ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月9日、384回目の「火曜日行動」です。

2020-06-09 18:46:00 | 火曜日
真夏のような暑さの中、384回目の「火曜日行動」が行われました。
















横道さんがのぼりをセッティングされていました。早くから、、、頭が下がります。











今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。










写真撮影は年齢不詳の松尾さんです^_^今日も心を1つにして発信してまいりましょう^_^










長崎由美子さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

今週も社会的距離はとりつつ、心は結びあって声を上げていきたいと思います。

コロナのために学校は休校になり、店は休業になりました。解除されたからと言ってすぐに元には戻らず大きな打撃を受けたままのところもたくさんあります。
皆様のところには定額給付金はもう届きましたか? 我が家にはアベノマスクもまだ届いていません。最も困っているところになぜこんなに遅いのでしょうか。

コロナ対策の中では差別事件も起きました。さいたま市では朝鮮学校の幼稚園にだけマスクが配布されず、多くの人たちの怒りの声でその方針は撤回されたのですが、それが差別だったということは認識されていないままです。

オンラインの学びで困窮している学生への支援が始まりました。しかし。これも朝鮮大学校は排除されました。また、外国人学生には成績優秀者であることという、日本人学生にはない制限も課せられました。こちらに関しては各大学ごとの判断に任せるということにはなりましたが、朝鮮大学校は排除されたままです。

高校無償化が実現して10年になりますが、今に至るまで適用されていません。幼保無償化からの除外と併せて、幼稚園から大学まですべて排除されてしまいました。


朝鮮学校の出身の子どもたちは社会の様々な分野で活躍し、税金もちゃんと納めています。なのに、朝鮮学校というだけで差別されています。
コロナ問題で差別が明白になっています。保護されている人とされていない人との差が激しくなっています。生活保護は今後も増加していくでしょう。

昨年は人口の減少率が戦後最大になりました。安心して子どもを産み育てられる社会ではないということです。人間が人間らしく希望を持って行けるような社会にならねばるように、朝鮮学校の子どもたちの権利はその流れの一環です。

吉村知事は今テレビに出るのが忙しく府庁にいらっしゃるのかわかりませんが、2000円の図書券を朝鮮学校の生徒にも差別せず配布した、その視点をぜひ広げてほしいと思います。


























今日は東大阪地域のオモニたちや同胞の方々が大勢来ていらっしゃいます^_^









火曜バンドは不滅です❗️



































高己蓮さんが久しぶりにマイクを持ちました。

☆オモニ

朝鮮学校に子どもを通わせているオモニです。

最近ニュースで、米国で黒人男性の暴行に抗議するデモが広がっていますが、昨日のテレビでアナウンサーが「日本には差別はない」という発言をしました。それを聞いたうちの子が「オンマ、この人、日本に差別はないと言ってるけど、この人大丈夫?」と感想を言い、私は「この人は何にも知らんのよ」と言っておきました。

知らないと言えば、リバティおおさかが5月いっぱいで閉館になってしまいました。私自身大阪に住んでいながら、閉館前に初めて行ってみたのですが、在日の問題だけではなく、様々な差別の問題を丁寧に扱っている施設でした。

私たちは自分の子どものためにこの場所に立って訴えているのですが、日本の皆さんは自分の子どもをどんなふうに育てたいですか。
教科書では個人のしあわせを、人権を大事にすると書かれているのに、誰が上で誰が下とか、ヘイトな言葉がずっとあふれています。

私たちは、私たちの権利を獲得することで人権を大切にする社会を目指していきたいと思っています。一緒に想像力を働かせてください。
















若者代表の鄭さんもマイクを持ちました。

☆青年

青年同盟の代表としてアピールします。

ぼくは民族教育を終えて3年、朝鮮高校を卒業して7年になります。無償化の適応はなされないまま、先日さいたま市で朝鮮学校の幼稚園に対してだけマスクが配布されないという差別がありました。

あの3月の時には子どもの命の危険があると言われていたのに。これは子どもの命を奪おうという政策ではないでしょうか。

4・24の時からずっと差別されてきました。ぼくらの闘争心は年を経てなくなることはありません。人間として生きられる権利を得るため、ずっとずっと闘い続けます。




























森本さんもアピールです。歌も歌ってくださいました。

☆森本さん

オモニたちがこうして並んでいる前を通ると、うれしくて、元気が最高になります。

この間、悲しいこともうれしいこともありましたが、先日うれしかったのは、関西生コン支部組合の委員長らが630日ぶりに釈放されたことでした。関生の組合員は正当な組合活動をやっていただけなのに89人が逮捕されました。

奈良では6人が関生の組合員と言うだけで逮捕されました。そこで、先週土曜日に関生を支援する奈良の会が結成されました。また、これまで何も知らなかった人たちとつながっていくために、短歌を作りました。

「苦しんでいる人 暴力食らう人 ぼくのあなたの隣にいる人」

また、このことを知ってもらいたいと思って、「連帯」挨拶代わりにしたいと思って、歌とメロディーを作りました。

れんれんれんれん れんれんれんれん 連帯!
ぼくらの仲間 連帯!
あなたの仲間 連帯! 
朝の挨拶 連帯!
夕べの挨拶 連帯!
会えばいつでも 連帯!
れんれんれんれん れんれんれんれん 連帯!
(一部抜粋)



















