温泉クンの旅日記

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伊東、珈琲そして中華そば

2017-02-22 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <伊東、珈琲そして中華そば>

(ありゃりゃ、ビールしかないのかよ)



 メニューを何度みても、ビールしか書いていない。
「この店はお酒とか焼酎は置いていないのでしょうか」
 祈る気持ちで訊いたが、ビールだけだという。がっかり。禁酒明け第一弾のアルコールが苦手で嫌いなビールか・・・。

 人間ドックを京橋で朝一番で終えるなり八重洲地下街の喫煙スペースで一服いや二服し、お茶のペットボトルとおにぎり一個を地下のコンビニで買うと、一目散といった感じで一気に伊東までやってきたのだ。



 まずは「わかば」で、とてつもなく旨い珈琲とピザトーストを胃の腑に収めた。この店は珈琲も上等だが、ミルクが段違いのシロモノなのだ。メニューにあるものすべてにコダワリがあるのだが、まあ珈琲だけでも飲む価値はある店である。



 松川沿いの、築百年を超す三階建て旅館を眺めつつ国道135号の旧道を按針通り商店街に入ったところで見つけた昭和レトロな雰囲気を醸しだしている中華料理店である。





 店名の「源来軒」で喜多方ラーメン発祥の老舗をなんとなく思いだし、店に吸いこまれるように入ってしまったのだ。



 入るなり、店内のすべての卓の上を素早くチェックして灰皿が無いことに気づき、「ここは禁煙でしょうか」と確認した。席に座らずに尋ねたのは禁煙ならあきらめて他の店にするつもりだったからだ。奥にいた店主らしきひとが「いえ、いま灰皿をお持ちしますので」の返答で、それならばと安心してコートを脱いだのだった。

 止むを得ん、煙草が吸えるからビールで手を打つか。夜に盛大に呑むことにして、酒とともにピッタリやめていたラーメンのほうを楽しむとするか。
「ビールの中瓶とラーメンをください」





 ビールを呑みながらさらにメニューを点検するとハムエッグをみつけた。ラーメンの前にハムエッグを頼もうと厨房にあるきはじめると向こうからラーメンが運ばれてきてしまう。

(早やっ!)



 おォ―なんとも「支那そば」チック、昭和レトロで旨そうな中華そばである。
 懐かしい、幼いころに食べたようなホッとするようななんとも懐かしい味である。「くっちゃい亭」とは違うが、ラーメン明けにまさにふさわしいドストライクな一杯だ。ラーメン頼んで大正解だった。



 またいい店をみつけてしまった・・・。伊東には熱海の横柄さなどまるで皆無、リピーターを増やそうと頑張っている飲食店がジツに多いと思う。四合瓶や一升瓶のボトルキープの期限が「永久(なくなるまで)」という店もあり、一年ぶりの冬に行ってもボトルがあるのだからこのサービスはたまらない。
 珈琲、ピザトースト、ラーメンと三連続でたっぷりと満足させてもらったわい。三打数三安打。さて、温泉で仕上げて夕方繰り出すとしよう。



  →「宿酔いにはこのソフト」の記事はこちら
  →「伊東温泉、会心の一日(1)」の記事はこちら


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