地球に夢中研究所

肺ガンIV期。自身のガンを治しつつ、世界の人々の健康への貢献を目指す、「地球に夢中研究所」代表 太田和廣の日記。

先週~来月9月のカポエイラ

2010-08-30 20:28:07 | Weblog
夏バテや
ゆらりゆらりと
カポエイラ

仕事バテや
ふらりふらりと
カポエイラ

精神的打たれ弱さも改善してくれないか、カポエイラよ

バイーアの
砂浜のごとく
カポエイラ

驚いた
固いグランドの片隅、足裁きに削られいつの間にか砂場になってる
どうりで3点倒立痛くないわけだ

(先週~今日のツイッターより)

---

最後の句、アフリカの、にしようかバイーアの、にしようか迷ったけど、バイーアの初代カポエイリスタの壮絶なアフリカへの想いを思えばアフリカの、とは書けないよな

今週末から勤続20年節目休暇を利用して2週間、アフリカ家族旅行する
カポエイラ教室は3回抜ける
でも体はなまらせないよ、決して

一般的なけり技とよけ技はようやくものになってきた
3点倒立もかなり安定してきた
いよいよ第二段階に突入だ

ポンチ(ブリッジ)
そして、ケーダ・ジ・ヒン(両手をついて肘に体を乗せ両足をうかす)

これらがしっかり出来るようになれば、技が飛躍的に増える
これらに必要な筋肉がまだ私には全くない
(昨日のレッスンでは汗の水たまりが出来た
アフリカでも毎日短時間でも繰り返そう
もちろん今週いっぱいの昼練でも追求するさ
9月後半、レッスンに合流するとき、私のカポエイラは確実に進化してるだろう

カポエイラ、我が人生

カポエイラ=日本の心、その3(最終回)

2010-08-26 20:18:09 | Weblog
達人同士のカポエイラは、ジャズのセッションのようだ
互いの技に触発され流れ交う大技は、一つのハーモニー
同じ展開には二度とならない
一期一会
サウダージ
わびさび

サウダージ、という言葉がある
直訳すると「郷愁」
音楽始めブラジル文化のキーワードだ
あの初のボサノバにして最高傑作「ノー・モア・ブルース」からして原題は「シェガ・ジ・サウダージ」だ
ブラジルで別れの際「寂しくなるよ」は「私はサウダージを感じることになるよ」だ
同じポルトガル語のポルトガルではそうももてはやされてないサウダージがブラジルでキーワードとなるのは、故郷から引き離された黒人奴隷の感情を引き継いでいるからとも言われてる
また、日本でボサノバが他国に比べもてはやされているのは、日本の「わびさび」文化がボサノバのサウダージとマッチしているからとも言われている
(日本のわびさび文化はどこから来たか、それは辺境性から…とは書かれてなかったかも知れないけどそう感じた内田樹「日本辺境論」、超名著、必ず読むべし)

回りくどい上に理屈っぽくなってしまったが許してくれ
要するに、私はカポエイラをしたり見たりしてるときに、サウダージを感じる
それが私の日本人としてのわびさび回路を刺激するのだろう
たまらないんだ

見ればわかる
さあ、ユーチューブでカポエイラ検索、どうぞ
一人で大技決めてる奴は違うよ
素朴な音楽にあわせ二人で出来るだけゆったりしてるやつ(アンゴラ調)がいい
第3の日本の心、「サウダージ=わびさび」を感じるだろう
第一の日本の心、「風流」をも感じるだろう
でも第2の日本の心「学び」は入らないとダメだからね

あなたの近所にもカポエイラ団体はきっとある
関西でいうと、我がコハダン・ジ・コンタス、ヘジオナウのカポエイラ・テンポ、サンパウロ出身の師範率いるアウマ・ネグロ、こぞって2000年代に誕生して勢力を広げてる
京都にもいくつかあるのを知ってる
我がコハダンは関東にも北陸にも神戸にもある
先日のバチザード(昇段式)には博多の団体が応援に来てくれてた
全国の大学でサークルが立ち上がってるときく
あなたの近所にもきっとある
さあ、日本の心、カポエイラを楽しもう

蛇足
山下洋輔さんのエッセイの中に、日本人は世界的にも類を見ないジャズ好きだとあった
どんな田舎に行っても石を投げたらジャズ好きに当たる国は日本だけだと
その理由として、日本人は古来から即興をかっこいいと感じる民族だからとあった
カポエイラの即興性は、まさにジャズ
我が心のサウダージ、ジャズ、ボサノバ、そしてカポエイラ

