まず、ホイール側にあるケーブルを止めているネジを緩めます。このネジを緩めていくとサスペンションの一部に干渉して抜けませんので下のようにサスペンションを沈ませたのと同じような状態にしてから最後まで抜きます。これでホイール側はフリーになります。
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次にスピードメーター部のカバーを外します。長いネジは4本です。
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これでケーブルをインナー、アウターともに抜いてしまいます。
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新しいケーブルのインナーだけを下側の穴から差し込みます。この時、差し込む向きは完成状態のは反対です。つまり本来ホイール側になる先をメーター側に向かって差込みます。これは単にインナーをガイドとして使うためでそのまま固定してしまうわけではないからです。
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アウターがメーターの部分に顔を出したらそれに被せるようにアウターを上から下に差し込んで行きます。インナーはこのためのガイドとして使っているのです。
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アウターが完全に差し込まれ、下の穴から出てきたらインナーを抜きます。
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抜いたインナーにはグリースを塗布しながらインナーの中に差し込んで行きます。
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完全に差し込まれました。
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アウターケーブルのナットをメーターにねじ込みます。
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ケーブルを下に引っ張りながらメーター・カバーの位置を決めます。そしてカバーは4本のネジで止めます。
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最後にケーブルをホイールの穴に差込み、またサスペンションを押し込む形にしてネジ止めして出来上がり。
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PJ ONEの作業者はいつもやっているだけあってなかなか要領が良いです。
そして感心したのは、塗装面を油まみれにしないように注意している事です。日本のオートバイ屋さんではどんな安いバイクの修理でもそれが当たり前ですが、マレーシアの場合は修理すると必ずどこかに油が付きます。そう言う事にあまり注意しないのが普通だからです。その代わり作業費はとても安く、30分やっても部品代だけみたいなものなので文句言うことではないです。
PJ ONEでは作業者がいちいち手の油を拭き取りますし、塗装面に手を置くのは必要な時に限られます。たぶん、ここのスクーターが商品として海外にも輸出されるものであるのと、物が物だけに大切に扱うお客さんが多いからではないかと想像します。
今日の支出
スピードメーター・ケーブル交換 RM35