アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

レモンの木

2006年12月08日 | Arizona


この時期、アリゾナではレモン、オレンジ、グレープフルーツが町中に溢れています。そうです、柑橘系の木がサボテンや椰子の木と並んで街路樹として、そして家々の庭に植わっているのです。うちはマンションなので庭には縁がなく、もっぱら美味しいそうに生った他の家の果実を眺めているだけ。。。(ちなみに私の狙いは断然レモン!)それなら街路樹の果実をとっちゃえばいいじゃん!って思うかもしれませんが、食用として植えてあるわけではないので、人体に害のある農薬等が散布されている危険もあり、滅多やたらと取れないんですよね。。。

毎日眺めていると見えてきます。いいレモンとそうでないレモンの違いが。いいレモンは夏にしっかり水を撒いてもらっているのでぷっくり膨れてつやつや~っといかにもみずみずしい雰囲気をかもし出していますが、水不足のレモンは肌がごつごつしてて、なんとなくまずそう。

道路にレモンの木が面しているお宅も結構あり、こっそり頂いちゃおうと思ったことも何度か。。。でも不法侵入で銃で撃たれて日本のニュースにも流れてしまうかもと思いとどまりました。大げさじゃなかったりするんですよね、この国では。

そこで今日、狙いを定めた家のドアを大胆にもノックしてみました。出てきた優しそうなおば様はなんと電話中。キャー。自己紹介しなくちゃ・・・でも簡潔に用件を・・・としどろもどろになってしまったけれど「いいわよ。好きなだけ(←私にはこう聞こえた)持って行って」意外とあっさりOKでました。

しっかりリュックまで持参したので大きなレモンを16個も頂いちゃいました~。家に持って帰って、彼にはそんなに必要なの?って言われたけれど、いいの!欲しいの!無農薬だから皮まで安心して使えてるのでホントに嬉しい♪(アメリカのフルーツはワックスが塗られているので恐ろしくて皮なんて食べれません。)

来週あたり頂いたレモンでレモンパイを作り、このお宅へ持っていく。そうするときっと、「あら~ありがとう。悪いわね。もっと持って行く?」ってことになるはず。私のイジキタナイ心も、言葉の壁で見透かされないと見込んでの計画です。ふっふっふ。