大村さんもマイクを持たれました。

☆大村さん

今日も暑いですね。今日の朝日新聞の「声」の欄のトップに「中国よ民主主義国に」という投書が掲載されていました。香港のことで、中国政府に民主主義的な対応を求めるという内容でしたが、私はこれを読んで、日本は、はたして民主主主義的なのかと思いました。


沖縄の県議選では与党の議員が過半数を占めました。幾度もの県民投票からしても、沖縄の民意は辺野古新基地建設に反対しています。にもかかわらず、計画を十数年以上もかかるものに変更してまで建設を強行しようとしています。これでも日本は民主国家といえるのでしょうか。

今コロナでモリ・カケ・桜の問題も、黒川氏の問題も後回しにされています。自分たちの都合で私たちの権利が脅かされていることには、よそ事のようです。

他の国に言いたいことはあるかもしれませんが、まずその言葉を自分の自分の国に向けなければなりません。

今朝の新聞には、群馬県の郵便局で不要なアベノマスクを集めて子どもたちのために使おうと回収箱を置いていたら、それが撤去させられたという記事が載っていました。こんなことにまで圧力がかかるとはびっくりです。

さいたま市では朝鮮学校の幼稚園だけマスクを配布しないという差別がありましたが、千葉では朝鮮学校に食料品とマスクが知事の手紙を添えて届けられました。しかも手紙の最後は朝鮮語で励ましの言葉が書かれていました。自治体の長でもこれほどまでの違いがあります。

給付金はホームレスや無国籍者には住所がないから届かないと言われていましたが、ボランティアの人が手を尽くして受け取れるようにしたところもあります。

テレビでは「10万円支給されたらどうしますか」というような番組をやっていましたが、中には「明日からのお米を買う」という意見もあり、思わず泣けてきました。

先日横田滋さんが亡くなられました。安倍首相は「安倍政権の下でなんとしても解決してみせる」と言っていますが、全く進んでいないのは対話をしないからです。

生前、横田さんは安倍首相が対話をしないことを批判し、朝鮮学校の無償化は拉致問題とは別の問題だと述べ、朝鮮学校に無償化を適用すべきだと言っていました。

こうしたことをもう一度考えていきたいものです。



















アボジ代表の熱いアピールです。

☆アボジ

私は在日コリアンの一人です。
大阪府庁の皆さん、あなたたちはなぜ大阪府の職員になったのでしょうか。公僕として大阪府民の権利を守るためではないでしょうか。

私たちの学生は反日教育は受けていません。

在日米軍への「思いやり予算」がそんなにあるなら、補助金を復活させるべきでしょう。

この問題は政治を絡ませる問題ではありません。このままでは日本の子どもたちがコリアンに対するよくない思いを抱いたまま成長していくことになります。

府庁の皆さん、よくよく考えてください。













東大阪地域のオモニたちのアピールと歌とシュプレヒコールです。まずは高さんのアピールです。

☆オモニ

二人の子どもたちを朝鮮学校に通わせています。6月から通常登校が始まり、子どもたちもうれしそうです。しかし、コロナのせいで学校が緊迫した厳しい状況になっています。今のしかかっているのは生活費です。

2020年度から大阪府では給食費も無償になりましたが、私たちはずっとお弁当を作っています。材料費も負担になっています。こんな差があっていいのでしょうか。私たちは普通に生活し、税金を納めています。なぜ私たちの子どもに公的支援がなされないのでしょうか。

今、米国で差別問題が噴出しています。差別はいつになったらなくなるのでしょうか。日本がトップをきってやってほしいと思います。

私の勤めている企業では毎年人権の研修が行われています。

コロナのせいで学校はどうなるのでしょうか。補助金を支給してほしいのです。これはお願いではなく要請です。税金を無駄な使い道にではなく有効に使ってください。

私は民族教育を受けてきました。それを受け継いでいきたい。

補助金支給や幼保無償化も大阪モデルにしてほしいのです。

☆歌とシュプレヒコール
 
『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!
・朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ!
・行政は朝鮮学校を差別するな!
・子どもたちに学ぶ権利を保障せよ!





































最後の歌は我が歌舞団の歌姫が今週も音頭をとってくれました。百人力です❗️




歌は勿論金和美さん作曲の「勝利のその日まで」❗️




























いつものように駐輪場での申し送りです。






















国際部長が府庁内ロビー活動でコロナ騒動で大変な時期に朝鮮学校や在日コリアンに対する差別を継続して行っていることに対し抗議して訂正するよう要請した旨伝えてくださいました。カンボムスクさんも一緒に行かれました。来週も頑張ろうと誓い合って解散しました。





私は大阪城公園内を歩いて帰りました。



































































我が家の紫陽花があたたかく迎えてくれましたが、あまりにも暑かったからか、バタンキユーでした。1時間ほど休んで動き始めました。としですかねぇ〜笑笑





コメント
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