もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

「食」を通したコミュニティ

2008-04-15 | Weblog
おいしいもの、カラダにいいものを食べて、元気に長生きしたい、それは誰もが思うこと。しかし、高齢化が急速に進む中で、自分だけの力ではそれをかなえるのがむずかしくなり、行政に要求していても、実現はなかなかすすみません。 そこで、行ってきました。自分たちのちからで、コミュニティレストランとお弁当の配達をしている「NPOひまわり会」が運営している「ふれあいお食事処明舞」。明舞団地の明舞センターの一角にあります。 もちろん、お昼もいただいてきました。メニューは、ごはん、すずきの甘酢あんかけ、豆腐の田楽しし唐添え、ほうれん草のおひたし、味噌汁、550えん。コーヒーつきで650円。 素材にこだわった、薄味の、やさいたっぷりのメニューです。毎日変わる献立は、季節を意識した、高齢者に喜ばれるような食事でした。 普通のレストランと違うのは、そこに働いているのは、みな近くに住むボランティアスタッフであるここと、お客さんへの言葉がけ。 体に気遣ったり、知り合いの方への入退院の情報など、そこで『元気確認』をしています。 お弁当は昼と夜、1枚1枚違う風呂敷に包んで、お届けするそうです。団地の多い地区ゆえ、エレベーターのない団地では階段を上り下りして、届け、あき容器を回収します。 自分たちが、必要に迫られてつくられた、コミュニティレストラン、そこからは食をとおしてできる、コミュニティがあると感じました。と、同時に、いろいろな課題も見えてきます。それは高齢社会の共通の課題でもあります。 もっとくわしくお話を聞きたい方は、里の家で5月11日、代表の入江一恵さんをお迎えして、お昼を食べながら、お話を聞く会があります。 どうぞおいでください。