<相間川温泉(2)>
浴衣に着替えると部屋の鍵をかけ、温泉棟に向かう。
内湯で掛け湯をたっぷりして、ゆっくり浴槽に身を沈めていく。
(ふーぅ、疲れが溶けだしていくようだ・・・)
湯は循環濾過していて透明感がある緑がかった湯だ。
山間の温泉は意外と冷える。外の露天に出ていくまえには身体を温めるのが常識だ。
有馬温泉とか伊香保温泉にならって、相間川温泉では内湯を銀泉、露天を金泉と呼んでいるが泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物強塩温泉でまったく同じである。塩分も多いので温まる温泉だ。
身体が温まったところで外の露天に出る。
(ここ、ここ。・・・記憶通りだ。たしか足元に注意しなければいけなかったな)
「うーむぅ、効くなあ・・・」
温泉好きだからいい温泉だと思わず喜悦の声が出てしまう。源泉は地下約千四百メートルから毎分百リットル湧出している。
露天は掛け流しで鉄分が多いせいか濃い褐色である。だから湯のなかに配置された岩石がみえないのだ。
(そうか。この石油臭は忘れていた・・・)
相間川温泉は石油臭がかなり強い温泉である。新潟の月岡温泉よりも臭いが濃いが、道北、稚内の豊富温泉よりは薄い。
少量の加水はしているようだが、この露天なら温泉通もきっと満足するに違いない。
夕食は宿泊客専用の食事処だった。
元禄三年創業の地元「牧野酒造」の大吟醸「大盃」の冷酒を注文する。
夕食は酒メインで適当に肴としてつまむ。二食付き八千円也であるから、食事内容を期待してはいけない。残念なのはちゃんと食べたいご飯が不味かったことだが、まあこれはないものねだりというものだろう。
朝食は日帰り客用の食事処だった。昨日の夜は、この食事処に面した喫煙スペースへ何度も足を運んだものだ。
朝も和食のみで既に卓に並べられていた。
こちらも夕食と同じで肝心のご飯だけが喉を通らず悪いが残してしまった。
もしも交渉してB&Bで宿泊できるようなら、日帰り客用の食事処で好きなアラカルトものを食べられるので、絶対そのほうがいい。
前にわたしが泊ったときにたしかそうしてもらったと思う・・・たぶんだが。
日帰りでもいいので、伊香保の帰りにでも寄る価値ある温泉である。
→「相間川温泉(1)」の記事はこちら
→「指輪」の記事はこちら
→「豊富温泉」の記事はこちら
→「咲花温泉(2)」の記事はこちら
→「月岡温泉の朝」の記事はこちら
浴衣に着替えると部屋の鍵をかけ、温泉棟に向かう。
内湯で掛け湯をたっぷりして、ゆっくり浴槽に身を沈めていく。
(ふーぅ、疲れが溶けだしていくようだ・・・)
湯は循環濾過していて透明感がある緑がかった湯だ。
山間の温泉は意外と冷える。外の露天に出ていくまえには身体を温めるのが常識だ。
有馬温泉とか伊香保温泉にならって、相間川温泉では内湯を銀泉、露天を金泉と呼んでいるが泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物強塩温泉でまったく同じである。塩分も多いので温まる温泉だ。
身体が温まったところで外の露天に出る。
(ここ、ここ。・・・記憶通りだ。たしか足元に注意しなければいけなかったな)
「うーむぅ、効くなあ・・・」
温泉好きだからいい温泉だと思わず喜悦の声が出てしまう。源泉は地下約千四百メートルから毎分百リットル湧出している。
露天は掛け流しで鉄分が多いせいか濃い褐色である。だから湯のなかに配置された岩石がみえないのだ。
(そうか。この石油臭は忘れていた・・・)
相間川温泉は石油臭がかなり強い温泉である。新潟の月岡温泉よりも臭いが濃いが、道北、稚内の豊富温泉よりは薄い。
少量の加水はしているようだが、この露天なら温泉通もきっと満足するに違いない。
夕食は宿泊客専用の食事処だった。
元禄三年創業の地元「牧野酒造」の大吟醸「大盃」の冷酒を注文する。
夕食は酒メインで適当に肴としてつまむ。二食付き八千円也であるから、食事内容を期待してはいけない。残念なのはちゃんと食べたいご飯が不味かったことだが、まあこれはないものねだりというものだろう。
朝食は日帰り客用の食事処だった。昨日の夜は、この食事処に面した喫煙スペースへ何度も足を運んだものだ。
朝も和食のみで既に卓に並べられていた。
こちらも夕食と同じで肝心のご飯だけが喉を通らず悪いが残してしまった。
もしも交渉してB&Bで宿泊できるようなら、日帰り客用の食事処で好きなアラカルトものを食べられるので、絶対そのほうがいい。
前にわたしが泊ったときにたしかそうしてもらったと思う・・・たぶんだが。
日帰りでもいいので、伊香保の帰りにでも寄る価値ある温泉である。
→「相間川温泉(1)」の記事はこちら
→「指輪」の記事はこちら
→「豊富温泉」の記事はこちら
→「咲花温泉(2)」の記事はこちら
→「月岡温泉の朝」の記事はこちら
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