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もんく [とある南端港街の住人になった人]

アクシデントと言う言葉を聞いたら要注意

工業生産してる会社だと、どうしても単純にアウトプット志向になりがちだ。つまり、物が生産できていればOKと言う考え方。教育レベルって事もあるけれど、高度教育を受けた人でも時々いる。概念としてわかりにくいのは確かだけれども。

日本以外で安い工賃でやっている人はわかると思うけれど、この基本的考え方を入れるのは結構難しい。同じように物が出てくるけど、これは良くてこれはダメ。なぜかって言うと同じように作ってないから。言ってもなかなかわからない。仕方ないほどわからない。

マシンが壊れたけど、別のやり方で生産してOKになったと平気で言うのがいる。オマエはアホか!いつまで経ってもそんな事を! そりゃお手柄でも何でも無い。余計な仕事増やしているだけだ、となる。

いくら教えてもわからないようだとその人間は使えないと思った方が良い。長い時間かけてどうにか教育すると言う手もあるが、手がかかって面倒臭い。良い手が無いとは思わないが、それだけに集中するわけにも行かない。それに多少向き不向きもあるし。


物が出来てるから良いと言う人間は「理由」を考える意識が薄弱だ。なぜそうなったのか、根本の原因、周辺の原因、コンテクスト、履歴など、必要な情報を集める前に簡単な結論に飛びつく。良くあるのが、「Accidentally」と言う言葉。この言葉を使って簡単に報告する場合、それは何も考えていませんと言う意味に等しい。

Accidentally = 不運にも、偶然

それが本当に不運であったり偶然であればまた起きる。必ず起きる。そしてまた同じか、それよりもうちょっと悪い事も含まれるかもしれない。今回はツールがちょっと破損、そして直せた。次回は誰かの指か手が巻き添えになる。

こう言う報告を書いて終わりにしようとする者には警戒すべし。要は頭が回らないか考えるのを止めて楽したいのだ。
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