ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

4月9日、564回目の「火曜日行動」です。

2024-04-09 20:44:17 | 火曜日



いつも火曜日行動参加者のため差入れを持ってきてくださる東成支部中本分会の洪さんが、今日も沢山の羊羹を差し入れて下さいました。ほんとうにいつもいつもコマッスムニダ❗




今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんと小川さんです。







写真撮影は中山さんと松尾さんです。今日も心ひとつに発信して参りますね。







長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、こんにちは。こちらは火曜日行動です。

毎週火曜日に、子どもたちの笑顔と夢を、大人が奪わない、その思いで2012年の4月17日から私たちは毎週この場に立っています。今日は564回を迎えました。決して長いことがいいことだとは思っていません。一日も早く、朝鮮学校への差別をやめてほしい。大阪府・大阪市はかつて支給してきた補助金を復活してほしい。高校無償化がすべての学校に適用されているのに、朝鮮学校だけが除外されたままになっている。そして全国の朝鮮学校の幼稚園、ここに幼・保無償化が制限なく実施されるように、そんな思いをもってこの場に立っています。

ここにある横断幕は、私たちが造ったものもありますが、韓国からの友人が想いを込めた連帯の横断幕、そして美術で朝鮮学校の子どもたちの才能を輝かせ、世界とつながっている書画・芸術で、私たちに力を与えてくれています。

 この土曜日、日曜日は桜が満開になるうららかな陽気でしたけれども、今日は冷たい風、雨は幸いやみましたけど、桜の時期の花に嵐のような天気です。しかし私たちの想いは変わりません。

 私は4月7日に、地元の大阪朝鮮初級学校の入学式に参加してきました。大阪朝鮮初級学校には中大阪、第4初級の子どもたちが今回は合同となり、たくさんの入学式でした。部屋がいっぱいになる中で、幼稚班の新入の園児がはっきりした声で「イエッ」と返事をしたり、オンマの手を繋いで泣いたり、入学式の新入生は、壇上で一人ひとり先生に名前を呼ばれるとはっきりと「イエッ」と言って立って、子どもや孫の様子を嬉しそうに見守る地域の同胞の中で行われました。

この子たちが自分らしく生きていけるように、そして日本の中で、在日朝鮮人として誇りを持って生きていけるように、そんな願いの中で子どもたちが立っている姿を見ながら、当たり前の願いを、今も差別し夢を奪う形で行政があること、この火曜日行動で毎週皆さんが訴えている想いを、一日も早く、子どもたちがハッキョに行っている間に実現していきたいと願いました。

 国会を見ると、ルールを守れと言いながら、まったく自分たちはルールの除外という形で、裏金問題については知らん顔。私たちが求めている朝鮮学校への補助金、一人当たり大阪は69800円でした。これが奪われ続けていること、それが一般の高校や私学と比べたら本来は少ないものであったのか。その少ない額が今も削られ続けていること、ここに参加されているオモニの皆さんが朝鮮学校にどれほど大変な経済的負担を家族で抱えながら、今も送り続けているのか、そういうことを改めて入学式の日に思いました。一日も早い補助金の復活を求めて、今日もいろんな方にマイクを渡していきます。






参加者の皆さん❗
















大野さんのアピールです。

大野さん

 アンニョンハセヨ、今日も寒いけど頑張ってやりましょう。

僕もこの火曜日行動に参加するようになっていろいろ考えさせられることが多々ありました。まず一番よかったのは歌を何とか覚えたことです。そして朝鮮半島の歴史、在日の人たちの歴史、何も知らずに大人になったなと、自分を後悔させることがずっとありました。今でも知らないことばかりです。

だけど知ったことは頭の中に焼きつけて、ずっと語り継ぐとか運動の中に入れるということを心がけています。この間「チェーサーの終わる日」テレビ見まして参加されている人の知った顔がたくさん出ていていました。一世の人が朝鮮半島から日本に来て、日本で生活するうえで何の支えもないと言われて、祖国の言葉や文化を学んでそれを支えに生きていきたいという言葉が最初画面に出てきて、その通りだと。

日本に来て何の支えもない協力もない、ただ同胞の力だけで頑張っていかなければならない。そのためにまず言葉を覚える、言葉を受け継いでいく、その通りだと感銘しました。済州から多くの方が来られていると思ています。どれくらいの人が生野におられるのか学校では一切教えてもらっていない。

済州の大虐殺についてもここ20年ぐらいの間におぼえた。あってはならないことがおこっていたと、日本の教育ではもちろん教えませんし、日本人の中でもそんな話する場所すらないという思いで、地団太踏んでいました。そして済州から来られた人は、その歴史を語り継ぐということも、ほんとはできなかったということがよく解りました。それは悲しい歴史で、ほんとに大変な思いをしたということを言えなかったということもきいて、その通りだなと思いました。

 阪神教育闘争は、この4月で76年ですか。それと済州の4・3事件がこの4月に集中していて、時の連合軍マッカーサーが指示をして、朝鮮学校廃止令を出してこうなっていったと思います。いつまでたっても朝鮮の人たちが日本で自分たちの地位を確立して差別のない国をつくっていくと、日本の課題です。

岸田さんは明日から訪米されるようですが、朝鮮半島について今難しい状態になっている。しいて言えばアメリカにとっても大変なことが起こりかねないということは予測されます。日本に帰ったら朝鮮との国交回復せよとたぶん言うだろうと思っています。そのことに期待をして帰ってくるのを楽しみにしています。引き続いて大変な状況ですけど、ここにいる私たちが団結して頑張っていきましょう。










