ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

四日市初中のリ・チュンソンさんの詩をご紹介します。「英雄」バイリンガル

2013-08-21 13:26:17 | 詩・コラム



朝から新報4面に掲載された詩「英雄」を読んで涙しました。

去る7月4日アボジ(元 四日市初中の校長)の1周忌を迎えた御子息(現 教員)が大学時代に両親について書いた詩が掲載されていました。

亡き校長先生の魂は教え子や同胞はもとより御子息に依って蘇り、再び光を放ち続けています。

時間が無くともお読みください。訳してみました。


                                       


「英雄」

          リ・チュンソン

私は二人の英雄を知っています
民族教育を守るため
すべてを捧げる          
私は彼らを見ながら育ちました
彼らから学びました
彼らのように生きたいです
彼らのために生きたいです


民族教育を守り花咲かせる道程で
あなた方は人生をすべて捧げられました
私しか知らない英雄たちだけど
あなた方が育てた人々が
どれほど多いでしょう
あなた方を尊敬する同胞が
どこへ行っても頭をさげます


私は忘れません
私たち兄弟に下さった愛を
あなた方はどれほど忙しかったことでしょう
あなた方はどれほどつらかったことでしょう
私は忘れません
あなた方の愛を

あなた方の帰りを待ち
泣く弟たちを胸に抱き
涙を浮かべたあの日
私はあなた方が憎かった
あなた方の職業が嫌でした


しかし遅まきながら悟ったのです
貴方たちの職業がどれほど素晴らしいかを
貴方たちの人生がどれほど輝かしいか
そしてあなた方が与えてくれた愛が
どんなに大きく暖かかったのかを


お父さん、お父さんは英雄です
お母さん、お母さんは英雄です
胸にメダルは光っていないけど
あなた方は英雄です
民族教育が英雄を生み
英雄がわたしを生みました


私も英雄になりたいです
英雄たちが守ってゆく民族教育
明日には私が守ってゆきます
あ、愛国により高くそびえたつ
不滅の教壇の上に
この息子が立つことでしょう


   (四日市初中 教員)                    


                             
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