もんく [とある港街の住人]

映画「THE SIXTH SENSE」 -終わりとどんでん返し

映画と言う手法をよく理解している人が作っている。その点において感心させられる作品だ。最もそれはこの作品の主題とは何の関係もない。

通常、映画のストーリーは何年であるとか何日と言う時間を縮めて2時間程度にしなければならない。そうなれば必然的にその大切な要素にとなり得る部分を切り取って繋げて1本にする。であるからその映っていない間の時間は絶対にどこかにあるわけなので、それは見ている観客が想像で補う事になる。それを上手く想像させるのが映画にはどうしても必要な要素である。

この映画はその映っていない時間を非常に上手く観客に想像させながらストーリーを展開していながら、最後の最後にそこは実際無かったのだと逆転どんでん返しを食らわせる見事さで作品を成立させている。全くもってびっくりさせられる。逆に言えばそんなのアリかよ、と言いたくもなるほどだ。そう言う意味で確かに上手いのである。



自分が死ぬときに、自分で終わりと言うものを意識して死ねるのだろうか。そこで終わりを意識できたかできないかで何か違いはあるのだろうか。それは死ぬ瞬間までわからないだろうけれども、結局何時かその時は来る。100%来る。そちらに向かって歩いていると言う意識を持っているべきなのだろうなあ、と思う。
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