ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

ウリ民族フォーラム 2016 in大阪

2016-09-11 23:42:30 | イベント
9月11日、大阪朝鮮文化会館と高級学校運動場に於いて、1万人の参加する大イベントが行われました。今日は写真だけですが、雰囲気だけでも味わってくださいね。



東成支部の準備してくださったバスに乗ったら8時45分ぐらいに到着しました。

赤いユニフォームを着た青商会関係者たちが朝早くから準備に余念がありませんでした、本当にご苦労様です。




子どもたちのための大きな滑り台。




ビニールプールまで幾つも、、、





東成の売店は入り口からすぐでした。





一部「ウリ民族フォーラム」

第1節 演劇「大阪KYC喜劇」









パネルディスカッション―民族教育の現状と課題について。司会者とパネラーの皆さん。













民族フォーラムで我が大阪文学部の秦勝元さんの詩がアニメ付きで紹介されました。アニメは大阪青商会の方々が作ってくださったそうです。


「思う存分召し上がれ」 

            秦勝元

オモニ オソオセヨ
今日は あなたの 祭祀の日ですよ。

最近 あの言葉を 思い出します
あなたの言った あの言葉です

照り付けるような 夏の暑い日
背中いっぱいの 荷物を 背負い
鉄道は勿論 バスさえ通らぬ 
山奥の農村を 行商に歩いた時

小さなお店で お昼にと
アンパンを買って 食べましたね
乾いたのどに つまった パンを
裏の井戸水を貰い 流し込んで
息が詰まり 死ぬかと思ったと
笑いながら 話してましたね

牛乳飲んだら いいのにと 言う 私に
「とんでもない、もったいない」
驚いた様な大きな眼 忘れられません
そして、こう言ったのです
「この牛乳が 机になり 椅子に なるんだ」と
幼かった私には 理解できませんでした
入学式の日 真新しい机と椅子に 喜んだ時も
まだ 解りませんでした


あなたの あの牛乳が
言葉を教えてくれ
誇りを授けてくれ
生き甲斐を与えてくれたと
知った時は 既に旅立たれた後でした

オモニ
あなたの 学校は 今も 健在ですよ
あなたの 学校は これからも 健在ですよ
たくさんの子供達が育ち 羽ばたいて行きましたよ
自慢の息子は 40年勤め上げましたよ 教師として 
可愛い孫たちも 頑張ってますよ 新しい担い手として
ひ孫達の声が聞こえるでしょう
アヤ、オヨと 学ぶ声が

だから
もう、我慢しなくて 良いんですよ
牛乳でも お酒でも
思う存分 召し上がれ

今日は あなたの チェサの日ですから


オモニ  = 母
オソオセヨ= いらっしゃい
チェサ  = 祭祀
アヤ、オヨ= 日本語でいう、あいうえお







一部が終わり休憩時間です、懐かしい方にお会いしました。





お互い歳をとりましたが、30年ほど前に文通していた方です。今は英雄と呼ばれていますが、本当に謙虚でコツコツ積み重ねて仕事をされる方です。若かりし頃、町田で「朗読の会」を主宰されていた頃、私の作品「山ツツジ」をテキストに選んで下さりお手紙をくださった時から交流が始まりました。



第2章 「同胞社会ターンオーバー!」











最後は金昌文会長のまとめでした。

感謝感謝のご挨拶。






プレートが愛知に移りました。



「1万人の同胞フェスタ」の始まりです。




出番を待つ低学年の子どもたち






















高学年の舞踊


















園児たちの合唱
















歌舞団登場!





舞踊


























スーパーヒーローキムスンラ登場
















中大阪ロックバンド「ノリオッ」登場







いつも後ろで見えない娘(笑)

















朝高生美術部が主宰した同胞参加型アート











抽選会







最後、青商会の決意表明












帰り道、孫を駐車場まで送る道すがらあまりにも予告なく会いたかった教え子に抱擁されました。彼は中2の時、私のクラスの委員長でした。クラスが荒れ苦労をかけました。18年ぶりの再会です。二人目の子どもさんも12月に生まれるそうです。

彼の妻は何と、若い時代本部会館で一緒に活動していつも助けてもらった後輩の幸子さんのお子さんでした。感無量でした。本当に良い日です。




後半は孫と過ごしたので会いたかった方々とご挨拶もできず失礼しました。

青商会の皆さんの力強い姿に感動感動の1日でした。どんな逆境が待っていても若者たちを信じ歩いて行きます。息子が教員をしながらも、青商会の一員として頑張ってきたことが誇らしい!次女は初級部の歌の指導をし、長女は舞台の後ろでキーボドを奏で、孫たちが全員晴れの舞台で歌い踊っている。私は夫と共に目を細めてその姿を見る!本当に満ち足りた一日でした。

〈写真の1部は、いろんな方のFbから許可を得て拝借しました。コマッスムニダ)











コメント
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