ヨシナリさんがマイクを持たれました。

ヨシナリさん

 アンニョンハシムニカ、皆さんお疲れ様です。今日は雨と風でせっかくの桜が散ってしまいそうなんですが、桜はまた咲きます。今日もがんばりましょう。

 日曜日に、労働組合つぶしを許さない、不当判決を許さない全国同時アクションが開かれました。私も集会とデモに参加しましたが、私自身労働組合にかかわって10何年になりますが、私自身労働組合に加入して6・7年になろうとしています。この集会は不当判決ということで、不当な弾圧を受けている労働組合の活動を止められて、不当にも数名の組合員が逮捕されるという事件になってしまいました。

4名の組合員が勝訴を勝ち取りましたが、無事勝ち取ったとは私は思っていません。これから厳しく弾圧される、差別される、偏見を持たれる、そういう労働組合が大変な時期になっているかと思います。労働法を知らない政治が弾圧をするという、検察、警察、裁判所、それと闘っていくということで決断いたしました。みんなで団結して頑張ろうということで私もがんばっていきます。


 朝鮮学校のことも、同じく、大阪府の子ども条例という2007年にすでに制定している条例があるにもかかわらず、朝鮮学校を排除する差別を続けるこの社会が許せなく想い、私も皆さんと一緒に闘っています。

もう1年になりますが、子ども基本法という素晴らしい法令が制定されましたが、6つの基本法という大人が子どもを守る、この社会が子どもの安心安全を守っていく、差別なく平等に子どもたちが学んで社会に巣立っていく、この法令があるにもかかわらず、朝鮮学校が差別され続け排除されていこうとするこの社会が許せません。これからも皆さんと一緒に団結して闘っていきたいと思います。






青年同盟の林さんがマイクを持たれました。

林(イム)です。

めまぐるしい情勢で、目にうるさいほどニュースばかりの中何からしゃべればいいかと分からないくらいです。

苦しんでいるのは大衆です。私はこの4月で青年同盟・チョチョンで働いて1年になります。子どもたちのため、未来のため働いています。

日曜日は北大阪朝鮮初級学校が新しい校舎で入学式でした。初心を忘れず、かつての学生たちを思いだし、難しい問題にうつむいていては本末転倒です。自分自身ががんばらなければ、と思います。共にがんばりましょう!


長崎さん
労働組合への弾圧を許さない闘いに青年同盟のみなさんが参加して朝鮮学校への弾圧が組合への弾圧と重なっているということを自分の言葉でアピールされています。そういう声をつないでいきたいです。







火曜日バンドは不滅です。
























参加者の皆さん❗


















青年同盟の梁さんがマイクを持ちました。

梁さん

日本、世界、朝鮮半島の情勢は混沌として平和とはいえません。その一端を岸田政権は担っている。若い人が子育てしやすい社会を、と謳っていますがはたしてそうでしょうか?

不祥事にあけくれ閣僚が辞任している。自分たちに目がいかないように拉致問題で朝鮮や在日を否定して一体何をしようとしているのでしょうか?だれもが平和で心地よい社会を作るのが政治でしょう?あまりにも平和とかけ離れ、朝鮮半島で北と南が敵対するようになった。

ごく一部の富裕層がもうかるような社会のために一般市民が非常に苦しい思いをしている。そしてその中でさらに差別をうけているのが我々朝鮮人、在日、子どもたちが一番被害を被っています。最後まで闘います。








レポートを作成される陶山さんと小川さんです。







女性同盟のアギさんがマイクを持ちました。

アギさん

府庁の皆さん、参加者のみなさん、私たちの話を聞いてもらってありがとうございます。私の子どもは今年朝鮮学校の中級部に入りました。

この子の6年間は幼保無償化など行政からの冷たい風を受けました。しかし子どもたちは明るい笑顔で学校に通っています。いろんな経験をして涙も流しながらも成長しています。それはこんな社会でも温かく見守る皆さんがいるからです。

子どもたちは差別や偏見のまなざしを受けたとしても、それにおびえることなく自分のルーツやまわりの大人たちの姿の中で成長していっている。そんなありのままの自分を育てられる朝鮮学校は大阪の豊かな未来を作っていく一端をになっています。

今からでも様々なルーツの子どもたちへの支援、朝鮮学校、民族学校に通う子どもたちへの支援、こども基本法や大阪条例などを大切にして大阪の未来を作る子どもたちすべてを、こどもを真ん中の社会、温かく子どもを育てる社会を作っていきたいです。おとなが風よけになって明るい社会をつくるためにいっしょに考えたいです。

歌「声よ集まれ歌となれ」

シュプレヒコール

子どもたちの学ぶ権利を保証せよ! 

行政が差別するな!

朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!

みんなの力で豊かな共生社会を創ろう!


























大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」❗❗

大村さん

こんにちは、564回目の火曜行動です。強い風に負けずいい日が来るという思いで行きましょう。

私も北大阪初級学校の入園式に行ってきました。子どもたちキラキラ輝いていると思いました。子どもたちは緊張と学校生活への期待で座っていました。

2才3才の子たちはアボジ、オモニといっしょで民族衣装のチマチョゴリやパジチョゴリを着ていました。校長先生が1人ひとりの名前を呼ぶと大きな元気な声で「イエー」と朝鮮学校で学ぶことへの期待をこめた返事をしていました。

先生はウリマル(朝鮮語)で話されてましたが、日本幼稚園から来た子もいたので日本語もまじえた朝鮮語で話していました。小さい時から民族の言葉や衣装で自分たちが朝鮮人だとしっかり自覚して育っていくんだな、朝鮮学校は日本人にとってもなくてはならない大切な存在だと感じました。

これからもがんばろうと、その思いで歌いましょう。

歌「勝利のその日まで」

































駐輪場での申し送りです。来週も頑張ろうと誓いあいました。























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