約ひと月ぶりの筏の釣行です。
朝はめっきり寒くなって、防寒着を着て筏に渡りました。
いつも通りダンゴを3個打って仕掛けの準備をして、釣りの開始です。
オキアミをつけると瞬殺、コーンとサナギは取られたり残ってきたりという状態です。
でも、アタリがほとんどなく付け餌を取られるので、仕掛けを回収するか粘るか、判断に悩む釣りです。
宙切りを試すとアイゴがかかり、底はアタリもなく餌をかすみ取られます。
ダンゴを打ち返すこと一時間半、ようやくオキアミで穂先がアタリを捉えました。
勢いよくアワセを入れて魚を掛けると、
上がってきたのは34センチのチヌでした。
4か月ぶりのチヌです。
早い時間に本命のチヌが釣れると、気持ちが楽になります。
追いダンゴを打って、チヌをスカリに入れて釣り座に戻り、これからチヌの時合かなと思ったら、
アタリが途絶えました・・・
そのままの状況が続き、お昼ご飯を食べて、1時間ほど昼寝をして場を休めても状況は変わりません。
それまでは釣り糸を張って、ダンゴが割れたら仕掛けをなじませるスタイルだったのですが、
ダンゴが割れた瞬間に餌取りに刺し餌を気付かれ、かすみ取られてしまうのかと思い、
ダンゴが割れるのを待たずに、糸を緩めて待つ釣法に切り替えました。
でも、この釣法はボラを掛けてしまう恐れがあるので、あまり好きではないのですが。
と、穂先を引き込むようなアタリが出ました。
あわせてみたものの、掛かった魚はボラではないかと不安になります。
締め込みは強いものの、いなせば魚が浮いてきます。
これはボラではないな、チヌに違いないと確信をもってリールを巻いていくと、
銀色に黒い縞の魚体がみえました。
42センチの良型のチヌです。
気温が下がりましたが、水温はまだ高いので、引きの強いチヌでした。
ダンゴを割らない待ち釣法、的中です。
時計を見ると1時半。
早上がりの船が2時半なので、もう時間がありません。
チヌは2匹釣れたけど、ダンゴがまだたくさん残っているので、最終まで粘ることにしました。
しばらくすると、風が強くなって筏が流され、波も出てきました。
なので、3Bのオモリをつけて、餌を安定させることに。
僕は魚に違和感を与えず、微妙なアタリを取れる完全フカセ釣法が好きなのですが、
状況に合わせて仕掛けを変えることも大事です。
3時を回って、残り時間もダンゴも少なくなってきたとき、コーンを付けた仕掛けに、もぞもぞとしたアタリが出ました。
餌持ちの良いコーンを信じて待っていると、ようやく穂先を抑えるアタリが出ました。
アワセを入れると、なかなか気持ちの良い引きが竿を曲げました。
上がってきたのは、先ほどと同じ42センチのチヌでした。
オモリで餌を落ち着かせる釣法、的中です。
今日の釣果はチヌ3匹。
11月に入って陽が落ちるのがめっきり早くなりました。
納竿の時間には、すっかり陽が落ちています。
狙いの釣法が的中して、楽しい一日を過ごせました。