ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

3月15日、463回目の「火曜日行動」です。

2022-03-15 17:36:00 | 火曜日














春のような陽気です。463回目の「火曜日行動」始まりました。今日のレポーターは、ハルモニ会の平田さん、写真撮影は松尾さんです。








長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

こんにちわ 今日はいっぺんに春が来て、夏を思わせるような暖かさになりました。

今日も、朝鮮学校で学ぶ子ども達が夢と希望をもって大きくなっていってほしい、そのためにも大阪府が長年支給してきた朝鮮学校への補助金の復活、高校無償化の適用、すべての幼保の無償化が行われるよう、この場に立って訴えています。

大人が子どもを差別しない、ほんとにシンプルなことです。どの国に生まれても、その国の文化や言葉を学ぶ権利が保障される、これも当り前のことです。

この当り前のことを、私達はこうやって10年にわたって訴え続けていますが、まだ実現していません。子ども達にとってこれが当たり前になる社会、これは日本人の問題であり、日本社会の1人1人の問題だと訴えます。

3月は卒業式のシーズンです。朝鮮学校でも先日、大阪朝高、中級学校の卒業式が行われました。卒業式に行く度、卒業生が学校や両親に対して贈る感謝の言葉がむねをうちます。

自分が朝鮮半島にルーツを持つと言うのをはばかるような、否定するような言動があふれているこの社会のなかで、朝鮮学校では子ども達がありのまま認められて、ありのままの自分でいいんだと思えるのです。
自分のおじいさん、おばあさんがどうして日本の中で暮らすようになったのか、そして両親が深い愛情をもって育て、困難な中でも朝鮮学校に送ってくれたのか、感謝の言葉が子ども達の口から出てきます。

私がこの生野で朝鮮学校を支える会を作った原点は、保育園での体験です。生野区の平和保育園という、在籍の約70%が在日の子どもというところで保育士をしてきました。
子ども達が自分のルーツを知り、ほこりに思うようなそんな取り組みをしたいという声が上がり、在日の保育士と共にまずあいさつから取り組みました。

在日の保育士さんが初めて子ども達の前で本名を名乗り、本名で呼んでねと言った時、子どもが嬉しそうに「先生も朝鮮人なん、私も朝鮮人なんだよ」と言ったことが忘れられません。
このようにして育った子ども達と出会った日本人の子どもも、一緒に生きることで自分自身も他者を認めていこうとする力になります。

大阪が全国に先がけて補助金をを出してきたのは、在日が多く暮らす自治体として共に暮らす大切さを認めていたからではないでしょうか。

それが維新の橋下さんが知事になったとき打ち切られて、もう10年になります。大阪府は、大阪府のほこりを取り戻すためにも補助金の再開に早く取り組んでください。府民として、一緒に生きる人間として大阪府の課題と考えて一日も早い解決を共にめざしましょう。




















火曜日バンドは不滅です❣️



















アピールのトップバッターは大野さんです。

大野さん

大阪はね、在日朝鮮人に対して差別がひどい。なぜここまでやるのかという、私なりに理解し考えてはいますが。敵愾心を煽ってですね、日本国民、大阪府民に対しても攻撃を強めています。そんなことは決して許されないことです。

今、戦争が始まっています。戦争は絶対ダメです。殺し合うことはこれまでもあって、常にアメリカが介入して、残虐なことが報道されたことがありました。今の報道はね、同じ報道を何十回もするという、ちょっと懐疑的な報道があると思います。それだけ見て判断するのはどうかなというのもあります。

アメリカはベトナム戦争であれだけ人を殺して、そして多くの国がベトナム戦争に参加しているんです。韓国も。しかし、日本は参加しなかった。出来なかった。日本は安保条約、自民党政権のもとでもできなかった。

憲法ですね。きいつけないかんのは自民の動きです。憲法を変えると言い出しています。

重要な問題は、労働組合を味方につけると堂々と言っていることです。私は労働組合の出身で、これは見過ごせない。

ウクライナを取り巻く戦争についてもです。吉村知事はコメントを一切しない、エライと思います。橋下さんは毎日のようにテレビに出て、戦争について何でもかんでもコメントする。無視していきましょう。

