もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「Clockwork Orange」(時計仕掛けのオレンジ)-原作を読もう

「時計仕掛けのオレンジ」と言うタイトルでは誤解を生みますね。
「時計仕掛け」って日本語で書かれると、オレンジの中に時計部品が組み込まれた機械式時限爆弾のような物を想像してしまいます。

「Clockwork Orange」と言う言葉があるそうなのでそろそろ「時計仕掛け...」は止めたらどうなのでしょう。


しかし原題「Clockwork」でもどう考えたら良いのかニュアンスが難しいですね。
映画をみていると最後に「元にもどったな」と言う台詞がありますが、時計の様にぐるっと回って戻ってくると言うニュアンスがあるのでしょうか。それとも単に複雑なぜんまい仕掛けと言うことでしょうか。

「Clockwork Orange」で調べれば下のようになりますが、この意味がこの映画の影響で言われるようになったのだったらどうしましょう?今は2005年ですから充分にその可能性がありますね。

Clockwork Orange=何を考えているか分からない変人(ロンドンの下町で使用されるスラング)
Clockwork Orange=科学的条件付けによって個性を失った人(英辞郎)


で、この映画って一般人にわかるように作ったものなのでしょうか?
私にはちっともわかりません。これも「2001年宇宙の旅」といっしょで名作と言われながらもまともなレビューになかなか出会う事の無い不思議な作品です。

この映画には原作があって、その原作者が文章でその解説を発表しているのでその時点ですでに難解なんだろうと思われます。70年代の前衛的な作品だったのでしょう。映像にもそんな感じが出ています。前衛的な小説であればもともとそれを読んだだけで分かってもらおうなんて作者は思っていないはずで、もしかしたらキューブリック氏もそれを承知で作ったのかも知れません。どこかにインタビュー記事は残っていないでしょうか?


(結果:そのうち原作の方を読んでみましょうか。)

参考資料
アレックスたちのことばと自由、みたいな。
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