会議や学会などに出席することの多くなった、正置さんならではの、発言でした。
日本では、まだまだ謙譲の美徳とか、女性がでしゃばる、ものを言うことが、マイナスのイメージで捉えられているが、国際的には、不思議がられている。教育も経済も進んでいる国がなぜ?と問いかけられるのだそうです。

私たちも、日常の中で、自分の頭で考え、発言することの大事さを改めて思いました。