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もんく [とある南端港街の住人になった人]

3 物事の精度を上げる方法はざっくり→絞り込み

今日はつぶあんときなこ、1時間半かけてドライブ。交通渋滞を懸念して30分早く出たがそれでほぼちょうどの時刻になってしまった。普通の渋滞でなくて、通勤時刻帯の事故渋滞だった。

マレーシアの場合、ちょっと別の街へ行くにも必ず高速道路を通らないといけない。これはマレーシアに来た13年前にもこのブログで書いていたはずだが、状況は変わらないどころか悪くなっている。なぜならマレーシア政府は高速道路ばかり作っていて、たぶん地方行政はそれほどお金を持っていなくて作らない。その代わりに水道や学校を作るのだろうが、都市計画的なものが無いらしくてどこかの企業が山を切り拓いて住宅地を作ると車が増えてそれに対応できない。だからやたら細い田舎道の先に何百軒規模の住宅地ができる。そりゃもう大変なもの。

 

それに加えて、以前にあったミニバスは廃止するし、タイやインドネシアのようなトゥクトゥク的な交通手段は認めない。バスは本数が少なくなっているし、在来電車はほとんど来ない。その隙を突いて出てきたのがGrabで便利ではあるが、言っちゃ悪いが、貧乏人を永久に貧乏人のままに固定して働かせる手段になっている。仕方ない、そんなものだ。

 

整理整頓というのを皆さんどうやります?

今もあると思うけど、確かDropBoxというサービスが先駆けだったと思う。自分は結局使わないでGoogleドライブを主にしているけれど。

ともあれ、あれが出た時によくわからなかったのは、「とりあえず何でもかんでも放り込んでおけ」みたいな感じだった事。どう見てもこんまり(近藤麻理恵)方式とは対局のように感じられた。今になって感じるのは、精度(技術用語ではなく一般的な言葉として)に対する考え方が全然違うんだなという事。

これは友達どうしで待ち合わせ時刻を決める時の事と似ている。ある人は「お昼前頃に待ち合わせしよう」と言って○○書店にその頃いると言い、ある人は「10時にハチ公のところでね」と言い、ある人は「UTC11時23分に南シナ海洋上のポイント(15.4880920, 114.4047540)で」と言うとする。どれが一番正確にその場所にたどり着けるかというやつ。

正確という言葉に騙されると一番細かい時刻を言っているもののように考えてしまう人がいるが、それは逆だ。11時23分にその場所に行くとして正しい時刻の範囲は11時23分を時計が示している60秒の範囲に限定される。(時計の正確さを考えないとして) 11時25分にそこに行ってしまったら取引の相手はもうそこにはいなくて洋上取引は不成立。行くだけ無駄になる。

これが「お昼頃」という曖昧なターゲットであれば多くの人が正確にそこに辿り着く事ができる。カレンダーを見間違えるとかでなければ、夜中にYoutube見過ぎて寝坊しても大丈夫かもしれない。

整理整頓も同じ事で、「とりあえずそこに入れておけばほとんど探し物はそこで見つかる」というのと「これはこのキャビネットの3段目の抽斗にある右から十二番目のフォルダの36ページ目にある」のでは随分と違う。利便性を上げようとしてそれを時々メンテナンスして配置替えをしてしまうとまた大変な事になる。

まあ、そんなわけで、大枠はざっくり、中に入りながら絞り込んで行く程度の方が脳みそが疲れない気がする。

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