ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月6日、486回目の「火曜日行動」です。

2022-09-06 17:13:00 | 火曜日
台風の影響で蒸し暑いのに強風が吹いています。



486回目の「火曜日行動」始まりました。



今日のレポーターはハルモニ会の平田さん、写真撮影は松尾さんです、今日も心一つに発信してまいりますね。



長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

こんにちわ 台風が接近していて風が強いんですけど、皆さん気を付けてすすめていきましょう。
大人が子どもの夢をうばわない、朝鮮学校に通う子ども達が夢と希望をもって学べるように、大阪府・市が補助金を復活すること、高校無償化適用、そして行政が隔てなく幼児教育の無償化を行うこと、を求めて火曜行動をスタートさせてもらいます。

今日もいろいろな方たちが参加されています。いつも音楽で私達に元気くれている火曜バンドのみなさん、朝鮮の歌曲や日本の歌などを毎週奏でてくれています。火曜バンドの皆さんは日本人なんですよね。
日本を本当の意味で暮らしやすい社会にしたいと言う日本の人たちが、10年にわたって立ち続けています。

何より、子どもを朝鮮学校に送り、朝鮮学校に通う、当事者の方々がおられます。こうした中でも朝鮮学校にいろいろな差別が行われてきました。このような嵐の中でも、朝鮮学校に送りたいと思われています。子ども達は誇りを持って、社会の中で他者を認める人に育っています。

先週、関東大震災追悼式がありました。99年が立ちました。
私の母は東京で育ちました。5歳の時に震災にあったそうです。近くの街が火災で真っ赤になっていたのを覚えていたと言っていました。その母が、近所の人たちが、”朝鮮人が井戸に毒を入れた”子ども達を殺しに来る”と言って家にやってきた。しかし、祖母は、それはデマである、そんなことするわけがない、となだめたそうです。近所の人たちは一旦は帰りましたが、晩にまたやってきました。政府の役人が自警団をつくるなどするんだから、やっぱり朝鮮人が殺しに来るんだ、と。祖母はそんなことは真実かどうかわからないと言い続けたと、母が言っていました。そうした日本人も居たと校長先生が話されていました。


いろいろな方からのアピールをお願いします。





火曜日バンドは不滅です❣️



南大阪から来られた伊関さんがアピールをされました。

伊関さん

ごくろうさまです。1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支援する会です。

この9月18日に、日中友好を願うという行事として、能勢の田んぼで日中友好の稲刈りを行います。これは今年で26回目、26年目になります。朝鮮学校の子ども達、日中友好を願う人たち、朝鮮学校関係者などと一緒に行います。どうぞみなさんご参加ください。

そして何より、今日おいでの皆さんと共に、朝鮮学校への差別なき無償化適用、長年あった補助金の復活をぜひよろしくお願いします。

差別と排外の中に活力ある社会は生まれません。在日朝鮮人の方々は税を納め、大阪の為につくしてくれています。しかし、無償化から排除され、補助金は切られています。差別は許せません。活力ある大阪の未来、日本の未来のためにも直ちに、差別なき無償化適用、補助金の復活を心よりお願いします。




南大阪初級の許校長先生もアピールされました。

校長先生

おつかれさまです。そしていつもありがとうございます。

私は南大阪初級学校の校長をしている許と申します。これからもよろしくお願いします。

少しだけ私の学校の話をさせて頂きたいと思います。南大阪初級学校は住之江区にあります。現在、生徒、園児を含めて23名という本当に小さい学校です。大阪府の50%に当たる南大阪地域のいろんなところから子ども達は通っています。中には片道2時間かけて通う子もいてますし、兵庫県から通っている園児もいます。3歳なのにスクールバスに2時間かけて通う園児もいます。

スクールバスも5台出しています。その5台を運転しているのはすべて学校の先生です。朝も運転があり、10分後には授業があります。クラブ活動が終わって10分後にはバスが出ます。本当に大変です。1日80Kの道のりを運転しています。

私達の学校は補助金が打ち切られ、慢性的な財政難に陥っています。

みんな大変な中、私達の学校でも、子ども達は一生懸命に学校に通っています、又私達教員も学校を守ろうと必至に頑張っています。

なぜこのようにするのか、そのように頑張るのか。私達が失われた、奪われたルーツを再確認してそれを取り返す、そのためにウリハッキョはありますし、守ろうとしているものです。

知事、一度私達の学校に足を運んでください。私達は色々の行事を行って、日本の方とも力を合わせてウリハッキョを守っています。私達は大変です。苦しい時もあります。でも倒れても倒れても、又立ち上がる、ウリハッキョの、そして民族教育の伝統だと思っています。私達はその伝統を受け継いでいます。これからも声をあげ闘っていきます。力を合わせて頑張りましょう。




朝日新聞社から久々に来られました。



平石さんがマイクを持たれました。

平石さん

こんにちわ 私は日本人ですが出来るだけここに来るようにしています。かって全港湾の組合にいて、南大阪初級学校と30年以上交流しています。その割に、校長先生が話された遠距離通学とかは知りませんでした。それでもいろんなことを学ばされました。

学芸会ではみんなが支え合って、私達が忘れているほのぼのとするものを感じました。納涼祭ではゲームとか朝鮮料理を楽しみました。偏見とか持たず、日本人は付き合っていったらいいと思います。色々なことが吸収できるし、考えさせられることもあります。

10年以上にわたって補助金をカットしたり、ひどいことをせずに、日本人が国際的になるためには色々な人と付き合うことが何より大事後思います。ぜひ、補助金を復活してください。



大村さんもマイクを持たれました。



大村さん

486回目になりました。校長先生から厳しい状況のなかで頑張られているお話がありましたが、城北初級中級も厳しい状況があります。無償化からの除外、補助金カットなどが重なって、児童、生徒が減少、さらに創立以来の木造建築などがあり、来年から城北は北大阪初中級に統廃合されます。最後の納涼祭も北大阪の納涼祭も多くの同胞、卒業生、保護者、日本人の支援者が集まり、頑張ろうとする姿を感じました。

国葬や、知事の公費出席など、そんな予算があるのなら補助金を支給してもらいたい。差別なく同じように認めてもらえないことに怒りを感じます。



女性同盟の玄さんのアピールです。


オモニ

ごくろうさまです。
オモニも学生、先生、日本人の人たちと一緒に闘いつづけようとここに立っています。

私も納涼祭に参加してきました。悲しいかな城北が北大阪に。第4が生野に統合されます。
最後の納涼祭には沢山の人が参加されていました。沢山の人が参加してくれてうれしい、子ども達、保護者、卒業生、日本の方達、に久しぶりに会えた。また、何とも言えない悲しみもあり、涙を流しながら話されている方も沢山おられました。9月18日は第4の最後の納涼祭です。

3~4年前は大阪府・市の職員さんや議員さんが沢山来られて、子ども達が生き生き育っている姿にびっくりしたなど言われていましたが、何年か経つたび、私達に対する弾圧がどんどん強くなるばかりで腹立たしいです。朝鮮学校は私達のよりどころでありなくなりません。未来を見据えて良い環境を自分たちで作っていきたいと思っています。





シュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が繰り返し歌われています。



シュプレヒコール

*子ども達の学ぶ権利を保障せよ!

*高校無償化を適用せよ!

*行政が差別するな!

*補助金を復活せよ!




最後の歌は歌舞団の徐団員の音頭で「勝利のその日まで」‼️‼️



駐輪場での申し送りです。



来週も頑張ろうと約束し、帰路に着きました。

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