温泉クンの旅日記

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東京駅で博多うどん

2013-06-12 | 食べある記
  <東京駅で博多うどん>

 名店の蕎麦はシンプルな「笊」とか「盛り」に限る。

 蕎麦については「オマエは狭量だ」といわれても甘んじて受けるが、こと「うどん」に関しては、わたしは広量、きわめて寛大である。
 讃岐、稲庭、水沢、伊勢、氷見、吉田、太いの細いの幅広なの、とにかくなんでもこいだ。もちろん、腰のない博多うどんも大好きだ。

 首都圏でも「博多うどん」のファンはそれなりに多いと思う。東京駅八重洲地下街でいつでも手軽に食べられた「博多うどん」が閉店してガッカリしたひとはわたしだけではあるまい。

 何度か書いたのだが、わたしは朝食を二回食べる。
 起きてすぐに軽く食べ、経由する新橋駅か東京駅の界隈で立ち食い蕎麦を食べたり、コンビニのおにぎりやパンと豆乳を職場に持ち込んで食べたりする。

 ある日の朝、八重洲で立ち食い蕎麦を食べてから地下鉄の日本橋に向かって歩いているときに「博多うどん」の店を発見したのだ。

 そして、それから数日した朝に勇んで食べに向かったのである。



 東京駅の八重洲北口を出て、大丸一階の前を通り、すぐの外堀通りの交差点を渡る。渡ったら、そのまま呉服橋に向かって五十メートルくらい歩いたところに、その店「丼拓」がある。





 半地下にある、椅子席もすこしあるが基本は立ち食いの店で、入り口近くの自販機でチケットを購入する。

 博多うどんでは迷うことなく一直線に「ごぼ天うどん」だ。



 ごぼ天は並クラスだが、薄口醤油を使った風味豊かな透き通った出汁は本格的で、かなり上物である。うどんのほうは博多にしてはすこし腰があるが、もちもちしておりこちらも旨い。冷凍麺かもしれない。
 営業時間は平日は朝七時から夜九時まで、土曜は八時から午後三時までである。

 味をしめて、次の日の朝は「かけうどん」にしてみた。二百九十円也。
 ネギと揚げ玉は受渡しカウンターの上のタッパーに盛られている。



 好きなだけ自分で入れるシステムなので、かけうどんが一転「たぬきうどん」に格上げできるからだ。



 蕎麦はそれだけで完全食品だが、うどんはなにかを載せたり足したりするのがいいのは百も承知千も合点だが、なにしろ昼メシでなく朝の二食目なので安いにこしたことはないのである。
 この博多たぬきうどん、安くて旨くて朝の二食目にぴったりである。気にいった。



 面白いことに、置いてある七味唐辛子が信濃善光寺の逸品なのだ。もしかしたら蕎麦のほうも思いのほか旨いのかもしれない。そのうち試してみるとしようか。


  →「牧のうどん」の記事はこちら
  →「ウエストのうどん」の記事はこちら

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