寒い正午です。
雨の中464回目の「火曜日行動」が始まりました。
今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです。悪天候ですが、心ひとつに頑張って発信してまいりましょう。
長崎さんの第一声始まりました。
今日はあいにくの冷たい雨ですが、そんな中でも私たちは子どもたちの笑顔を守るため、今日もこの場に立ち、大阪府が打ち切った補助金の復活と相変わらず排除され続けている朝鮮高校への高校無償化を求めます。
幼保無償化については、ついに朝鮮学校にも支給が開始されました。
来月の4月17日で、この行動も十年になります。この十年で、私のプラカードの写真の子どもは幼稚園児だったのが今や高級学校に通っています。
なぜ朝鮮学校が日本にあるのかを知り、それが存在することが日本社会にとってどれほど大切であるかを知らなくてはなりません。
私の活動の原点は、生野区の保育園で民族保育の実践を始めたことです。在日の園児がたくさんいる中、歌や踊り、食事など、朝鮮韓国の文化を保育に取り入れました。子どもたちが最も実感として受け止めたのは、在日の保育士が自分の本名を名乗ったことでした。子どもたちはそれを嬉しそうに受け止め、自分に民族名を次々に名乗っていきました。かけがえのない自分を認められ、心に傷を負わずに育っていく在日の子どもたちと接することは日本の子どもたちにとっても大きな力となります。私の次男はサムルノリがとても好きで、今では日本の伝統楽器を演奏しています。他国の文化を愛することは自国の文化を愛することにつながっていきます。
3月20日、多くの朝鮮学校で卒業式が行われました。参加するたびに、子どもたちが自分の受けてきた教育に誇りを持っていることがわかります。財政が苦しい中、大きな力で学校を支えてきた保護者たち、情熱を持って取り組んできた先生方、地域の在日同胞、それから日本人支援者、これらの人々に愛されることで、子どもたちは自分に価値があることを理解し、自分が何物であるかを知り、人の痛みに共感し、助けることができるようになっていきます。
朝鮮学校の子どもたちに加えられた十年間の理不尽さ! 大阪府は長い間人権の行政をおこなってきました。障害を持っていても生きていける制度、部落差別への取り組み…。
しかし、十年前に維新が登場してきた時から現場を次々と切り捨てていきました。
大阪府庁の職員の皆さん、これは公務員の尊厳をないがしろにしていることでもあります。
今日のアピールのトップバッターは古賀さんです。
☆古賀さん
日朝市民連合の古賀といいます。私は十数年前までは、朝鮮学校への補助金の増額を求めて大阪府と交渉する係でした。その頃は大阪府は補助金を出していました。しかも毎年増額していたのです。
しかし、十年前、維新が大阪の政治を牛耳ってからはすべて打ち切られていきました。補助金は正当に議会を通じて出されていたものです。それを打ち切った現在の方が不当です。
私は3月11日に東京の文科省前で金曜日行動に参加し、連帯のアピールをしてきました。そこには30人ほどの方々が集まっていました。今や全国各地でこのような運動があります。大阪府の教育は差別だ、と全国で言われているのです。日本は差別的な教育をしていると国連から何度も指摘されています。
差別があると日本人も幸せではありません。
吉村知事、府議会議員、大阪府職員の皆さん、私たちはこれからもがんばります。
☆中山さん
私は東成区に住む日本人です。先日、中大阪朝鮮初級学校の最後のイベントに参加してきました。子どもたち、卒業生たち、高齢者の方々、日本人も多数参加していました。
中大阪は生野初級学校に統合されるのです。
日本の学校も子どもの数が減るなどして統廃合が進んでいます。しかし、朝鮮学校の統廃合は、補助金がストップして財政が苦しくなったからです。
日本政府は高校無償化を適用し、大阪市・大阪府は補助金を復活させるべきです。私も力の限り闘っていこうと思っています。
☆竹内さん
富田林の竹内です。私がここに来るのは、元気をもらえるからです。
富田林には「片言韓国語講座」というのがあり、私はそこで2年間、毎月2回通って勉強をしています。韓国・朝鮮の言葉・文化を習っています。上にベテランのクラスがあって、それは通訳のできるレベルです。私の目標は韓国語で、この場でアピールすることです。いろんな国の言葉を勉強することはためになります。
よろしくお願いいたします。
オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が響き渡っています。
☆東大阪初級学校のオモニの皆さん
歌とシュプレヒコール
『声よ集まれ、歌となれ』
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!
