今日は猫たちの健康診断でした。まあ、普通。
安い家を買おうかと思っている。良いのがあればだが。
バブル期以降、日本では不動産は難しい物になってしまった。これはマレーシアと対照してみるとよくわかる。マレーシアでは国民全員が千昌夫と言って良い位に不動産を買って持っている。それも自分が住まないで貸しているかただ置いておくだけの家を持っている。マレーシアでは安くてもサラリーマンのような定期的な収入があるなら銀行はお金を貸す。借りる方は日本と同じで30年以上のローンで借りる。
日本と違って誰もその返済について心配しない。銀行もしない。
なぜなら、家の売価が上がる事が前提だから。返済力が多少ダメでもどうせいつか売る。そして買った時よりも高く売れる。しかしその家は雨漏りは普通、パイプの水漏れも普通、地面は傾く。でも心配無い。高く売れると思っているから。
日本では金利がこんなに低いのに同じ事ができない。家の性能は抜群に良いし便利だし。でも家の価値は下がるし、しかも売るのではなくて自分自身だけが住む事を考えるからどうしてもヤバい。
どういう事かと言うと、微妙な違いが、消費者側に立つか、それとも資本家側に立つかを分けてしまう。日本は永久消費者になるので給料が入らなくなった、低くなったというところで詰みだ。マレーシアで家を持つと、もともと払える額でもなく、金利もサラ金並なのに資本家側に立てるから有利になる。この違いが大きい。
日本でマレーシアのような事をする事はできない。なぜなら家の価値はどんどん下がるとわかっているから。できる事とすれば、これ以上価値の下がらない古い土地付きの家、もしくは土地を手に入れる事だろう。お金が無ければ現金買いできる物件しかないが。土地だけが金のようにどうあっても価値ゼロにはならない。でも金と違って土地はいくらかでも価値を生み出す事ができる。