吉村知事、一つ欠けているのは在日の子ども達に対する支援です。なぜかたくなに差別するのか。根本的な問題です。解決しないと日本の平和、世界の平和もありえないと申し上げておきます。



































チョン青年のアピールです。

初めまして。
在日青年同盟のチョンと申します。私は今年、29歳になります。

先日、朝高に通う子供たちが卒業式を迎えました。自分が関わる地域の子ども達の姿を見てきました。僕が18歳、高3の時に高校無償化と朝鮮学校だけが除外されるということが起こりました。僕は高校3年生であまり深く考えることができませんでした。

その当時、知事である方が学校にいらっしゃって、一緒にラグビーをして、サッカーをして”何も問題ない”という感じで仲良くなったとそう思っていました。その直後に高校無償化除外という、本当にひどい仕打ちを受けました。

僕は大学に進学して東京で学び、金曜行動など色々闘争を行ってきました。しかし、まだ変わらない状況です。卒業して11年が立ち、この間権利が認められず、悲しい気持ちにもなりますが、今後も抗して活動していきたいと思っています。
私事ではありますが、学友が結婚することになりました。1人は医者、1人は弁護士と日本社会の発展のためにとこころざしをもって学んできた子たちです。

こうした子たちのためにも除外はおかしいと思います。日本が嫌いで活動しておりません。
より良い日本社会を作るためです。早く高校無償化が実現するよう、日本と朝鮮の国交、有意義な発展のために頑張ろうと思います。






















若いオモニのアピールとシュプレヒコールと全員で合唱は「声よ集まれ 歌となれ」❣️

オモニ

おつかれさまです。私は大阪朝鮮第4初級に子どもを通わせている親です。
幼保無償化の新たな支援策に採用されたことを大変うれしく思っています。

ぜひとも大阪府全体で幼保無償化を採用してくださることを強く求めます。大阪朝鮮第4初級は今年、75周年を迎えました。来週火曜日、22日に公演を予定しています。子ども達が元気にリハーサルをしています。大阪府庁の皆様、子ども達の元気な姿、明るい未来を背負っている子ども達の姿をぜひ見に来てください。沢山の日本の方々に見に来ていただけるようよろしくお願いします。

*子ども達の学ぶ権利を保障せよ!

*朝鮮学校の子ども達を差別するな!

*朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!

*朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!

*行政が差別するな!


























































大村さんのアピールです。

大村さん

こんにちわ  今日で463回目になります。

3月13日は大阪大空襲があった日で、被害が一番大きかった日です。色々な方が証言しています。先日3月13日、朝鮮人の被害者の追悼集会がありました。2回目です。

当時、大阪では大阪の人口の1割が朝鮮人だったと推定されています。植民地支配下で日本にやって来ざるを得なかった人々や強制連行されてきた人々です。大阪空襲の被害者は1万5千人と言われていますが、その1割1200人以上の朝鮮人の方が亡くなったと推定されています。国や自治体が調査せず明らかになっていません。

日本名のまま記載されていて、本名での記載を求める動きもあります。聞き取り調査などで、ピースおおさかには177名の方が本名で記載されています。

こうした歴史を知る必要があると思います。13日の集会に当時12歳だった方が来られて証言されました。その方が、ずっと日本名で来たが、本名をつかったら楽に生きられるようになったとおっしゃっていました。それを聞いて朝鮮学校の子ども達の姿が思い出されました。


















最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」‼️














駐輪場での申し送りです。



















来る3月22日、大阪朝鮮第4初級学校の創立75周年イベントが行われます。皆さん是非お越しください。金剛山歌劇団とのコラボで行います。





火曜日バンドの木村さんがまたまた美味しいみかんを沢山持ってきて下さいました。






火曜日行動終了後、大阪府交渉に有志で参席し、3時間15分お話を聞きました。大阪府が先頭に立って民族差別、民族教育差別を平然とおこなってきたことを全身で感じ身震いしました。来週も頑張ります。勝利のその日まで!

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