ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月24日、360回目の「火曜日行動」です。

2019-09-24 16:59:04 | 火曜日
涼しくなりましたね。12時前にすでに仲間たちが集まっています。












今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。





写真撮影は年齢不詳の松尾さん、今日も力を合わせて発信しましょうね。よろしくお願いいたします。





長崎由美子さんの第一声始まりました❗️


☆長崎さん

すっかり秋らしくなりましたが、季節は移れど私たちが訴えていることは変わりません。

 チラシやパンフレットを受け取ってくださっている皆さん、ありがとうございます。

 今、幼保無償化のことでテレビでも「申請されましたか」という呼びかけを目にします。しかし、この呼びかけを見るたびに心が痛みます。これには朝鮮学校を含む外国人学校の幼稚園が入っていないのです。障害児教育も、ユニークな野外活動をする施設も入っていません。これからの社会には多文化こそが必要になってくるというのに。

 先日も大阪市と大阪府に、幼保無償化を朝鮮学校にも適用するよう、申し入れに行きました。大阪市は特にひどく、まったく話を聞く態度ではありませんでした。その翌日の記者会見で、松井市長は無償化が適用されていないのは「朝鮮学校が“4要件”を満たしていないからだ」との答弁をしてました。

 少子化の中で子どもは未来を作る大切な宝です。心の栄養として自分を好きになれること、それだから他人も好きになれることが必要です。幼児の時に自己肯定感を持てるようにすることで、差別に打ち勝つ力を身につけることができます。

 日本の教育では歴史を教えることなく、朝鮮人が勝手に日本に来たかのように教えられています。朝鮮学校では、ありのままの自分を大切にし、心に傷を負うことなく、生き生きと生きていけます。どの国に住もうが、自分のアイデンティティを持てるようにするのが当然です。

 政府の答弁では、外国人学校に幼保無償化を適用しないのは「多種多様な教育を行っているから」だということですが、多種多様な教育のどこが悪いのでしょう?

 これは朝鮮学校が高校無償化から外されたのと同じです。高校無償化に当たっては、子育て世代の税金を増やすことで、その財源としました。幼保無償化の財源には消費税のアップ分があてられるということです。

 朝鮮学校の保護者や幼児が買い物をするたびに税金を支払っているんですよ。
 高校無償化と大阪府市の補助金問題で私たちは訴訟を起こしましたが、残念ながら最高裁はどちらも私たちの訴えを却下してしまいました。司法が司法として機能していません。この最高裁判決と軌を一にして幼保無償化からの排除が進められています。

 先日、兵庫で土井たか子さんをしのぶ会がありました。そこで、ある議員の方から「大阪のヘイトはどうなりましたか」と尋ねられました。私は、ヘイトスピーチよりも、むしろ官製ヘイトが許せない」と答えました。

 東京でオリンピック、大阪で万博を開催するのに、外国人学校を排除するなんて、参加国の人たちにどう思われるでしょうか。
 全国55,000か所のうち88箇所というのは、予算的にはごく小さな割合です。

 子どもたちが絶望しないように、未来は自分たちにあると思えるように、大人たちが頑張らなくてはなりません。

 9月26日(木)18:00から、中之島公園水上ステージ広場で、幼保無償化実現を求める緊急集会が行われます。みなさん、ぜひ参加してください。

 







火曜バンドは不滅です。





お二人は姉妹のようですね^_^












昨日運動会を終えた大阪福島初級の生徒がオンマと共にやってきてビラを配っています。この姿を見るだけでウルウルです。

























高久美さんのご両親が今日も来られましたよ。






イケメン三人衆に歌舞団の舞姫❗️







若者代表ー呉さんがアピールします。

☆呉さん

 朝鮮学校無償化適用と補助金の復活を求めてこの場に立っています。

 10月1日から施行される幼保無償化に朝鮮学校だけが適用されていません。

 何年もの間、毎週火曜日に行動してきました。

 当たり前の権利を獲得するために、行動するのみです。

 先日、大阪各地で訴えを行いましたが、あさっての9月26日には御堂筋ウォークを行います。

 大阪府市の職員の皆さん、この問題に対して対策を練ってください。
























久々の名コンビ復活^_^











いつも清々しい方さんと井上さん❗️








大村さんがマイクを持たれました。

☆大村さん

 今日で260回目となりました。こんなことが長く続くようにとは望んでおりません。

 今日は9月24日ですが、1か月前の8月24日は浮島丸事件が起こった日です。戦後間もない8月21日に青森の港を出発したこの船には3500人もの朝鮮人労働者とその家族が釜山に帰ろうとして乗っていました。それが舞鶴港に進路を変更され、舞鶴沖で沈没しました。このことは当初日本では全く報道されず、朝鮮側での報道を通じて、9月になってようやく報道されました。549名の死者のうち、日本人乗務員25人は戦死扱いとして手厚く保証されましたが、朝鮮人524人には何の補償もありません。遺骨も返還されないまま、日本のお寺に保存されています。


 今も戦後補償問題は解決されていません。歴史をきちっととらえなおすことが大切です。


 先日、幼保無償化のことで、保護者・支援者とともに大阪府・市に要望に行きました。

 大阪市はまったく聞く耳を持ちません。私たちを倉庫のようなところに入れ、市からは2人が来て立ったまま私たちの話を聞いていましたが、メモすら取ろうとしませんでした。失礼な話です。本当に胸が痛くなりました。

