もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

映画「千と千尋の神隠し」

山や森が切り開かれて住宅地となり人の住処は神々や魑魅魍魎(ちみもうりょう)のそれと近接する事になる。川のように人間の活動によって流れを変えられてしまう場合もある。そういった人間の生活の状態やあり方は神の世界に反影するのであろうか。

この映画についての解釈はすでに多くの方々によって行われているのでこれ以上何も言う必要はないだろう。その中で「分かりにくい」と言う意見も多かったようである。確かに映画の各部分にいろいろな教訓や比喩が含まれていると感じられるのだが一貫した主張と言えるものが分かりにくい。分かりにくいと言うことは伝わらないと言う事であり映画を作った意味が無いと言う事である。

また、その各々の教訓らしきものが、多分ごく一般的な善悪観や道徳観を持って描かれているようだ。だから誰もこれを「悪い」とは言わない。が、逆を言えば思考停止状態であるかも知れない。何が善で何が悪か、何が良い行いで何がそうでないか、何がかっこ良いか、頭のなかを点検すべきではないだろうか。多くの子供達が見る事を考えると思考停止人間を作るための映画のようでもある。

絵は奇麗で人を惹き付けるだけに見た後に消化不良感が残る。
(結果:見る必要無し)
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