<館林、躑躅ヶ岡公園(2)>
「朝陽の小径」をてくてく歩き、梅林からかなりの距離がある躑躅の庭園に向かう。
この「躑躅ヶ岡公園」の起源だが、館林城主である徳川家康の勇将「榊原康政」が寵愛した「お辻」という美しい側室が正室の妬みをかい執拗な嫌がらせを受け、ついには城沼に身を投げてしまったという。
その側室の霊を弔うために、側室の名前にちなんだつつじを城沼の南岸に植えたのが始まりと言われている。
二十二代城主秋元志朝などにいたっては「一枝を折る者は一指を切る」という、恐ろしく強烈なお触れを出して躑躅を保護したと伝えられている。
庭園には四月下旬から五月にかけて五十種以上、約一万株のツツジが咲く。樹齢八百年を超えるヤマツツジの古木群のなかには高さ五メートルの巨木もあるという。
躑躅の小径を登っていくと城沼が見渡せる場所に出た。
あの上毛かるたで、<花山公園 つつじの名所>と謳われているが、「花山公園」とは地元での愛称で実はこの公園のことだ。
「あ、猫だ」
それも生まれてそれほど間もない猫たちだ。双子かな。
「ニャニャニャーゴ!」
子猫二匹が猫語で話しかけると寄ってきた。よしよし、いい仔でちゅね。
しまった。いつも持ち歩いている餌が入ったバッグを車に置いてきてしまった。
あれ! あそこで寝込んでいる一匹もいるぞ。家族なのだろうか。
悪いけどいまは何もあげられないが、厳しい冬がもうすぐ終わって、躑躅の季節が来ればいっぱい可愛がってもらえるだろう。
ふだんは無料の公園だが躑躅の時季だけ入場料をとる。
咲きだしと散り際には三百十円、満開時にはなんと六百二十円だそうだ。また、ありがちだが公園近辺の空き地もお代五百円也の駐車場と化す。
今回は、躑躅ではなく梅と白鳥が見たかったわけなので、入場料も駐車料金も無料で満足このうえない。
→「館林、躑躅ヶ岡公園(1)」の記事はこちら
「朝陽の小径」をてくてく歩き、梅林からかなりの距離がある躑躅の庭園に向かう。
この「躑躅ヶ岡公園」の起源だが、館林城主である徳川家康の勇将「榊原康政」が寵愛した「お辻」という美しい側室が正室の妬みをかい執拗な嫌がらせを受け、ついには城沼に身を投げてしまったという。
その側室の霊を弔うために、側室の名前にちなんだつつじを城沼の南岸に植えたのが始まりと言われている。
二十二代城主秋元志朝などにいたっては「一枝を折る者は一指を切る」という、恐ろしく強烈なお触れを出して躑躅を保護したと伝えられている。
庭園には四月下旬から五月にかけて五十種以上、約一万株のツツジが咲く。樹齢八百年を超えるヤマツツジの古木群のなかには高さ五メートルの巨木もあるという。
躑躅の小径を登っていくと城沼が見渡せる場所に出た。
あの上毛かるたで、<花山公園 つつじの名所>と謳われているが、「花山公園」とは地元での愛称で実はこの公園のことだ。
「あ、猫だ」
それも生まれてそれほど間もない猫たちだ。双子かな。
「ニャニャニャーゴ!」
子猫二匹が猫語で話しかけると寄ってきた。よしよし、いい仔でちゅね。
しまった。いつも持ち歩いている餌が入ったバッグを車に置いてきてしまった。
あれ! あそこで寝込んでいる一匹もいるぞ。家族なのだろうか。
悪いけどいまは何もあげられないが、厳しい冬がもうすぐ終わって、躑躅の季節が来ればいっぱい可愛がってもらえるだろう。
ふだんは無料の公園だが躑躅の時季だけ入場料をとる。
咲きだしと散り際には三百十円、満開時にはなんと六百二十円だそうだ。また、ありがちだが公園近辺の空き地もお代五百円也の駐車場と化す。
今回は、躑躅ではなく梅と白鳥が見たかったわけなので、入場料も駐車料金も無料で満足このうえない。
→「館林、躑躅ヶ岡公園(1)」の記事はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます