ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

8月20日 66回目の「火曜日行動」です。

2013-08-20 14:46:20 | 火曜日
8月20日 66回目の「火曜日行動」です。


  今日は66回目の「火曜日行動」です。

  大阪朝高ラグビー部、テニス部をはじめ100人以上の応援団で賑わいました。若いパワー今日も炸裂です。









東中の舞踊部の学生たちも、クラブの合間にやってきて、歌を歌ったりマイクアピールをしたりしてくれました。











 奈良の森本さんは今日も来てくださいました。







  先生方も夏休みの間、良く足を運んでくださっています。



 東中の校長先生は今週も来てくださいました。





 毎週毎週本当にご苦労様です。平さんに玄さん。



  横谷さんと道子さん、今週もいらっしゃいましたね。









 若い保護者の方々を見ると本当に嬉しくなります。






 朝高生たちも元気よく「これが俺たちの学校だ」を始め歌を沢山歌ってくれました。









 アーチストのなかむらさんも自分で考案した朝鮮地図がプリントされたTシャツを着て参加してくれました。

 最後は全員で「火曜行動の歌①-君たちが大きくなったら」を合唱しました。




 合唱の輪が毎回大きくなっています。一つの拙い歌がみんなの心を繋いでくれていると思うと感無量でした。

 夏休みが終われば、新しく作った歌「火曜行動の歌②-この坂を上れば」も普及しようと思っています。




 Fbで繰り返し動画を流していますので、皆さんもよろしかったらFbを見ながら歌ってくださいね。「サナイ」の方たちが盆休みを返上して録音しFbにアップしてくれました。それぞれがそれぞれの形で民族教育を守るためたたかえれば良いなぁと思っています。

 日朝の心の友が共に歌える歌が出来て本当に良かったと思います。






   「この坂を上れば」


1.この坂を上れば 希望が見えると信じ
雨の日も風吹く日にも 私は向かうの
火曜日の正午 そこにはきっと
あなたがあなたが 待っている
早くおいでと 手を振りながら

子供たちの笑顔 うばわないで
心のふるさとウリハッキョ守ろうと
今日も 果てしない坂道上る



2.この坂を上れば 未来が見えると信じ
暑くても木枯らし吹いても 僕らは向かうの
火曜日の正午 そこにはきっと
あなたがあなたが 待っている
早くおいでと 手を振りながら

苦しい時 いつも笑顔をくれた
心の友よ あなたと共に 手を繋ぎ
今日も 果てしない坂道上る




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8月17日 姜輝鮮朝鮮舞踊研究所リハーサル風景

2013-08-17 18:42:50 | イベント
8月17日 姜輝鮮朝鮮舞踊研究所リハーサル風景



 来る8月22日午後6時半よりクレオ大阪中央において「姜輝鮮朝鮮舞踊研究所第32回発表会」が行われます。

 今日そのリハーサルが行われました。画面が少しくらいですがよろしかったらごらん下さいね。

 姜輝鮮朝鮮舞踊研究所の創立の日からかかわっております。

  第1部12演目です。











































































































































































 第2部 舞踊組曲 「青い鳥よ私の想いを伝えておくれ」





















































































































 あちこちに舞踊教室が出来て生徒さんの人数は減りましたが水準は下がっていません。

 この少人数でよくぞ頑張ったと感動いたしました。

 皆さん、是非お運びくださいね。私も長年,影マイクでナレーションを担当させていただいております。
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日記 8月16日 お墓参りに行って来ました。

2013-08-16 23:31:11 | 日記
 今日は8月16日です。いつもは8月15日にお墓参りに行くのですが、今年は孫たちが田舎から帰ってくるのを待って8月16日に行きました。



 このお墓は1997年に建てたお墓です。

 1996年3月、末息子が不慮の事故で亡くなり、あとを追うように6月には義父が、10月には義母が亡くなり、1年に3回もお葬式をあげました。はじめは民族寺に遺骨を預けていたのですが、翌年にお墓を作り3人を埋葬いたしました。

 20代で日本に渡ってきて60年以上異国生活をした義父、義母と日本で生まれ育った3世の孫が一緒のお墓で眠っています。さびしくないように仲良しだった3人が肩を寄せ合って眠っています。

 年に4~5回は必ず墓参りするのですが、ここに来るとなんかほっとして気持ちが穏やかになります。

 お墓が出来てから16年が過ぎましたが、ここに来るたびに悲しみが段々薄れて行くような気がします。

 時が薬だとは良く言ったものだと思います。

 先に旅立った3人に手を合わせるときは、なぜか孫たちを守ってくださいとお願いしている自分がいます。
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ウリナラの絵本 「こいぬの うんち」 日本語版

2013-08-15 09:14:19 | 詩・コラム

 私が今まで読んだ世界中の絵本の中で、 一番感動した絵本です。 権正生先生の原文が素晴らしい! 

