見出し画像

もんく [とある南端港街の住人になった人]

逆ギレに遭う

昨日機械が壊れてしまったのでちょっと時間ができてきた。修理待ちってわけで。

そう言えば、来週からキャサリンさんがいない。日本に帰国する。しばらく見ていない日本はどんなだろう?.....なんて、普段思いもしない事を思ってみたりする。望郷? ないない。普通はあるのか?


そんな事よりまたアホな事が....
去年注文していて今年の始めに入る予定の機械、遅れに遅れてやっと今月あたり入って来そうな雰囲気。なのでその取り付け用のフレームを用意する必要がある。そんなのはずっと前からわかっていた。そして先月その機械の図面が届いたのでそれに合わせてどこかに発注すれば良い。こんな風に作ってね、詳しくはこれ見てね、と。別に大した仕事じゃない。

それをエンジニアにイラスト描いてわかりやすく送っておいた。そしたらその時点では何やら質問してきていた。それが、そろそろ届くけど何かある?と聞いたところで何もやってない、考えてもいない事発覚。

それだけならまだしも、勝手に逆切れ。自分はその会社の担当にも会っていないし何も情報が無いと言って怒る。情報って言っても来た資料は全部渡しているし、丁寧に解説まで書き加えたバージョンまで渡している。怒っている人間に何言っても無駄なのは日本もマレーシアも同じらしいので、まあ、その話、来週にしよう。

それに、何となれば外の業者さんにやってもらえば済む。どうせ自分で図面描けないから業者さんとの取次ぎしかできないのだ。


ところで彼がなぜ怒ったのかと言うと、自分で言うように情報貰えないまま仕事せよとなっているからじゃない。いつもの事だけれど、不得意な事、自分でいろいろ考えなければいけない事、決定しなければならない事、またその結果が良くなかった時の自分に降りかかる悪い評価を避けたいのだ。

エンジニアのくせに彼は自分で何か考えて作る事に喜びを感じないかもしれない。もしかして喜びはあるかもしれないが、失敗を恐れるあまり新しい何事にも触れてみる事ができないのだろう。

いつもある事だけれど、日本の工場でこう言う物を使っているからマレーシアでも用意して見なさいと言われる。そうなるとそれと同じような機能や性能を持った物を設計する必要がある。彼の場合はいつも日本にリファレンスとなる物の写真その他をくれと言っている。そんな物もらったところで簡単だし、こっちの設備には絶対に合わないのである。慎重派と言えばそうかもしれないが、実は自分でゼロから描けないのだ。

ま、 マレーシアってこんなレベルなのだ。こんなレベルって、何を言っているかと言うと、スキルの低さと言うよりは仕事は与えられた時に初めてするものであるし、そのための情報すら自ら取りに行く事もしないと言う意味だ。上から下までこう言う事との戦いなのだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マレーシアでニャー2017」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事