神奈川県民ホールで行われている「みんなの空き地」というイベントを見てきた。年に数回(4回?)だけ行われるホールの自主企画だそう。パブリッシングはこのチラシ1枚と、これと同程度の情報量のホームページのみ。
まあ、なんとももったいない・・・
さて、今日はたまたま5人中4人の作家さんが一堂に会する機会に恵まれた。そして和楽器・笙の演奏と作家どうしのコラボとなったがこれは企画されたものでないそうだった。いわばハプニング。そして個別にお話を聞くこともできて大変ラッキーな1日だった。
普通ならこうした展示で、予備知識の無い作家さんの作品だけを数点見るだけなのだが、話しができたことで作家が作品をどんなふうに作っているか、作品が生み出される裏にあるものもある程度聞けた。それがなければ、作品が良いように感じられても作家個人の発想のユニークさで止まってしまうのだが、作家とその作品が自らのそれ以外の誰または何と会話しながら作られるのかを知ると、一種の「読み」ができる。
そんな意味でこのイベントはとても貴重だし、多くのヒントをもたらしてくれるものだと感じた。時間があれば行って、作家さんの誰かが来ないか待ってみると良いと思う。
個別の作品、作家の話はそれくらいにしておくけれども、この5人の作品を見て共通するものを感じる。それはどの作品も「時間の集積」だということ。どれもが、作ること、そしてし続けることがとても面倒なものであっても気にせずやり続けている。インプットの大切なものの一つはどれも時間だ。これは見ればすぐにわかる。
これは作品作りのことであり、そして人生のあり方でもある。とりあえず見ればすぐにわかる。