 権先生の生き様がそのまま絵本になっています。ひらがなで打ちましたので、小さなお子さんにも読ませてくださいね。




      「こいぬの うんち」日本語版





トリの いえの しろが、うんちを しました。
いしがきの すみっこに。
しろは ちいさな こいぬだから、
こいぬの うんちです。





すずめが いちわ とんできて、
こいぬの うんちを ちょんちょんと つつきました。
「うんち! うんち! アイゴー きったねぇ┅┅」
すずめは そういって、どこかへ とんで いきました。


「なんだって! ぼくは うんちだって?
ぼくは きたないんだって?」
こいぬの うんちは、はらがたつやら かなしやらで、
とうとう なきだしました。





それを みていた つちくれが、
うわめづかいに にやっと わらいました。
「どうして わらうんだよう?」
こいぬの うんちは、くってかかりました。
「じゃあ、うんちを うんちと いわないで、なんというんだよ。
おまえは うんちの なかでも、いちばん きったねえ いぬぐそだぞっ!」


「うわーん!」
こいぬの うんちは、こえを はりあげて なきました。





それから しばらく たちました。
「うんちくん、おいらが わるかったよ。ごめんよ。
もう なくなよ、なっ」
つちくれが やさしく なだめるように いいました。
「┅┅」
「ほんとうは おまえより おいらのほうが ずるいし、
きたないかもしれない┅」
こいぬの うんちは、いつのまにか なきやんで、
つちくれの はなしに みみを かたむけていました。





「もともと おいらは、むこうの やまの だんだんばたけで、
こくもつや やさいを そだててたのさ。
なつには、むらさきや しろの じゃがいもの はなを さかせたり┅」
「それが どうして、ここに ころがっているの?」
こいぬの うんちが たずねました。





「おいら、とってもわるいことを したんだよ。きょねんの なつは、あめがちっとも ふらなくて、
ひどい ひでりつづきだったんだ。
おいら、そのとき とうがらしの あかんぼうを からしてしまったんだよ。」
「えっ! かわいそう」
「そのばちが あたったんだ。きのう、ここで おいらだけ にぐるまから こぼれおちたのさ。
ああ、おいら、もう はたけにも かえれないし、なかまにも あえないよ」
つちくれは かなしそうに つぶやきました。
そのときです。にぐるまが がたごと やってきて ぴたっと とまりました。





「ありゃりゃ!これは、うちの はたけの つちの ようじゃが?
おお、そうか そうか。
きのう、ここを とおったときに おとしちまったんだな。
よしよし、はたけに ちゃーんと もどしてやるからな」
にぐるまの おじさんは、
つちくれを いとおしそうに りょうてで ひろいあげました。





にぐるまが つちくれを のせて いってしまうと、
こいぬの うんちは ひとりぼっちに なりました。


「ぼくは きたない うんち。なんの やくにも たたないんだ。
ぼくは これから どうすれば いいんだろう?」
こいぬの うんちは、ひとり さびしく つぶやきました。





ふゆが すぎ、はるに なりました。 
にわとりの かあさんが、ひよこを 12わ つれてやってきて、
こいぬの うんちを じろじろ みながら いいました。
「どうみても たべものでは なさそうね。なにかの かすのようだわ」
かあさんどりは、ひよこたちを つれて、
くびを ふりふり いってしまいました。





あめが しとしと ふってきました。
こいぬの うんちの まえに、
みどりいろの めが、ぽつんと かおを だしました。
「きみ、だあれ?」
「わたしは きれいな はなを さかせる たんぽぽよ」


「どれぐらい、きれいなの? そらの おほしさまくらい、きれいなの?」
「そうよ。きらきら かがやくの」
「どうして そんなに きれいな はなを、さかせることが できるの?」
「それは そらから ふってくる あめと、
あたたかい たいようの ひかりの おかげよ」
「そうか┅、 そうなんだ┅ 」
こいぬの うんちは たんぽぽが うらやましくて ためいきが でました。





「それとね、もうひとつ ぜったい ひつようなものが あるの」
たんぽぽは そういって、こいぬの うんちを みつめました。
「┅┅ 」
「それはね、うんちくんが こやしに なってくれることなの」
「ぼくが こやしに なるって?」
「うんちくんが ぜーんぶ とけて、わたしの ちからに なってくれることなの。
そうして はじめて、わたしは おほしさまのような きれいな はなを さかせることが できるの」




「えっ! ほんと? ほんとに そうなの?」
こいぬの うんちは、うれしくて うれしくて、
うれしさの あまり、たんぽぽの めを りょうてで、 ぎゅっと だきしめました。





あめは みっかかん ふりつづきました。 
こいぬの うんちは、からだじゅう あめに うたれて どろどろに なりました┅。 
どろどろに とけて、つちの なかに しみこんだ こいぬの うんちは、たんぽぽの ねっこに あつまり、
くきを のぼり、つぼみを つけました。





そして、あたたかい はるの あるひ、
きれいな たんぽぽの はなが ひとつ、さきました。
はなの かおりが、
かぜに のって あたりに ただよいました。
やさしく ほほえむ たんぽぽの はなには、
こいぬの うんちの あいが、
いっぱい いっぱい つまっていました。(おわり)



