もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

市民病院のこと

2008-11-02 | Weblog
Rfuruyaさんから早速コメントをいただきました。 ひとつには、機能を特化して縮小していく方向性 もうひとつに地域連携の必要性というご指摘がありました。 おっしゃるとおり、三木市の計画にもそれは重要な課題として提起されています。 私もその考えに、基本的には賛成です。 いきなり、経営形態の見直しの話を書いたので、その前提にある、経営の改善や効率化を、抜かしてしまっている印象を与えてしまいました。それらを考えていないわけではないのですが、もはや、経営形態の見直しまで、進んでいる自治体が次々あらわれてきているので、問題提起をしておこうと言う趣旨です。もちろんその前に、経営改善を考えなければならないのですが・・・。 市民病院の診療科については、救急、高度医療を担える病院としての位置づけで、 特に循環器の専門的な医療提供という案が出されています。 現在の診療科がすぐになくなることはないようですが、現実的には医師の不足で、ベッド数の減少はもちろん、診療できない診療科が出る可能性もあります。これ以上医師が増えていく見通しもない中では、集約していくことは必然だと思います。 もうひとつの市内の病院・診療所との連携については、誰もが異存のないところですが、では具体的にどうすればということになると、まだあまり具体的な方策が出ていないように思います。 市としては、病院ソーシャルワーカーの採用なども考えているようですが、もちろんソーシャルワーカーの必要性は認めますが、どのような仕事をしていくかが問題です。地域の病院診療所との連携には医師会との、連携が欠かせません。プランには紹介率を上げるということでの計画が出されていますが、もっと明確な方策が求められているように思います。メディカルパスなどの調査研究もなされているようですが、実用化の検討にはいろいろなハードルがるように思います。 しかし、地域医療は,市民病院だけで完結するものではないことも明白です。 市民の側も、病院のかかり方や病気の知識、予防など、もっと意識的にかかわるきっかけ作りが必要だと思います。市民レベルでの地域医療の連携も考えていかなければなりません。 そのひとつとして、市民病院の公開講座なども開かれるようです。こうした機会にもっと病院と市民との距離が縮まるように、取り組んで欲しいと思います。 市民の、市民病院への信頼が、市民病院への存続には欠かせない要素です。