7月２３日、５７７回目の「火曜日行動」です。

暑い暑い体温より熱い日です。それでも皆さん府庁前に集まりました。理不尽な民族差別に抗って❗

今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんと小川さんです。写真撮影は松尾さんと中山さんです。今日も心ひとつに発信して参りますね。

長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

　炎天下ですが水分補給をしながら、今日も577回、火曜日行動始めていきたいと思います。暑い中でも私たちを元気づけてくれるのが、火曜日バンドの皆さんです。朝鮮の曲、日本の曲を合わせながら演奏してくれます。

　夏の納涼大会が先日、南大阪で行われましたが、今度の27日には、北大阪・東大阪でも行われます。暑い時ですが、ぜひ皆さんご参加ください。

　朝鮮学校で学ぶ子どもたちが、自分の当たり前の学ぶ権利、ありのままの自分でいること、それを民族教育がいかに守り保障してきたのか、ぜひ足を運んでいただいて、朝鮮学校の子どもたちが、生き生きと学ぶ姿、親御さん方が、いろいろな困難がある中でハッキョに送っているのか、そんな思いを知っていただきたいと思います。

　私が朝鮮学校支援する原点は、保育士として民族保育をする中で、子どもたちが、かかわる人たちが変わっていく姿です。在日の在園率が70％を超える園で、両親とも日本人は私の子どもだけでした。後はダブル、ハーフ、そして朝鮮名を名乗る子どもでした。

　在日の保育士さんと日本人の保育士で、言葉を学ぶ、自分のルーツが素敵なものであることを知ってもらう様々な取り組みをしました。給食にビビンバやトックをしたり、おやつにチヂミをしたりしました。そんな中で在日の保育士さんが、本名を名乗って子どもたちの前に立った時、＜先生も朝鮮人なん、私も朝鮮人なんだよ＞と嬉しそうに話しかけました。朝鮮学校をこの日本の中で宝として守って行く原点だと思っています。

　ありのままの自分が朝鮮人として生き、自分の存在が認められ、それを共に喜ぶ人たちがいる、そんな学校として、地域のコミニテイーとしてあります。納涼会でその姿を見ていただきたいと思います。
それではマイクを渡していきます。



火曜日バンドは不滅です❗



崔さんがマイクを持たれました。

崔さん

　この現時点でリアルタイムで、全国、韓国領事館前で、米韓合同軍事演習に反対する、デモンストレーションを行っています。

　米軍と韓国軍は、8月19日から米韓合同軍事演習を行うことを公表しています。今までの軍事演習とは違うのです。朝鮮に対する核先制攻撃を想定したというものを前提にした、核先制攻撃シュミレーション軍事演習です。

　青森の三沢米空軍基地を飛び立ったＦ35ステルス戦闘機、この戦闘機には核爆弾を模した模擬爆弾、50キロトン級を搭載した、これが日本から飛び立ちます。それが韓国領域に達し、その間、韓国は戦闘機を保持し、朝鮮との境目の江原道（カンウオンド）の太白山に米軍の爆撃演習基地があるのですが、そこに飛来するというのです。とんでもない、核先制攻撃シュミレーションです。こんなものが行われたらどうなりますか？朝鮮半島においての核戦争が間違いなく起こります。

　日本は深くかかわってきます。少し前に日本が公表した、日米防衛外務閣僚会議2+２、それとセットして、有事の際に日本をアメリカがしっかり核を持って守りきるという。アメリカは戦争すると言っている。戦争するからしっかり日本も加担せよと言っている。日本政府は、解りました。積極的に加担します。だからしっかり核を持って守ってくださいね。こんな会議をやると言っているのです。とんでもない状況が我々の目前に差し迫っています。

　戦争がおこったらどうなりますか？とんでもないことになります。沖縄はもちろん日本も戦場になります。皆さんの子どもたちも戦場に引っぱり出されて、殺し合いに参加させられるのですよ。それが今目の前に迫っている。それが現状なのです。止めるのは今でしょう。

　少し前、沖縄の友人がＪアラートが鳴り響いているからと電話がありました。辺野古でカヌーで闘っている友人です。「Ｊアラート鳴り響いているやろ。朝鮮学校の子どもたち大丈夫か？いじめられてないか？どつかれてないか？いつでも飛んでいくよ。」