 翌日、松井市長は、朝鮮学校4要件を守らないのが悪いといったことを言うばかりでした。

 大阪府にも要望書を出しました。オモニ、アボジは「子どもたちの人権を守ってほしい。平等に扱ってほしい。」「朝鮮学校で学んできた。この学校を守りたい一心でここに来た。どうかつぶさないでほしい」と懸命に訴えました。
 政府の態度は朝鮮学校つぶしをしているとしか思えません。

 昨日、城北朝鮮学校で運動会が行われ、子どもたちが狭い運動場の中で駆け巡っていました。幼稚班の子どもたちは民族衣装に着替えて民族楽器を手にして踊りました。先生の指示も上級生の言葉もすべて朝鮮語ですが、幼い子どもたちも理解していました。こうして民族意識、民族の誇りを身につけています。これをつぶしたらどうなるのかと思うと腹立たしくてなりません。

 外国人学校のみを排除する狙いは、朝鮮学校の排除です。それは本当に危険なことです。すべての子どもが同じ権利を受けられるよう、考えてほしいと思います。





































黙々と記録を続ける木村さん❗️いつも仕事が早い❗️






姜さんもアピールです。

☆カンさん

 先ほどから幼保無償化のことが話題になっていますが、私がこれを聞いた時に感じたのは、“安倍さん、またまたわかりやすい差別をやってくれたな”という印象でした。

 すべての子どもたちに教育の権利をというのはきれいな言葉ですが、財源は消費税です。朝鮮学校の幼稚園ではおもちゃは買わないとでもいうのですか? おやつは買わないと? 子どもたちも自分のためたお小遣いでおやつを買うことがあります。その子どもたちが払う税金が子どもたちのためには使われません。

 高校無償化からの排除の時に「いやなら日本の高校へ行け」と言われました。3歳から5歳の子どもをターゲットにしてやはり同じように「いやなら日本の幼稚園に行け」と言うのでしょうか。

 360回の行動を経ても、最高裁ではすべて棄却され、正直言って心が折れそうな気分になりました。この問題でも「また裁判? でも安倍さんが首相である限り勝てないよね」などといった声も聞こえてきます。

 しかし、これらの行動の成果もありました。大阪地裁では勝訴判決を勝ち取りました。闘いの輪も徐々に広がっています。来るたびに新しい仲間が増えています。

 次の日曜日は多くの初級学校の運動会、次の日曜は中級学校、さらにその次は高級学校の運動会です。それが終わると秋祭り。11月には朝高で公開授業があります。

「来て、見て、知って」というのはわかりやすくアピール性のある言葉です。

 ぜひ一度足を踏み入れてください。朝鮮学校を始めて訪れたひとはみな(私が聞いた限りでは)「思っていたのと全然違った。ぜひ何かしたい」という感想を持ちました。

 今朝の大阪日日新聞では幼保無償化の問題がわりに大きく載っていました。府市の職員ん、議員の皆さん、特に知事、市長、ぜひ直接朝鮮学校に来てほしい。









昨日運動会を終えて休日だったのにオンマと一緒に火曜行動に参加した二人の児童が一生懸命アピールをしてくれました。


☆6年生

 私は6年生です。日本人の友達がいて、仲良くしています。でも、朝鮮学校に通うことで悲しい思いをしています。何が違うのでしょうか。差別しないでください。


☆4年生

 日本学校と同じ学ぶ権利をください。幼稚園に通う弟・妹たちにも同じ権利をください。











オモニ会の皆さんのアピールとシュプレヒコールと合唱です。ハルモニ会も勿論一緒です^_^

☆エミさん

 運動会の代休を使ってここに来ました。遊びにも行かずに子どもたちがここに立たなくてはいけない意味を考えてください。
 ラグビーで「one for all, all for one」(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)という言葉が使われています。私もこの言葉を学校で習ってきました。

 ニュージーランドの首相は「They are us.」(彼らは私たちと同じです)という言葉で、ヘイトの被害者となった移民たちに共感を示しました。

 私達も同じ納税者です!











☆歌とシュプレヒコール
 
『声よ集まれ、歌となれ』

・すべての子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!

・行政は朝鮮学校を差別するな!






























最後の歌はテノール歌手姜さんの音頭で「勝利のその日まで」❗️























駐輪場での申し送りです。
























私もチラシを持って行き一言言わせていただきました。

高賛侑監督の「アイたちの学校」が東京ドキュメンタリー映画祭(11月26日~12月6日)にノミネートされトップ上映されることを報告させていただきました。





田中さんもアピールされました。

・9月17日に宝塚市に申し入れに行きました。大阪市とは違って広々とした市長室に通され、和やかな雰囲気でした。国が幼保無償化から朝鮮学校を排除するなら、市としてその分を支給してくれないかという私たちの申し出に対して、即答はできないが検討するとの回答でした。







彼岸花(曼珠沙華)が府庁前に咲いていました、秋の訪れを知らせるように、、、






側にいたハルモニ会の仲間に写真に入っていただきました。来週も頑張れそうです。










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