 


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ウリナラの昔話「プンプン 甘いおなら 福おなら」

2013-08-14 15:04:41 | 詩・コラム
 ウリナラの昔話です。「プン プン 甘いおなら 福おなら」ハングル版



 
1.昔、ある可愛い娘さんがお嫁に行きました。
 ”本当に綺麗だねぇ。これから子供をたくさん産んで幸せに暮らすんだよ。”
 嫁は舅と姑の愛をどっさり受けました。
 ところがふしぎなことが起こりました。
 あの美しかった嫁の顔が日に日に黄色くなっていくではありませんか。
 ”お前、何か心配事でもあるのかい?”
 ”いいえお父様。”
 ”だけどあの美しかった顔がなぜどんどん黄色くなるのだい?どこか悪いのかい?”

2。嫁は顔を赤らめながらうつむきました。
  ”実はおならを我慢しているのです。”
  ”ははは。これこれ、出てくるおならを我慢してどうするのだい。
  好きなだけスッキリとぶちかましなさい。”
  ”だけどお父様、私のおならは
  普通じゃないんです。”
  ”何?おならが普通じゃないと?”
  舅と姑は驚くばかりでした。 




3.”そうかい、どれ どれだけ強いおならなのか一度ぶっ放してみるが良い。”
 すると嫁が家族に しかと頼みました。
 ”それでは、お父様は戸のノブをぎゅっとにぎってくださり、
 お母さまは台所でお釜の蓋をギュッと押さえてくださいな。
 旦那様は柱をしっかりとつかんでくださり、
 弟さんは屋根に上りうつぶせてくださいな。”
 家族たちはすぐさま、嫁の言いつけ通りにしました。
 プウン~!
 遂に嫁がおならをしました。
 おならがどれほど強いのでしょう。家中がぐらぐら揺れ始めました。
 まるでぶっ飛んでいきそうです。
 プンプン ブウン~プン!

4. 一度こき出すと我慢していたおならは続けて出ました。
 ”アイゴ、わしゃ死ぬ。やめてくれ~”
 お舅が手を振りながら叫びました。
 ”もう駄目だ。お前とは一緒に住めない。”
 お姑も首を横に振りました。
 ”しくしく、お父様、お母様!
 2度とおならをしませんから。”

 ”とんでもない話だ。
 出てくるおならをどのように我慢するというのだ。
 早く実家に帰りなさい。”
 嫁は泣きながらお願いしましたが家から追い出されてしまいました。
 



 5.峠道に差し掛かった時のことです。
  非常に高い梨の木の下で絹売りの商人たちが休んでいました。
  ”あぁ、のどが渇いた~
  あの梨を一度食べられたら良いのになぁ。”
  ”そうだなぁ、どれほど甘くてすっきりするだろう。”

  絹売りの商人たちは、梨の木を仰ぎ見ながら生唾を飲み込みました。

 6.その時丁度、嫁がこの話を聞きました。
  〝商人様、私があの梨を取って差しあげたら何を下さいますか?
  商人たちは嫁を見てケラケラ笑いました。
  ”えい、女の身であの高い枝にぶらさがっている梨を、どのように取るというのだ。”
  ”それは心配しないでくださいね。願われるのでしたら梨を全部取って差し上げますわ。”
  すると商人たちはいたずら気が湧いてきました。
  ”いいだろう、本当にあの梨を取ってくれたらこの絹を全部あげよう。”
  ”約束しましたよ。それではみなさん大地にうつぶせになるか
  木をしっかりつかんでいて下さいね。”
  商人たちは訳が分からないまま、言われた通りにしました。





 7.嫁は梨の木に向かって我慢していたおならをぶっ放しました。
  プウウン~プン!
  梨の木が騒がしそうに揺れながら梨が落ちてきました。
  ポトポト トン! ポタポタ コツン!
  ”アイゴー、あれ!
  アイゴ 誰か助けてくれ~!”

 8.しばらくして正気に戻った商人たちは梨をむしゃむしゃ噛んで食べ始めました。
  ”ヒャ、あまくてすーっとするなぁ!”
  ”我々は奥さんのおかげで甘い梨を食べ、奥さんは我々のおかげで絹織物をもらったよ。”
  ”だから、私たちには「甘いおなら」、あの奥さんには「福おなら」だねぇ。”

  嫁のあとをそおっとついてきた夫がこの様子を見ていました。
  夫は嫁を連れて又家に帰りました。
  ”なんと、これは何処から持ってきた織物なのじゃ?
  嫁は家族に絹織物を貰ったいきさつを話してあげました。
  ”ほほ、嫁のおならのおかげでお金持ちになったわねぇ。
  ”はは、本当にそうだな。
  嫁のおならは「福おなら」だよ。”
  お舅とお姑はとても嬉しくて笑いが止まりませんでした。
  おならのおかげで家中が笑いに包まれました。(おわり)
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