<伊良湖岬で、あんかけスパ>
渥美半島の先端にある「伊良湖クリスタルポルト」。


ここは道の駅であると同時にフェリーターミナルでもある。
三重県の鳥羽と伊良湖を結ぶフェリーは、わずか一時間弱の所要時間で、大間から函館よりも近い。約半分だ。陸路で行くよりかなり早いのである。たしか、推理小説で犯人のアリバイ崩しにも使われていたように記憶する。
三階のレストランが団体による貸切だったため、二階にある軽食コーナーで昼食をとることにした。

(オッ、あんかけスパゲティか・・・)
名古屋名物のひとつだが、ネーミィングがあの「小倉トースト」と同じように自分には抵抗があり、いままで敬遠していた。
そうか、ここも名古屋圏だった。サンプルをみているぶんにはなんとなく食べられそうだ。
よし、いっちょ試してみるか。
先払いして、四人掛けのテーブルで待つ。窓際のカウンター席は、景色がいいのでカップルが占めていた。
呼ばれて、料理の載ったトレイを受け取りに行く。

熱そうだ・・・。
ひとくち食べると、たしかに猛烈に熱い。これは猫舌でないので、まったく平気。
そして辛味が追いかけてきた。トマトベースのとろとろのソースには、大量のブラックペッパーが入っているのだ。
パスタのなかでは、辛味の効いたペンネ・アラビアータが大好きである。皿に残ってしまった少量のソースもパンを使ってきれいに食べきる。
そんな熱い辛いオッケーのわたしだから、このスパゲッティはモーマンタイ(無問題)であった。
となると、小倉トーストというのも、あんぱんが好きなひとならぜんぜん平気かもしれない。
すぐそばにある恋路ヶ浜にいってみた。

その名前からいかにも美しい渚を期待していたが、無数の漂流物が砂浜に散乱している。きっと秋にあった大型台風のせいだろう。
♪名も知らぬ遠き島より 流れ来る椰子の実ひとつ
故郷の岸を離れて ・・・
という歌がある。
ここを旅した若き柳田國男が、拾った椰子の実の話を島崎藤村にした。藤村は想像を膨らませて「椰子の実」の詩を創作したといわれている。
地元の高校生たちが清掃活動をしていた。すれ違う生徒たちは挨拶を忘れず、とても礼儀が正しい。

寒風で身体が冷えてきたので、丘の上に建つホテルで日帰り入浴をすることにした。

露天風呂には、火照った身体を冷ませるように木製のビーチチェアがあり寝そべることもできる。温泉でないのがなんとも残念だ。
さきほどの恋路ヶ浜が眼下にみえるが、灯台はここからでも見えない。歩きにくいし、遠そうなので灯台をあきらめたのは正解だった。

なかなかの景色である。
鳥のように、翼を広げて大空から俯瞰している気分だ。
正面遠くがきっと、三重県の鳥羽だろう。

手前の、海に浮かぶ島は三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった神島だ。
湯の中から、眼前に広がる絶景に時を忘れて見入ってしまった。
→「津軽海峡フェリー(1)」の記事はこちら
渥美半島の先端にある「伊良湖クリスタルポルト」。


ここは道の駅であると同時にフェリーターミナルでもある。
三重県の鳥羽と伊良湖を結ぶフェリーは、わずか一時間弱の所要時間で、大間から函館よりも近い。約半分だ。陸路で行くよりかなり早いのである。たしか、推理小説で犯人のアリバイ崩しにも使われていたように記憶する。
三階のレストランが団体による貸切だったため、二階にある軽食コーナーで昼食をとることにした。

(オッ、あんかけスパゲティか・・・)
名古屋名物のひとつだが、ネーミィングがあの「小倉トースト」と同じように自分には抵抗があり、いままで敬遠していた。
そうか、ここも名古屋圏だった。サンプルをみているぶんにはなんとなく食べられそうだ。
よし、いっちょ試してみるか。
先払いして、四人掛けのテーブルで待つ。窓際のカウンター席は、景色がいいのでカップルが占めていた。
呼ばれて、料理の載ったトレイを受け取りに行く。

熱そうだ・・・。
ひとくち食べると、たしかに猛烈に熱い。これは猫舌でないので、まったく平気。
そして辛味が追いかけてきた。トマトベースのとろとろのソースには、大量のブラックペッパーが入っているのだ。
パスタのなかでは、辛味の効いたペンネ・アラビアータが大好きである。皿に残ってしまった少量のソースもパンを使ってきれいに食べきる。
そんな熱い辛いオッケーのわたしだから、このスパゲッティはモーマンタイ(無問題)であった。
となると、小倉トーストというのも、あんぱんが好きなひとならぜんぜん平気かもしれない。
すぐそばにある恋路ヶ浜にいってみた。

その名前からいかにも美しい渚を期待していたが、無数の漂流物が砂浜に散乱している。きっと秋にあった大型台風のせいだろう。
♪名も知らぬ遠き島より 流れ来る椰子の実ひとつ
故郷の岸を離れて ・・・
という歌がある。
ここを旅した若き柳田國男が、拾った椰子の実の話を島崎藤村にした。藤村は想像を膨らませて「椰子の実」の詩を創作したといわれている。
地元の高校生たちが清掃活動をしていた。すれ違う生徒たちは挨拶を忘れず、とても礼儀が正しい。

寒風で身体が冷えてきたので、丘の上に建つホテルで日帰り入浴をすることにした。

露天風呂には、火照った身体を冷ませるように木製のビーチチェアがあり寝そべることもできる。温泉でないのがなんとも残念だ。
さきほどの恋路ヶ浜が眼下にみえるが、灯台はここからでも見えない。歩きにくいし、遠そうなので灯台をあきらめたのは正解だった。

なかなかの景色である。
鳥のように、翼を広げて大空から俯瞰している気分だ。
正面遠くがきっと、三重県の鳥羽だろう。

手前の、海に浮かぶ島は三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった神島だ。
湯の中から、眼前に広がる絶景に時を忘れて見入ってしまった。
→「津軽海峡フェリー(1)」の記事はこちら
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