土曜日は雨の予報だったのですが、曇りに変わったので和歌山の筏に釣行しました。
前回は風でボウズをくらったのですが、今日は風も波も弱い釣り日和です。
ところがやっぱり、冬の海は魚の気配がありません。
それでもチヌが寄ることを信じて、オキアミとコーンとサナギをアンコにしたダンゴを打ち返しました。
魚の気配がないまま時間が過ぎ、昼からは風が強くなってきました。
背中に風を受ける向きに釣り座を移動して、お昼過ぎにようやくアタリがあって、魚を掛けることができました。
小さなベラです。
そうそう、黄色い長靴は、防寒がばっちりです。
魚を掛けたので少しは活性が上がったのかなと思いましたが、それっきりです。
3時前に見回りの船が来たら、僕の他に10人ほどいた釣り人が、全員、船に乗ってしまいました。
船頭がこれから風が強くなるけど、どうする?
と聞いてきたので、頑張りますと答えたものの、独りぼっちになってしまいました。
風がますます強くなってきます。
穂先が風であおられ、筏が風に押されて動いてしまってポイントがぼやけてしまいます。
船頭も僕一人を迎えに来るのは面倒だろうし、
やっぱり早上がりした方が良かったかと後悔です。
それでも、もくもくとダンゴを打ち返し、独りぼっちになって1時間ほどたったところで、
風と波で揺れる穂先に違和感を感じました。
半信半疑でアワセを入れると、ずっしりとした手応えです。
底へ突っ込む引きをいなし、ごつごつと首を振る手応え感じ、これはチヌだと確信しました。
いや、どうかチヌであってくれ、さもないと迷惑をかけている船頭に面目が立たない。
祈りながらリールを巻いていくと、水面に現れたには良型のチヌです。
港に戻って計ってもらったら、45センチもありました。
結果が出ることを信じて、もくもくとダンゴを打ち返した成果です。