もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

地域医療は地域でまもらなければ

2008-04-12 | Weblog
地域医療の危機は全国的な課題です。わが三木市も例外ではありません。 市民病院を中心とした地域医療を考えていくのか、新たに浮上した中核病院構想を推し進めていくのか、さらに地域の開業医との連携というが、どう連携していくのか・・・。 なかなか、明確な方向性は出そううにありません。 そんな中で、丹波のお母さんたちの『県立柏原病院の小児科医を守る会』のニュースは、新たなヒントを与えてくれるものでした。政治や行政にものを言うのも大事。しかし、自分たちでできることは自分たちでしていこう! そんな中で「守る会」が生まれました。そして辞職すると宣言した医師が病院に残ったばかりか新たに常勤の医師が2名も来ることになったのです。医師の心を動かしたのはお金や名誉ではなく市民の思いや力です。 今回参加してみて、丹波には「守る会」と共に、もうひとつの『丹波医療再生ネットワーク」という市民の活動があることがわかりました。 若手の医師を中心とした、市民の団体が、動き始めたのです。 今日丹波市で開かれた『医療再生ネットワーク」の勉強会に参加して、市民の力のすごさを間近にかんじることができました。
何をしてもらえるかではなく、自分たちが何ができるかを、考えているのです。 丹波まで出かけたかいがありました。ありがとうございました。

学校図書館に人は必要

2008-04-12 | Weblog
図書館の充実は、三木市の課題。そして私が市民運動で長いこと取り組んできたこと
公共図書館が、このところ目に見えて活性化し始め、つぎとは学校図書館に取り組もうと思っていた矢先、学校図書館どうなるのだろう、という声が耳に入りました。
学校図書館に、新しい本が増え始め、人が来るようになり、よくなってきたといううわさを聞いていたからです。
学校図書館に図書館司書を置き、司書教諭と連携取りながら学校図書館の運営をするのが理想ですが、この財政難の折、予算がつかないのはわかっていました。
たまたま、国の予算があり、三木市がそれに申し込んだことで、学校図書館支援員とか補助員ということで配置されました。
最初は蔵書の入力作業が主だったようですが、学校図書館の整備やよみきかせなども行っていると、ききました。

3月の予算でも国の予算が下りるという前提で600万が11人分の人件費(11人で総額600万ですよ)が計上されました。これについては、いつ国の予算が取りやめになるかわからないから、市としても予算化するよう、次の予算のときには、ちゅういしていないといけないな、と思っていました。

予想は不運にも的中してしまい、なんと半分以下にカットされてしまったのです。
いったいどうなるの?早速教育委員会にたずねたところ、減額された予算では、半分ぐらいの時間数しか確保できず、11人を減らして再募集するとのことでした。
教育委員会でも、この制度の導入により、成果が上がっているのは、認めています。
図書館に来る子どもたちが増え、利用がしやすくなり、学校の先生方も助かっていると、アンケートの結果には、出ています。むしろもっと時間を増やしてほしい、充実してほしい、という声が出ています。

国の予算がカットされたから、縮小ではなく、三木としてなんとか手立てが出来ないかを、教育委員会にもっと訴えていくつもりです。
図書館は本を並べておけばいいところではありません。本は動いてこそです。そして本を動かすには人が必要です。ボランティアという声が安易に上がってきますが、ボランティアのする仕事と、図書館を担当する仕事とは違います。
そこのところを、教育委員会がきちんと抑えて、安易にボランティアに任せるということのないように、学校などに長年行っているボランティアの一人としても訴えたいと思います。