<修善寺温泉>
修善寺温泉は伊豆半島で最も歴史がある温泉である。
その地名の由来となった修善寺である。平安時代に弘法大師が開いた。
階段を登り、本堂へ。
背景の冬の青空が澄んでいてとても美しい。鎌倉時代には、源頼家がこの寺に
幽閉されたという。
鐘楼の後ろにある、ひと群れの竹林の緑に眼も洗われるようだ。
温泉街の中心に桂川が流れ、無料の「独鈷の湯(とっこのゆ)」という温泉が
あるのだが、いまは修復の真っ最中で、その工事の土砂のために川の水が濁って
いた。
その「独鈷の湯」だが、その昔、川原で病気の父親の体を洗う少年のために、
弘法大師が独鈷を使って岩を掘り砕いたところ、そこからお湯が湧出した、との
伝説がある。
独鈷とは、忍者が使う飛び道具の「苦無(くない)」というのをふたつ繋げて
小さくしたような形状で、僧が持ち歩く道具というより一種の武器である。
宿はその川の両岸に並んでいる。
手ごろな料金の宿から、超高級まで多彩にある。
修善寺駅からバスで十分くらい、至極便利でしかも静かである環境が好まれて
夏目漱石、芥川龍之介、川端康成など多くの文豪が訪れた。
川に沿って、竹林などがある散策路を歩く。
すこし身体が冷えたので、外湯の「筥湯(はこゆ)」でひと風呂浴びる。
・・・そういえば、修善寺駅近くの温泉に泊まったとき、男女の浴室が朝交代
することにすっかり忘れて失敗したことがあったなあ。いまだったら、ただでは
すまなかったかもしれないなあ。
湯に浸かりながら、そんなくだらないことを思いだした。
汗を流したら腹が減ったので、独鈷蕎麦の幟がある店にはいった。
メニューは二種類だけ、山葵を客に摺らせる店で、どちらかというと、わたしは
あんまり好きではない。麺もどうみても手打ちでなく乾麺だ。見ただけでなく、
食べても乾麺だ。その気持ちが出たのか、写真がぼけてしまって、とても使えな
い。
気をとりなおして、今日の宿がある伊豆長岡温泉に向かう。
→「梅木温泉」の記事はこちら
→伊豆長岡温泉「南山荘」の記事はこちら
修善寺温泉は伊豆半島で最も歴史がある温泉である。
その地名の由来となった修善寺である。平安時代に弘法大師が開いた。
階段を登り、本堂へ。
背景の冬の青空が澄んでいてとても美しい。鎌倉時代には、源頼家がこの寺に
幽閉されたという。
鐘楼の後ろにある、ひと群れの竹林の緑に眼も洗われるようだ。
温泉街の中心に桂川が流れ、無料の「独鈷の湯(とっこのゆ)」という温泉が
あるのだが、いまは修復の真っ最中で、その工事の土砂のために川の水が濁って
いた。
その「独鈷の湯」だが、その昔、川原で病気の父親の体を洗う少年のために、
弘法大師が独鈷を使って岩を掘り砕いたところ、そこからお湯が湧出した、との
伝説がある。
独鈷とは、忍者が使う飛び道具の「苦無(くない)」というのをふたつ繋げて
小さくしたような形状で、僧が持ち歩く道具というより一種の武器である。
宿はその川の両岸に並んでいる。
手ごろな料金の宿から、超高級まで多彩にある。
修善寺駅からバスで十分くらい、至極便利でしかも静かである環境が好まれて
夏目漱石、芥川龍之介、川端康成など多くの文豪が訪れた。
川に沿って、竹林などがある散策路を歩く。
すこし身体が冷えたので、外湯の「筥湯(はこゆ)」でひと風呂浴びる。
・・・そういえば、修善寺駅近くの温泉に泊まったとき、男女の浴室が朝交代
することにすっかり忘れて失敗したことがあったなあ。いまだったら、ただでは
すまなかったかもしれないなあ。
湯に浸かりながら、そんなくだらないことを思いだした。
汗を流したら腹が減ったので、独鈷蕎麦の幟がある店にはいった。
メニューは二種類だけ、山葵を客に摺らせる店で、どちらかというと、わたしは
あんまり好きではない。麺もどうみても手打ちでなく乾麺だ。見ただけでなく、
食べても乾麺だ。その気持ちが出たのか、写真がぼけてしまって、とても使えな
い。
気をとりなおして、今日の宿がある伊豆長岡温泉に向かう。
→「梅木温泉」の記事はこちら
→伊豆長岡温泉「南山荘」の記事はこちら
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