もう一つ蛇足
カポエイラが故郷から引き離された黒人奴隷のサウダージが生み出したものだとするならば、なぜアメリカでなくブラジルのバイーアで生まれたか
それは、バイーアの気候によるものだと思っている
当時、タンザニアのザンジバル島が忌まわしい奴隷売買の基地で、そこから新大陸に奴隷たちは送られた
バイーアの海で三点倒立した初代カポエイリスタたちは、空と海と一体化して、同じ気候風土のザンジバル島に飛んでいたのではないか
カポエイリスタたちが戦っていたのはザンジバル島の奴隷商人たちではないか
私は来月タンザニアへ、そしてザンジバル島へ飛ぶ
そのとき何かを感じるだろう

カポエイラ、我が人生

(完)

演奏報告、昨日、ハチ(ミューズとともに)

2010-08-26 19:28:33 | Weblog
1st
1.フェリシダージ
2.トリステーザ
3.ジェット機
4.十字路
5.まなざし
6.宮古の君
7.ハッピーバースデートゥ上野さん
~ケーキ登場
~上野さん45歳挨拶

2nd
1.エモルドゥラーダ
2.トラベシーア
3.サンパ
4.ビリンバウ
5.待ち伏せ(ボーカル:いくさん)
6.トキンサンバ
7.我が心のインタープレイ8

ミューズ中村なおこさんは来てくれたよ
喜んでくれた
よかった
なんだか天然キャラの麗しのマダム
また来てくれたらいいな

実は喉鼻絶不調(今日になってコウセイ剤効き始めたかな)、おまけに夏バテ、仕事でも打たれまくりでストレス満載、でも上野さんがついてればあれぐらいは出来る
お世辞でもいい、マスターが「今日もよかったぞ」と言ってくれたとき、「ありがとうございます」と答えるだけだけど、本当は天にも上る気分なんだ
いくさんとの初共演も果たした
上野さんの記念すべき日をハチ軍団とともに過ごした、価値あるライブ、堪能

来月はまたオリジナル中心のラインナップ(ミューズはライブ入ってて来れないって)、こうご期待
アフリカで新曲作ってくるね(^-^)/

演奏予告、明後日、ハチ(対ミューズ)

2010-08-23 20:38:05 | Weblog
1st
1.フェリシダージ
2.トリステーザ
3.ジェット機
4.十字路
5.まなざし
6.宮古の君

2nd
1.トラベシーア
2.サンパ
3.エモルドゥラーダ
4.ビリンバウ
5.トキンサンバ
6.我が心のインタープレイ8

スタンダードを多くラインナップ
そういう気分、てのもあるけどね、先日のアズウさんとこのミューズのひとりが多分来るて言ってたんで、そのピンポイント攻撃用布陣、てわけ
本当の戦いが始まった!

なおこの日(25水曜)は上野さんの誕生日会もかねてるからね、皆さんよろしく頼む

カポエイラ、俺たちの人生(妹@東京)

2010-08-22 08:35:19 | Weblog
強敵来たる夏。
強敵と書いて友と読む。
なんとあの東京が誇る歌姫、せがわあきこ、こと、私の妹、カポエイラにべたぼれ。
私と同じコハダン・ジ・コンタスの東京支部入り。

http://akiakisezu.exblog.jp/14442382/

音楽人生的には遠回りかもしれない。
でも人生は数倍に膨らむ。
それは音楽にも何かをもたらすだろう。

カポエイラ、俺たちの人生

ライブ鑑賞報告、アズウさんとボサノバのミューズたち、@ハチ

2010-08-21 00:01:08 | Weblog
ミューズたちももちろん素晴らしかった
特に4人勢揃いのステージは音楽的にも視覚的にも圧巻
だが特筆すべきはアズウさんだ
現実にソロギタリストとしての凄さは周知の通り
それ以上に、ギターにしろ歌にしろ、音に魂をこめることこめること、なんて技術だ、そして魂の深いこと
お客さんの数もすごかった
休憩時間のざわめきは大旅館の宴会場みたいだった

無性に音楽がやりたい
来週水曜は同じハチで私と上野氏のライブ
いかに私がアズウさんより百万倍格下だとて、上野さんがついてるんだ、頑張れば負けないクォリティーの音楽ができるはず
やってやろうじゃないか
本当の戦いが始まった!

日記(アフリカ)

2010-08-20 20:19:42 | Weblog
昨夜、「おやすみ」と去ってくまあちゃんを呼び止め、スワヒリ語クイズ
(彼女は全く知らない)

ムティとムトト、どっちが「子供」?

少し考えて答えた
…正解

じゃあ、××(子供じゃなかったほうの単語)の意味は、「木」「花」どっち?

たっぷり考えて答えた
…正解

やっぱりな
わかると思った
なんかそんな響きがあるよな
ん?
答えを教えろ?
その必要はないよ
あなたが思ったほうで多分あってるよ

てなわけでスワヒリ語勉強中
アフリカまであと2週間
本当の戦いが始まった!
3部作最終回はしばらく待ってくれ

カポエイラ報告(待ち人来たる)

2010-08-20 20:16:10 | Weblog
休み明け
変わらず暑いぜ
カポエイラ

いやむしろ増してます、二重の意味で

(火曜のツイッターより)

蝉の頭
南無阿弥陀物
カポエイラ

体は鳥さんが食べたかな

(木曜のツイッターより)

水曜と今日金曜はつぶやきなし
職場の同僚が参加してて暇なかってん
ここで一句

待ちわびた
強敵来たる夏
カポエイラ

強敵と書いて友と読む('-^)/

カポエイラ=日本の心、という私見、その2

2010-08-19 08:43:28 | Weblog
人は時に、情報源のアウトプット以上のものをインプットすることがある
職人の、芸術家の、将棋さしの、武道家の、師弟関係においてよく見られる
これは日本に限ったことではないが、日本人に特に恵まれた能力である
(なぜなら、その辺境性ゆえに…内田樹「日本辺境論」、超名著、必ず読むべし)

わがコハダン大阪の師匠、お茶目で真面目で優しくて強い
淀川河川敷でのバーベキュー大会で先輩たちと話してて、師匠をいかに敬愛してるか、そんな話題じゃないのにヒシヒシと伝わった
ああ、だからこの人たちは強いんだ、と思った
私も入団してもっと多くを学びたいと思った、師匠が発信する以上のものを!
そしてマークンに遅れること3ヵ月、私もコハダン・ジ・コンタスに正式入団した

先日、ブラジルから最高師範が来日、特別レッスンを受けた
どんな恐ろしい男だろう
緊張しながらマークンと二人、巨大練習場へ
最高師範は巨大ながら優しい人だった
なんせ私一番下手、子供はその日マークン一人、会場の端から端までメンバー一同アウージカベッサなんたら(頭ついて側転のような)、最後尾の私とマークンだけポツンと取り残される
ヤバい、怒られるか?と思いきや、大勢を待たせ親切指導
後日バチザード(昇段式)後の打ち上げで、「こっちへおいでよ」と先輩
「ポルトガル語話せなくても、最高師範の近くで同じ空気吸うだけでも違うから!」
当の最高師範は、全くえらそばることなく謙虚な態度
別れの時が来た
打ち上げはまだまだ続くが、マークンを帰さないと
最高師範に語りかける
「メストレ、ムイト、ムイト、オブリガード」
「(ポルトガル語で)こちらこそありがとう」
そしてカポエイラ式の握手をかわす
ああ、ダメだ、文字では伝わらない
あの謙虚な態度
あれがカポエイラの強さなんだ

私はこれまで師匠についたことがない
第2の日本の心「学びの心」を今満喫している

次号、感動の最終回!

カポエイラ=日本の心、という私見について、その1

2010-08-18 07:39:17 | Weblog
ブラジルの心だろ、てそれはそうなんだけどちょっと待って、「日本の心」て、何も日本人オンリーの心を意味してるんじゃないよ
例えば虫の音を楽しむ「風流」、日本人ならみなが持ってるこの心、欧米ではほとんど見られない(ノイズに聞こえるらしい)が、でも全くないわけじゃなく、詩人などはもちろん持ってる(参考文献:「国家の品格」藤原さん)
ところでカポエイラ、輪になって歌、手拍子、民俗楽器による演奏、その中で二人ずつ演舞する
風流だろ?
おっと、ヒップホップやレゲエをイメージしないでくれよ、あくまで民俗的で素朴なカポエイラ音楽、風流なんだ

初めて教室を訪れた時、まだ私はベタに日本の心を追ってて、だから日本の武道をやりたくて、いやいや家族に付き添って来た
マークンはノリノリで体験入学、私は練習をただ見てた
だがそのうちたまらず叫んだ
「先生、私も端っこで体動かしていいですか!?」
日本の心「風流」がそこにあった
2月か3月のこと
それからしばらく、コハダン正式入団したマークンの付き添いで来ては見よう見まねで勝手に体を動かす日々が続く
やがて私も正式入団を決意する
それは5月頃、淀川河川敷でバーベキューに参加したときのことだ
先輩たちと話をしてて、もう一つの日本の心の存在に気づいたんだ
第一の日本の心「風流」だけなら見よう見まねでもよい
だが、第2の日本の心は、正式入団しないと得られないものだった
その正体は…!

以下次号