温泉クンの旅日記

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修善寺温泉 静岡・伊豆

2009-01-18 | 温泉エッセイ
  <修善寺温泉>

 修善寺温泉は伊豆半島で最も歴史がある温泉である。



 その地名の由来となった修善寺である。平安時代に弘法大師が開いた。



 階段を登り、本堂へ。



 背景の冬の青空が澄んでいてとても美しい。鎌倉時代には、源頼家がこの寺に
幽閉されたという。



 鐘楼の後ろにある、ひと群れの竹林の緑に眼も洗われるようだ。
 
 温泉街の中心に桂川が流れ、無料の「独鈷の湯(とっこのゆ)」という温泉が
あるのだが、いまは修復の真っ最中で、その工事の土砂のために川の水が濁って
いた。



 その「独鈷の湯」だが、その昔、川原で病気の父親の体を洗う少年のために、
弘法大師が独鈷を使って岩を掘り砕いたところ、そこからお湯が湧出した、との
伝説がある。
 独鈷とは、忍者が使う飛び道具の「苦無(くない)」というのをふたつ繋げて
小さくしたような形状で、僧が持ち歩く道具というより一種の武器である。

 宿はその川の両岸に並んでいる。
 手ごろな料金の宿から、超高級まで多彩にある。
 修善寺駅からバスで十分くらい、至極便利でしかも静かである環境が好まれて
夏目漱石、芥川龍之介、川端康成など多くの文豪が訪れた。

 川に沿って、竹林などがある散策路を歩く。



 すこし身体が冷えたので、外湯の「筥湯(はこゆ)」でひと風呂浴びる。



 ・・・そういえば、修善寺駅近くの温泉に泊まったとき、男女の浴室が朝交代
することにすっかり忘れて失敗したことがあったなあ。いまだったら、ただでは
すまなかったかもしれないなあ。
 湯に浸かりながら、そんなくだらないことを思いだした。

 汗を流したら腹が減ったので、独鈷蕎麦の幟がある店にはいった。
 メニューは二種類だけ、山葵を客に摺らせる店で、どちらかというと、わたしは
あんまり好きではない。麺もどうみても手打ちでなく乾麺だ。見ただけでなく、
食べても乾麺だ。その気持ちが出たのか、写真がぼけてしまって、とても使えな
い。

 気をとりなおして、今日の宿がある伊豆長岡温泉に向かう。




  →「梅木温泉」の記事はこちら
  →伊豆長岡温泉「南山荘」の記事はこちら

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