・朝鮮学校への補助金を復活せよ!
・行政が差別するな!
宋さんが久々のアピールです。
☆オモニ
大阪府の皆さん、
3月には朝鮮高校、中級、初級学校の卒業式が次々にありました。私が初級学校の卒業式に参加して思ったことは、子どもたちの将来が幅広いことでした。世界に羽ばたく大きな夢を語ってくれる子もいました。
昨日は幼稚班の卒園式でした。
朝鮮学区への差別で子どもながらに傷ついてきたと思いますが、みなさんの権利闘争のおかげで、令和3年度の子どもから月々の給付金がもらえることになりました。何年もの間の闘争の成果です。すべての大阪府の学校が施策を共有できるようになるまで一緒に闘っていきたいと思います。
一生懸命聞き取りをされている木村さん!
大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」❣️❣️
☆大村さん
今日で464回となりました。
今日は2つのことを言いたいと思います。
まずは、先日、城北朝鮮学校で27回目の給食を実施したことです。
知り合いに朝鮮学校での給食を作ろうと呼びかけると「朝鮮学校には給食はないの?」と聞かれました。そうです。朝鮮学校には給食もなければ保健室もありません。学校保健法や給食法があるにもかかわらず。だから、子どもたちは毎日お弁当を持っていかなければなりません。月に1度、オモニたちが給食を作ってくれますが、私たちもせめて学期に1回したいと思って始めました。先日はコロナ禍でしたが、12人が駆けつけてくれました。
日本の学校では当たり前にあるものが朝鮮学校にはないのです。あるべきものがない。それは駆けつけて初めてわかることです。
たった学期に1回しかしていないのに子どもらに「コマッスムニダ」と言われるのは、胸が痛みます。
次に、城北での卒業式についてです。
今年は4人が卒業していきました。保護者・教職員に見守られ、校長先生が6年間の思い出を述べられました。朝鮮学校での教育で育ってきた誇らしい姿を見て、朝鮮学校を絶対になくしてはいけないと、心に刻みました。
『勝利のその日まで』
みなさん、諦めないでがんばりましょう!
今夜は大阪第4初級の創立75周年を祝って八戸の里の東大阪文化創造館にてコラボ公演が行われます。
雨の中464回目の「火曜日行動」が始まりました。
今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです。悪天候ですが、心ひとつに頑張って発信してまいりましょう。
長崎さんの第一声始まりました。
今日はあいにくの冷たい雨ですが、そんな中でも私たちは子どもたちの笑顔を守るため、今日もこの場に立ち、大阪府が打ち切った補助金の復活と相変わらず排除され続けている朝鮮高校への高校無償化を求めます。
幼保無償化については、ついに朝鮮学校にも支給が開始されました。
来月の4月17日で、この行動も十年になります。この十年で、私のプラカードの写真の子どもは幼稚園児だったのが今や高級学校に通っています。
なぜ朝鮮学校が日本にあるのかを知り、それが存在することが日本社会にとってどれほど大切であるかを知らなくてはなりません。
私の活動の原点は、生野区の保育園で民族保育の実践を始めたことです。在日の園児がたくさんいる中、歌や踊り、食事など、朝鮮韓国の文化を保育に取り入れました。子どもたちが最も実感として受け止めたのは、在日の保育士が自分の本名を名乗ったことでした。子どもたちはそれを嬉しそうに受け止め、自分に民族名を次々に名乗っていきました。かけがえのない自分を認められ、心に傷を負わずに育っていく在日の子どもたちと接することは日本の子どもたちにとっても大きな力となります。私の次男はサムルノリがとても好きで、今では日本の伝統楽器を演奏しています。他国の文化を愛することは自国の文化を愛することにつながっていきます。
3月20日、多くの朝鮮学校で卒業式が行われました。参加するたびに、子どもたちが自分の受けてきた教育に誇りを持っていることがわかります。財政が苦しい中、大きな力で学校を支えてきた保護者たち、情熱を持って取り組んできた先生方、地域の在日同胞、それから日本人支援者、これらの人々に愛されることで、子どもたちは自分に価値があることを理解し、自分が何物であるかを知り、人の痛みに共感し、助けることができるようになっていきます。
朝鮮学校の子どもたちに加えられた十年間の理不尽さ! 大阪府は長い間人権の行政をおこなってきました。障害を持っていても生きていける制度、部落差別への取り組み…。
しかし、十年前に維新が登場してきた時から現場を次々と切り捨てていきました。
大阪府庁の職員の皆さん、これは公務員の尊厳をないがしろにしていることでもあります。
