地球に夢中研究所

肺ガンIV期。自身のガンを治しつつ、世界の人々の健康への貢献を目指す、「地球に夢中研究所」代表 太田和廣の日記。

書評「5つのチベット体操・若さの泉・決定版」ピーター・ケルダー

2011-05-08 10:16:37 | 文化
タイトルからわかるとおり、若返り体操の本である。
読者からの手紙欄には、「私、20歳も若く見られましたの!」などの手紙がこれでもかと並ぶが、アメリカ版の初版は何と1939年とのことだから、なんか時代の雰囲気でてる、てことで、それもご愛嬌。
もちろん、私は若返りなどに興味はなくて、ここに紹介するのは二つの理由からだ。

まず、体操として素晴らしい。
首、腕、背中、腰、腹、尻、足、いろいろなところに負担をかけれる素晴らしい体操だ。
息を続けながらというのもよい。

次に、物語にまつわる「謎」が面白い。
筆者は、退役軍人ブラッドフォード大佐と知り合う。
二人とも60代。
やがて大佐はチベットにあるという「若さの泉」を探しに旅に出る。
数年後、戻ってきた大佐は、どう見ても30代にしか見えなかった!
そして、大佐は語った。チベットの奥地でラマ層たちの間に伝えられていた、5つの儀式について!さらに、「若さの泉」の秘密を!
あー面白い!
と、まあ、そこも面白いんやけど、そこやないんだ、私が感心してるのは。
ピーター・ケルダー氏(筆者)はなぜこんな面倒なことをしたんだ?
チベットの体操を単純に紹介するのでなく、なぜ物語仕立てなんだ?

本文中、ブラッドフォード大佐の解説では、チベットの奥、何年もかけて探し当てれる奥地の僧院に弟子入りして、儀式を学んだとのことだ。
フィクションだろう。
ブラッドフォード大佐、て名前がまずちょっと。。。かっこよすぎる。。。
実際、筆者ピーター・ケルダー氏は、ブラッドフォード大佐について無言を貫いているとのことだ。
となると、次に気になるのは、どこからがほんとの話?
本当にチベットにこの体操はあったのか?
その後、中国によって、チベットは侵略され破壊され今も破壊は続き、もはや迷宮入りだ、てのがまた、物語外の悲しい現実である。

最大の謎、ピーター・ケルダー氏!
1939年に初版を発行した彼は、現在も元気に活動中とのこと!
彼こそが「若さの泉」?
彼は本当に存在するのか?

さて、儀式は5つだけでなくて、もっとある。
第6(=若さの泉の真の正体)、
第7(=「マントラ」)
番号はついてないが重要な儀式(=「マントラム」)

「第6若さの泉」はどうでもいいとして(ちなみに第1も若返り専用で、筋肉トレーニングになってないので、私はやってない。)、「第7マントラ」と「番号なし・マントラム」は私も相当力を注いでいる。
ちなみに、
「俺は超人的知力と超人的体力と超人的健康を手に入れる。オーームーーーーーー」
とつぐやくというものだ。(文面は自分で決める。)

なんだが健康によさそうだろう?
わかったら、みんな、書店へゴー!



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読むー (toriiakiko)
2011-05-08 21:10:26
うちの図書館の書庫に、旧版がある。明日、とってくるっ。いや、借りてくる。
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Unknown (おおた)
2011-05-09 10:41:43
アーチャンは変な本が好きそうやもんねえ。笑
いいなあ図書館。本棚気分やな。
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