今日は端午の節句だそうだ。中国暦だよ。
100周ほど遅れているのだけど、ジョルジュ・バタイユという人の作品を初めて読んだ。昔どこかからもらったAmazonギフトがあったからちょっと買ってみた。
ちょっと検索してもらうとわかるけれど、昔のエロ小説みたいに言われている作品。でも、あれをエロとだけ読んでしまうのは映画の「アイズ・ワイド・シャット」をエロ作品と呼ぶのと同程度で、相応しく無い。
ちゃんと読めばわかるけれど、アダルト作品のような描写が全然無い。身体のディテールも行為の描写も極めてシンプル。それなのにエロを感じさせる。(この解析はあるけど、ここには書かない。) というわけで、性描写がなぜ必要かというと、これは思想の問題だった。それがまあ、面白いところ。神が地に落ちたとして、我々にはその感覚が良くわからないが、絶対の心理が彼らにはやっぱ必要なので・・・・みたいな事を論じないといけない。でも、ここではどうせ興味ないだろうから書かないけど。
でも、一つ言えるのは、普通小説書きが気にしてる事、バタイユは全然眼中に無い。すごいよ。