火曜日バンドは不滅です❣️
今日のアピールのトップバッターは古賀さんです。
☆古賀さん
日朝市民連合の古賀といいます。私は十数年前までは、朝鮮学校への補助金の増額を求めて大阪府と交渉する係でした。その頃は大阪府は補助金を出していました。しかも毎年増額していたのです。
しかし、十年前、維新が大阪の政治を牛耳ってからはすべて打ち切られていきました。補助金は正当に議会を通じて出されていたものです。それを打ち切った現在の方が不当です。
私は3月11日に東京の文科省前で金曜日行動に参加し、連帯のアピールをしてきました。そこには30人ほどの方々が集まっていました。今や全国各地でこのような運動があります。大阪府の教育は差別だ、と全国で言われているのです。日本は差別的な教育をしていると国連から何度も指摘されています。
差別があると日本人も幸せではありません。
吉村知事、府議会議員、大阪府職員の皆さん、私たちはこれからもがんばります。
☆中山さん
私は東成区に住む日本人です。先日、中大阪朝鮮初級学校の最後のイベントに参加してきました。子どもたち、卒業生たち、高齢者の方々、日本人も多数参加していました。
中大阪は生野初級学校に統合されるのです。
日本の学校も子どもの数が減るなどして統廃合が進んでいます。しかし、朝鮮学校の統廃合は、補助金がストップして財政が苦しくなったからです。
日本政府は高校無償化を適用し、大阪市・大阪府は補助金を復活させるべきです。私も力の限り闘っていこうと思っています。
☆竹内さん
富田林の竹内です。私がここに来るのは、元気をもらえるからです。
富田林には「片言韓国語講座」というのがあり、私はそこで2年間、毎月2回通って勉強をしています。韓国・朝鮮の言葉・文化を習っています。上にベテランのクラスがあって、それは通訳のできるレベルです。私の目標は韓国語で、この場でアピールすることです。いろんな国の言葉を勉強することはためになります。
よろしくお願いいたします。
オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が響き渡っています。
☆東大阪初級学校のオモニの皆さん
歌とシュプレヒコール
『声よ集まれ、歌となれ』
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!
・朝鮮学校への補助金を復活せよ!
・行政が差別するな!
宋さんが久々のアピールです。
☆オモニ
大阪府の皆さん、
3月には朝鮮高校、中級、初級学校の卒業式が次々にありました。私が初級学校の卒業式に参加して思ったことは、子どもたちの将来が幅広いことでした。世界に羽ばたく大きな夢を語ってくれる子もいました。
昨日は幼稚班の卒園式でした。
朝鮮学区への差別で子どもながらに傷ついてきたと思いますが、みなさんの権利闘争のおかげで、令和3年度の子どもから月々の給付金がもらえることになりました。何年もの間の闘争の成果です。すべての大阪府の学校が施策を共有できるようになるまで一緒に闘っていきたいと思います。
一生懸命聞き取りをされている木村さん!
大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」❣️❣️
☆大村さん
今日で464回となりました。
今日は2つのことを言いたいと思います。
まずは、先日、城北朝鮮学校で27回目の給食を実施したことです。
知り合いに朝鮮学校での給食を作ろうと呼びかけると「朝鮮学校には給食はないの?」と聞かれました。そうです。朝鮮学校には給食もなければ保健室もありません。学校保健法や給食法があるにもかかわらず。だから、子どもたちは毎日お弁当を持っていかなければなりません。月に1度、オモニたちが給食を作ってくれますが、私たちもせめて学期に1回したいと思って始めました。先日はコロナ禍でしたが、12人が駆けつけてくれました。
日本の学校では当たり前にあるものが朝鮮学校にはないのです。あるべきものがない。それは駆けつけて初めてわかることです。
たった学期に1回しかしていないのに子どもらに「コマッスムニダ」と言われるのは、胸が痛みます。
次に、城北での卒業式についてです。
今年は4人が卒業していきました。保護者・教職員に見守られ、校長先生が6年間の思い出を述べられました。朝鮮学校での教育で育ってきた誇らしい姿を見て、朝鮮学校を絶対になくしてはいけないと、心に刻みました。
『勝利のその日まで』
みなさん、諦めないでがんばりましょう!
駐輪場での申し送りです。
今夜は大阪第4初級の創立75周年を祝って八戸の里の東大阪文化創造館にてコラボ公演が行われます。