　今、我々に求められているのは、この想像力、この想いではないでしょうか。そのきっかけをつくるためこの場に立っています。

金さんもマイクを持たれました。

金さん

　皆さんご苦労様です。今お話があったように、在日の方も日本人も、戦争が近づいているという危機状況にあって、大勢の方が知らないということに憂いを感じます。先日も言いましたが映画見に行ったときに、南西諸島で自衛隊の基地がどんどんできていっているわけですけども、一旦基地ができたら、基地を拡大しようが、新たにミサイル配備しようが、住民にはほとんど事実を知らされないままに、配備が進んでいく。広島も、呉が戦前さながらの軍港化するという話も出てきています。西日本全般で、戦争のための準備がされていっているのに、その地域の住民さえ知らない事実があります。

　我々も、差別があって心痛め、将来に不安を感じていますが、それにつながっているいろんな事実に関して心細い。闘う側のネットワークもますます問われるかなと思います。

　もう一つ、先月、出入国管理法および難民認定法がまた改悪されました。日本の社会はアジアの民衆を人としてでなく物としか見ていないということを痛感します。教育を受け生活をする権利が本来あるはずの人間でなく、単なる労働力としか見ていない。

　日本は実はたくさんの人と仲良く平等に公平に共生せな日本社会は持つはずがないのに、将来の人々のことを考える頭持っている人が、この国のトップにどれだけいるかと思うと、ほんとにお寒い話です。

　人が声をあげないと気づきません。人が繋がって声をあげていきましょう。朝鮮学校が差別されている。何とか変えていこうという連帯の、それすら知らない人たちに知らせることによって、世の中には希望があるな、一緒に負けずに頑張っていこうという意気を高めていけたらいいなと思います。がんばりましょう。

　

呉さんがマイクを持たれました。

呉さん

大阪朝鮮学校父兄代表です。

大学４年２年、中３の子どもがいます。私も大阪朝鮮学校の教師をしています。５７７回のこの行動、ありがたいです。

末っ子が高校１年生ですが、変わらないままここにいるのが悲しいです。私立も無償化になり、私たちが税金払っても何も変わらない。高校でも奨学金借りて、大学でも借りて。親も頑張ってる。この日本で朝鮮語を習って朝鮮語を学ぶためにウリハッキョを選んでいる人達います。

日本がアジア、世界をめざす国になっていくのか、問われていると思います。よろしくお願いします。


歌　「声よ集まれ　歌となれ」

シュプレヒコール

子どもたちの学ぶ権利を保障せよ！

行政が差別するな！

朝鮮学校に高校無償化を適用せよ！

朝鮮学校に補助金を復活せよ！

みんなの力で豊かな共生社会を創ろう！



最後のアピールは大村さんです。

大村さん

府庁の皆さん、ご通行中のみなさん、今日で５７７回目となりました。

厳しい暑さの中でも朝鮮学校のこどものことを考えてほしいという思いで集まっています。
みんなの思いは一つ、朝鮮学校のこどもを差別しないでほしい。

先週、大阪朝鮮学校の各オモニ会代表の方と支援者と大阪府にこども基本法にのっとってやってほしいと要請しました。
大阪府の家庭局３人が対応していたが、オモニたちのせつせつたる訴えが胸にしみました。子どもをなぜ厳しい中でも朝鮮学校に行かせるのか、朝鮮人として生きてほしい、朝鮮学校はそういうところであると。だから朝鮮学校はいろんな不備あるが、こども基本法にのっとり子どもの人権の問題として答えていってほしいと思っています。

南大阪初級学校の夏祭りがありました。
朝鮮学校は在日朝鮮人のコミュニティの場です。学校をもりたてていきたいです。

人々の想いのつまった納涼祭です。来週もあります。ぜひ行って交流を持ってください。私もこの前、初めての友人といっしょに行きました。在日の人といっしょにビールを飲み焼肉を食べ、いろんな思いで友人は帰ったと思います。

朝鮮学校はそういう所です。あきらめないで歌を歌いましょう！

歌「勝利の日まで」

今日も洪さんが参加者の皆さんに冷たいものを差し入れて下さいました。

いつもいつもコマッスムニダ。

駐輪場での申し送りです。

納涼祭や色々なイベントが紹介されました。全部行きたいですね。来週も頑張ります。